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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

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FORTUNE ARTERIAL SS 『敷き布団と掛け布団』

※若干のエロ系有りです。



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夜明け前より瑠璃色な SS   『二人の愛とその証  第1話』

麻衣「今日はお仕事は休みなんだよね?」
ミア(以下“私”)「はい、ですから今日は家のお掃除とかをやります」

達哉さんと正式に結ばれ、私も『朝霧ミア』となって久しい。
でもそうなってもこれまでと変わらず私は達哉さんがお仕事をしている間はお隣の「トラットリア左門」で働き、お休みの日はお休みの日で家中を走り回ってお掃除を初め家事をしている。
相変わらず姫様のメイドをやっていた時の服を今でも着ている私を見て
麻衣「そういえばミアちゃん、もう別にフィーナさんのメイドじゃないんだからその格好はどうなのかな?」
私「この格好の方が動きやすいですし、気持ちも引き締まるんですよ。 “さぁ! 今日も頑張るぞ!!”みたいな感じで。 それにもし姫様が来られた時にはやはりこの格好でお世話して差し上げないといけないですし」
麻衣「ふ―――ん。 ま、言ってみればミアちゃんの戦闘服みたいなものだね」
私「別に戦ったりしないですけれど・・・」
麻衣「うふふ、言葉のあやだって」
今日も麻衣さんと楽しくお喋りしながらお家のお掃除をやっています。
そんなとある昼下がり・・・

私「あ・・・あれ?」
突然体がふらついた。
麻衣「ミアちゃん、大丈夫? 調子悪いんだったら休んでてよ」
私「は・・・はい、もう大丈夫です」
麻衣「だったらいいんだけど」
おかしいな・・・何だかこの前から体がだるいような、よくわからないような・・・。
私は先日から今まで感じたことがないような調子に襲われていた。
これまで病気らしい病気もあまりしたことがないからもしかしたら疲れが溜まったのかとも思ったけどそれとも違う感じ。
どうも最近そういった症状が頻繁に出てくるのでこのまま酷くなって皆さんにご迷惑をかけることになってはいけないと思い、思い切ってこの日の夜、さやかさんと麻衣さんに打ち明ける事にした。
因みに大学を卒業後、さやかさんが館長代理をしている博物館で働いている亭主は今日は帰宅が遅くなるとの話。

さやか「どうしたの? ミアちゃん」
私「実は・・・」
私は先日から体の調子がおかしいことから現在の体調まで一通り話をした。
さやかさんと麻衣さんは真剣に話を聞いてくれた。 そして・・・
さやか「うん、もしかして・・・これは!!」
麻衣「うんうん、もしかしたら、もしかすると・・・これは!!」
二人が物凄く真剣な顔をしてお互い見合ってうなずいている。
私「えぇ??!! 何ですか? もしかして・・・悪い病気とか??!!!」
私は半ベソ状態になっていた。
すると
さやか「あ!!大丈夫だから!! もしかしたらこれは逆に嬉しい事かもしれないけど私達もお医者さんじゃないから確信が持てないだけだから」
私「嬉しい事・・・ですか???」
麻衣「とにかく明日私がついていってあげるから一緒に病院へ行こう」
私「は・・・はい、お願いします」

「ただいまー」
私「あ、おかえりなさい 達哉さん」
達哉「お腹減った~~~。 ん?? ミア、何だか元気が無いぞ」
麻衣「あ、ミアちゃん最近ちょっと疲れ気味みたいなんでね。できたら早く寝かせてあげたいんだけど」
達哉「そっか。 体は大事にしないとな。 片付けはやっとくから早く寝ろよ」
さやか「そうそう。 早く寝て元気にならないとね」
私「・・・分かりました。 それではおやすみなさい」
私はベッドの中で二人が何を考えていたのか必死に考えてみたが考え疲れたのかいつの間にか眠ってしまっていた。

翌日、達哉さんとさやかさんを仕事へ送り出してから朝食の片付けを終えると
麻衣「ミアちゃん、行こうか」
私「はい、分かりました」
私は麻衣さんの後についていくと麻衣さんはとある病院に入っていった。
その病院とは・・・な・な・なんと“産婦人科”!!!
私「えぇ―――――――――!!!!!!????? あの・・・昨夜の“もしかして”・・・って、・・・もしかして・・・!!!???」
麻衣「そ。 たぶんミアちゃんの想像通りの“もしかして”かもよ。 さ、行くよ」
真っ赤になった私は麻衣さんに病院に引っ張り込まれた。
もっとも達哉さんと私の夜の生活を考えれば確かに思い当たるふしが無いわけじゃないんだけれど・・・・。

そこで私は色んな検査をされ そして暫く経って

先生「朝霧さん」

先生「おめでとうございます」

私「え・・・・?? あの・・・今・・・何と・・・??

先生「おめでとうございます」

私「あの・・・それ・・・本当・・・ですか???」

先生はニッコリ微笑んで
「はい。 間違いなくおめでたですよ」
次の瞬間、私は嬉しさの余りに涙が止まらなかった。

姫様、私は達哉さんとの愛の結晶を授かりました。

麻衣「ミアちゃん、おめでとう!! 早速お兄ちゃんとお姉ちゃんと左門おじさんに連絡しなきゃ!! それからお姉ちゃん経由でフィーナさんにも!!」
私は嬉し涙で顔をグチャグチャにしながら
私「・・・は・・・はい・・・そうですね」
私は麻衣さんの携帯電話でさやかさんに電話を入れた。


Another view 穂積さやか

今日の私は朝から落ち着かなかった。
もちろんミアちゃんの件である。
溜息をつきながら部屋の中をウロウロと行ったり来たり。
さやか(以下“私”)「ふう・・・」
カレン「どうしたの? 今日はずっと朝からそんな調子で溜息ばかりだけど?」
私「ううん・・・。 ちょっと・・・ね」
ピロリロリン・・・私の携帯が鳴った。麻衣ちゃんからだ。
私は“待ってました!!”とばかりに取る。
私「もしもし!! どうだった??」
ミア「うっうっうっ・・・さやか・・・さん・・・私・・・私・・・」
電話のさらに向こうから麻衣ちゃんの「がんばって!! ミアちゃん!!」って声も聞こえた。
声の感じからして悪い知らせではなさそうだ。
というか嬉しさのあまりに声が出せないのが電話口でもハッキリと分かる。
恐らく私達の考えは当たっていたのでしょう。
でも本人の口からキチンと答えを聞かなくてはいけないと思った私は
私「泣いてちゃ分からないでしょ? どうだったの?」

ミア「・・・達哉さんとの子を・・・授かりました・・・」

私「おめでとう!! ミアちゃん!! 今日はお祝いね!! 達哉君とフィーナ様と左門さんトコにはこちらから連絡しておくからね。 あと家事とかは麻衣ちゃんに任せてムリをしないのよ」
ミア「は・・・はい、分かりました。お願いします・・・」
私「それじゃぁ 今日は早く帰るようにするからね。 じゃぁね」
カレン「どうしたの?」
私「ミアちゃん、おめでただって!!」
カレン「え?! 本当? それはおめでたいことね」
私「そうね。 それよりカレン! 大至急フィーナ様に連絡を取ってこの事を伝えて頂戴!!」
カレン「分かったわ!! 任せといて」
私は内線を取って
私「私です。 朝霧達哉君を大至急館長室によこして下さい。 やりかけの仕事とかがあったら誰かに引き継いですぐに来るように!!」

私「・・・それにしてもカレン・・・私達、先を越されちゃったね・・・」
カレン「・・・もっともそれは二人が結婚した段階からだけど・・・」
私・カレン「は―――――――――――・・・・」

トントン
私「どうぞ」
達哉「失礼します。 どういった御用でしょうか?」
一応仕事場では上司と部下という関係なのでここではお互いそれなりの言葉遣いをするようにしている。
私「館長命令です。今日の仕事は切り上げてすぐ家に帰りなさい」
達哉「え??? あの・・・話が全く見えないんですけど??」
私「ミアちゃんがおめでただそうよ。 今連絡があったわ。 とにかく今日はすぐ帰ってあげなさい」
達哉「えぇ―――――!!! そ・・・それは大変だ!!! ミア―――――!! 今行くぞ―――――!!!」
脱兎の如く飛び出していく達哉君を見て
私「・・・もう・・・慌てちゃって・・・うふふ。 とりあえず達哉君の部署のフォローはしておかないとね。 あ、カレン そっちは?」
カレン「大丈夫よ。 とりあえず第一報を高速通信で送っておいたからすぐ返事がくるんじゃない?」
私「ありがとう。 あとは左門さんトコ・・・と」
私「もしもし、さやかです。 急で申し訳ないんですが、実は・・・・・」

Another view end


Another view フィーナ=ファム=アーシュライト

ここは月王宮の執務室。 私はいつも通り王室の執務に追われていた。
フィーナ(以下“私”)「ふう・・・ミアは元気しているかしらね」
私専属の世話役として、そして気軽に話せる友達の一人として長い時間を一緒に過ごしてきただけに何かにつけてふと思い出す。
私「結婚式のドレス姿、キレイだったわね。 すごく幸せそうな顔してたしね」
窓に浮かぶ地球を見ながら私は佇んでいた。
その時
「フィーナ様!! 地球のカレン様から高速通信が入りました」
私「高速通信? 何があったの?? すぐまわしなさい!!」
執務室にただならぬ緊張が走る。
高速通信は何か特別に重要な事態でもなければ普通は使われないものである。
それをカレンがわざわざ使ってくるのだからただ事ではないはずである。
その通信文を見た瞬間
私「おめでとう!! ミア!!」
私は窓から見える地球に向かって思いっきり叫んでいた。

私「誰か!!」
「はっ!!」
私「すぐに私の名前でカレン宛に高速通信を送って頂戴。文面は・・・・」
「わかりました」
私「それと、こちらも・・・」
私は手元の電話を取った。
・・・ミアも遂にママになるのね・・・
私「もしもし、クララ? 今カレンから連絡があってミアが・・・・」
私の話を聞いた瞬間のクララの声と言ったらなかった。
クララ「本当ですか?!! それは是非何らかの形で直接おめでとうっていってあげなければいけないですね」
私「うふふ・・・クララもとうとうおばあちゃんになるのね」
クララ「いきなりそう言われてもまだ実感が湧かないですけれど」
私「そうね。私だってまだ信じられないもの。 今度近いうちに二人で地球へお見舞いに行きましょう」
クララ「是非そうしたいですね」
私「それでは」
クララ「はい、失礼致します」

ミア、本当におめでとう。
今夜は左門さんところで盛大にお祝いでしょうね。
できるならば私も参加したかったな・・・
家族の一人として一緒に喜びを分かち合いたかった・・・。
そして・・・直接ミアの顔を見て「おめでとう」って言いたかった・・・。

Another view end


達哉「ミア――――――――!!!!」
ミア(以下“私”)「あ!! た・達哉さん・・・どうして?」
達哉「どうしても・・・こうしても・・・はぁ・・・はぁ・・・さっき・・・姉さんから・・・話を・・・聞いて・・・突っ走って・・・帰ってきた・・・はぁ・・・はぁ・・・」
麻衣「物凄い勢いで走ってきたんだね。 完全に息が切れてるし・・・・。 はい、お茶でも飲んで落ち着いて」
麻衣さんからもらったお茶を一気に飲み干す達哉さん。
達哉「あ、ありがとう。 そりゃもうこんな話聞かされたら居ても立っても居られないよ。 で、姉さんからすぐ帰るように言われて・・・」
麻衣「でもお兄ちゃんも遂にパパになるんだね。 信じられないよ」
達哉「俺が一番信じられないよ。 でも考えてみたら麻衣も“おばちゃん”になるんだよ」
麻衣「うぅ・・・・。 “おねえちゃん”って呼ばせるもん!!」
場が爆笑に包まれた。

「こんにちは」
麻衣「あ、左門おじさんだ。 こんにちは」
左門「やぁ、ミアちゃん おめでとう。 さっきさやちゃんから連絡があったよ。 今夜はミアちゃんのために腕によりをかけてスタミナ料理を作るからしっかり食べてくれよ」
仁「ミアちゃん、おめでとう。 いや~~ 僕もとうとう“おじちゃん”と呼ばれる日がくるのか。 達哉君、しっかりフォローしてやらないといけないよ」
達哉「はい、わかってますよ」
私「左門おじさん、仁さん ありがとうございます」

その日の夜、トラットリア左門にて皆さんでお祝いの会を開いてくださいました。
左門おじさん自慢の料理をお腹一杯頂きながら楽しい会話が延々と続きました。
そして獣医として忙しい日々を送っている為、普段はなかなか会えない菜月さんもこの日のために帰ってきてくれてくれました。
菜月「ミアちゃん、おめでとう」
私「ありがとうございます。 わざわざ帰ってきてもらってすみません」
菜月「なんのなんの! 他ならぬミアちゃんのためじゃん!! 飛んでくるよ!!」
突然達哉さんがお腹の子に向かって
達哉「この人が菜月おばちゃんでちゅよ~~」
パコッ
菜月さんのしゃもじが達哉さんにクリーンヒット!! まだこの技は健在みたいです。
達哉「いった――・・・事実じゃないか」
菜月「確かにそうだけど・・・でも“おばちゃん”じゃない!! “おねえちゃん”って呼ばせるの!!」
達哉「ったく・・・女ってどうして皆こうも強情なんだよ?? ということはたぶんフィーナも同じ事考えているかもな」
私「うふふ・・・たぶんそうでしょうね。 もしこの場にいらしたら菜月さんと同じコトを仰ってると思いますよ」
達哉「じゃぁ姉さんもやっぱり?」
さやか「当然でしょ? あぁ、そういえばフィーナ様から手紙が届いているわよ。はい」
私「あ、ありがとうございます」
私はさやかさんから手紙を受け取って読んだ。
姫様の優しい心遣いに自然と涙が出てきた。
私「・・・姫様・・・ありがとうございます」
左門「ミアちゃん、明日からはムリして出てこなくてもいいよ。 もう自分だけの体じゃないんだから大事にしないと」
私「ありがとうございます。 でもできたら適度に動いていた方が気分転換にもなりますし、じっとしていると何かしたくて逆にウズウズしてきますので」
麻衣「じゃぁ、時間を減らして、運動はイタリアンズの散歩で補えばどうかな?」
私「あ、それもいいですね」
仁「でもミアちゃんだったら逆に引きずられないかな?」
私「うぅぅ・・・ が、頑張ります・・・」
そしてその日の夜は皆で左門おじさんの料理に舌鼓をうった。

                   第2話へ続く・・・




あとがき
ミアルートの続編ということで書きましたが、一通り出来たのを見ると予想以上に長くなってしまいましたので先ず第1話としてとりあえずここで切る事にしました。
正直切りどころをうまく決められなかったため1話分にしても少々長めになった感じもしますが・・・
あと考えてみるとこの時代に『通信文』とか何だか古くさいかな?とも思いましたけど何となくこの方がしっくりくるような気がしたので使う事にしました。



ブログパーツ

謝辞

やまぐうのページ/やまぐうさん

SSの紹介と貴重な御意見どうもありがとうございました。

とりあえず既に書き上げたモノはそのままで、これから書くモノからやってみようと思います。



さて、今日から夜勤。 そろそろ準備しないと・・・。

封印解除



今更なんですが箱買いしたまま眠っていた(?)『Lycee』(ちょっと表記が・・・)の封印をやっとのことで解いてみました(遅っ・・・)

あの時は衝動買いみたいな感じで買ったわけですが、考えてみると別にこれを使ってゲームするにも相手がいないしルールはややこしいし・・・。
まぁ、もっともゲームする事が目的で買ったわけじゃないんで別にいいんですけどね。

それにしても・・・当たりがなかった・・・(ToT)

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夜明け前より瑠璃色な SS   『一本の竹刀』

ここは月王宮の一室。
留学が終わって一足先に月に帰ったフィーナに遅れて カテリナ学院を卒業後、月に渡った俺は一人前の王室の一員となるべく日々勉強に明け暮れていた。
普通の一地球人である俺の為に特別プロジェクトチームが作られ 王室の歴史やしきたり、他にもパーティでのマナーや帝王学など必要とされるありとあらゆる知識を日々叩き込まれている。
そして今日も・・・。

正直言って学生時代以上に勉強している気がする。
まぁ元々月に関する勉強は好きな分野でもあったので新しい知識を得るのは割と楽しい事でもある。
だが好きな分野とはいえさすがに毎日やっていると時には苦痛に思うこともある。嫌な気分になることもある。が、フィーナを始め俺の背中を押してくれた皆の期待を裏切る事など絶対にできないし、俺を国王陛下に強く推してくれたカレンさんの顔に泥を塗ることにもなるので絶対に弱音は吐きたくなかった。

教官「今日はここまで。復習をしっかりしておいてください」
俺「ありがとうございました」
部屋を出て行った教官と入れ替わりにミアが入ってきた。
ミア「失礼します。 達哉さん、お疲れ様です。 お茶をどうぞ。 どうですか?調子は」
俺「あぁ、ありがとう。 ふぅ・・・さすがに大変だよ。 覚えないといけないことが山ほどあってね。 そういえばフィーナは?」
ミア「姫様は執務室でお仕事をされています」
俺「そうか。 俺も一日も早くフィーナの役に立てるようにならないといけないな」
ミア「でも達哉さんがこちらに来られてからの姫様は一段とご機嫌がよろしいようですよ。 何だか毎日が楽しそうです」
「そうね。毎日が楽しくて仕方がないわ」
ミア「あ、姫様!」
俺「フィーナ!!」
フィーナ「そんな意外な顔をしないでよ。 私が来たら悪いわけ?」
俺「そんなんじゃないけど、仕事が忙しいんじゃ?」
フィーナ「そんな一日中ずっと忙しいわけじゃないわ。 息抜きの時間くらいあるわよ。 あ、ミア 私にも頂戴」
ミア「はい、かしこまりました」
3人でお茶を飲みながら暫しの雑談に華が咲く。
公務では厳しい表情を見せるフィーナもこうして他愛もない話をしている時はタダの一人の女の子だ。
フィーナ「そういえば達哉、勉強頑張っているみたいね。 先生達からお褒めの言葉を頂いているわよ。 なかなか真面目にやってるし、こちらも教え甲斐があるってね」
俺「まぁ褒めてもらえるのは嬉しいけど・・・やっぱり一日も早くフィーナの手助けが出来るようにならないと意味がないしな。 まだまだ知識や経験はフィーナの足元にも及ばないよ」
フィーナ「それはやってきた期間の違いだから仕方がないわよ。 でも達哉はよくやっていると思うわよ。 それは見ていて分かるわ」
ミア「そうです。 それに最初は確かに皆さん色々と仰られてましたけど達哉さんの勤勉振りにはビックリされたご様子で、かなり期待されてますよ」
俺「そうか。二人にそう言ってもらえると安心だな」
フィーナ「でも、油断は禁物」
俺「はい、日々精進します」
3人で顔を見合わせて大笑いした。

フィーナ「さて、私は公務に戻るわ。ミア、ごちそうさま」
俺「俺も部屋に戻って復習するかな。ごちそうさま、ミア。 じゃぁフィーナ、夕食時に」
フィーナ「ええ、後ほど」
ミア「では、あとは片付けておきますので」
俺・フィーナ「ありがとう」
そしてフィーナは執務室へ、俺は自室へ向かった。

自室にて一人で勉強をしていると、ふと窓に浮かぶ地球が見えた。
地球の姿を見ると地球にいる皆のことが自然と頭に浮かんでくる。
これまでが結構騒がしい環境だったためこのシーンとした場所では確かに勉強もかなり身に入るのだが、ふと我に返ると若干の寂しさも出てくる。
俺「麻衣や姉さん、菜月におやっさん、仁さん それに遠山も元気にしてるかな・・・・?」
やっぱり何だかんだと言っても家族の事は気になるもんだ。
それに少なからず不安もある。
俺がフィーナと一緒に月に来る事を選んだというこの選択は本当に間違っていなかったのだろうか?
行く行くはもしかしたらこの国の王、もしくはそれに準ずることになるかもしれない自分、こんな自分で本当に務まるのだろうか?
正直言うと一国の王室という重圧に押し潰されそうになるときもある。
もっともそのためにも必死で勉強をしているわけなのだが・・・。

部屋の隅に立て掛けてある一本の竹刀がある。
カレンさんから課された試験で使った竹刀である。
そんなに長い期間使っていたわけではないのに握りの部分が所々擦り切れてしかも血だらけになっている。
もちろん幾つも血豆を作りそれを潰した痕である。
気が滅入った時ややる気が起きない時、不安になった時には俺はその竹刀で一心不乱に素振りをした。
一回一回、魂と力を込めて振り抜く。
あの時フィーナと一緒になるために死ぬ気で稽古していた時のことを思い出しながら。
俺「そうだ!! 俺はやらねばならないんだ!! やると決めたんだ!! そして、やればできるんだ!!」
瞬く間に額に汗が浮かぶ。
そうして気合を入れて素振りをしていると自然とまた体中にヤル気がみなぎってくる。
俺「ふう・・・」
「お疲れ様」
俺「フィーナ!! いつの間に?? 居たんだったら声をかけてくれたらよかったのに」
フィーナ「さっきからずっといたけど。 達哉ったら私が来た事に気付かないし、物凄い気迫で一心不乱に竹刀を振っているから声をかけづらくて。 もしよかったら一勝負しない?」
俺「今日は遠慮しとくよ。 もうすぐ夕食だしね」
フィーナ「あら、残念」
俺「まぁどっちにしてもまだ今の俺じゃぁ勝負以前にコテンパンに叩きのめされるのがオチだしね。 ははは」
フィーナ「ひどいわ。 人を何だと思ってるの? でも達哉、そうやって素振りとかしているということは何か悩みとかでもあるの? 達哉の悩みは私の悩みよ。 話してもらえないかな? 私も精一杯考えるわ」
俺「まぁ、そんな大したことじゃないんだけどね・・・ただ」
フィーナ「ただ?」
俺「たまにいろいろ不安になるんだ。 将来俺も王にまでならないにしても王家の一人として努めなければいけないんだろう。 そうなった時本当に大丈夫なんだろうか?とか・・・。 要はフィーナのパートナーとして俺は本当に相応しかったのか?ということかな。 もちろんそのために一生懸命勉強はしているつもりだ。 でも・・・」
フィーナ「そんなことないわ!! 私の選択は絶対間違っていないつもりよ。 あなたじゃなければダメなの! だからこそカレンを通して推薦してもらった。 それに私達の未来はまだまだこれからなのよ。

あなたと一緒なら、きっと大丈夫────。

あなたには私が、そして私には、あなたがいるわ────。

私はどんな難問でもあなたと二人でぶつかればきっと解決できると信じてる。 あのカレンから課せられた試験がそうだったように!!  ・・・だから」
俺「そうだな・・・ごめん。 つまらない事で悩んでいたみたいだ。 そうだ!俺にはフィーナがついているんだ!!」
俺は拳を上げて叫んでいた!
フィーナ「そうよ!!」

グ~~~~~~

俺・フィーナ「あ・・・・・」
二人の腹の虫の見事な合唱
俺「・・・お互い気合が入るとお腹も減るみたいだな。 ま、『二人とも今日も頑張った!』っていうことか?」
フィーナ「・・・・そう・・・ね」

ミア「姫様、達哉さん、夕食の準備ができました」
俺「さあ、行こう」
フィーナ「ええ」





あとがき
自分はこの「『夜明け前より瑠璃色な』は今年になって(というかごく最近)やりました(PC版)。
その中でこの話は二人の剣術勝負が出てきた時から考えていたのですが、どうやって話を膨らませようかというところで悩みました(とは言ってもそれ程膨らませているわけじゃありませんけどね)



ブログパーツ

早速一つ目

というわけで早速一つうpしてみました。



FORTUNE ARTERIAL SS 『この子誰の子?』



「おーい、陽菜」
久しぶりに元気な顔を見せにでもと思って実家に帰ってみたわけだけど、突然お父さんが呼ぶので行ってみると
悠木陽菜(以下“私”)「なに? お父さん」
父「知り合いから子供を預かってくれと頼まれたんだけど、お父さんはちょっと用事があるからすまんが面倒みてくれ」
と言っていきなり赤ちゃんを手渡された。
私「えぇ―――――!!! そんないきなり言われても・・・」
父「すまん。 お父さん急いでいるから頼む」
と言う言葉を残してお父さんはさっさと出かけてしまった。
私「も―――――――」
私は子供を抱きかかえたまま暫し唖然・・・。
何故かこういうときに限ってうまい具合にお姉ちゃんはいないし、そうなると私一人で面倒を見なきゃいけないね。

私「う~ん・・・お腹は一杯らしいからとりあえず散歩でも連れて行こうかな」
私は玄関に置いてあったベビーカーに赤ちゃんを乗せ海浜公園まで散歩に出かけた。
すると
「あれ?? 陽菜・・・か??」
振り向くと
私「あれ? 孝平くん」
孝平「あぁ、やっぱり。 子供連れだからもしかして人違かな?と思ったけど・・・って、まさか陽菜、お前!!!???!!!」
私「ちょ、ちょっと孝平くん!! 誤解しないでよ!! この子はお父さんが預かってきたんだよ」
孝平「あぁ、そうなんだ。 ビックリしたよ、もう」
私は一緒に歩きながら孝平くんに一部始終を話した。
孝平「ははは、たまたま実家に帰ったがための災難かもな」
私は頬っぺたを膨らませて
私「も―――――、笑い事じゃないよ」
でも案外周囲にはそういう風に見えているらしく、たまたま近くにいた見知らぬおばさんが
「まあ、まだお若いのに大変ね~。 頑張ってよ」
私達は顔を真っ赤にしながらお互いを見合わせて
孝平「え・・・や、やっぱり周りからはそんな風に見えるんだ・・・」
私「そう・・・みたいね。 でも・・・何だか悪くないな、こういうのって」
孝平「陽菜・・・・」


「幸せそうね」
突然声がした方を見ると
私「く、紅瀬さん!!」
紅瀬さんは『フッ』と笑って
紅瀬「大丈夫よ。 みんなには内緒にしててあげるから」
孝平「ち!!違うから!!」
と言ってる間に紅瀬さんはどこかへ行ってしまった。
私「誤解されちゃったかな?」
孝平「たぶん大丈夫だよ。 あの人はそこまで考えてないと思うよ。 それよりそれ以外の人に見られたら大変かもな」

その時後ろから
「え・・・・・!!!??? は、ははははは支倉君に悠木さん・・・・!!!??? あ、あああああなた達・・・・もももも・・・もしかして・・・!!!??? そ、そそそそそうよね・・・こ、ここここ子供の一人位いても・・・おおおおおおかしくない歳よね・・・!!!!????」
「ああああああの・・・おおおおおお二人って・・・そそそそそういう関係だったんですか!!!!????」
この光景を見て目を丸くして口をパクパクさせながら明らかに混乱している人が約2名登場。
私「せ・・・千堂さんに白ちゃん!!」
孝平「ふ・副会長 どう見てもこの歳で子供っておかしいだろ? 白ちゃんも誤解だって!!」
私は2度目の説明をした。
瑛里華「あ―――も―――、ビックリしたじゃない・・・。 何だか物凄い光景を見たみたいで・・・」
孝平「まぁそりゃビックリもするか・・・」
白「ホントにビックリしました・・・ でもカワイイですね」
私「抱っこしてみる?」
瑛里華「うん、させてさせて。 うふ、カワイイ」

「あ――――――!!! なんじゃこりゃ―――――――!!!  くぉら――――!!!こーへー!!! 誰に手を出した??!!!」
孝平「か、かなでさん!! ビックリするじゃないですか!! いきなり!!」
かなで「やかましいわい!! じゃこの子は何だ!!! 誰に手を出したかと聞いとるんじゃい!!!」
私「お・・・お姉ちゃん、落ち着いて・・・ 赤ちゃんが起きちゃうよ」
かなで「うん、おちつく。 じゃ落ち着いたところで説明してもらおうじゃないの?」
孝平「・・・落ち着くの早っ!!」
そして私は3度目の説明をする。
私「というかお姉ちゃんがうまい具合にいなくなっちゃたから私一人でやる羽目になっちゃったんだよ」
かなで「あ~~~ははは・・・、それは・・・まぁ、 こっちに置いといて・・・」
孝平「ははは・・・さ~て、次は誰が来るのかな~」

「おい!! 孝平!! お前いつの間に子供なんか作ったんだ??!!」
孝平「次はお前か・・・しかもストレートに言うか?」
私「は・・・八幡平君!」
かなで「聞いてよ、へーじ。 こーへーが・・・こーへーがウチのひなちゃんに手を出してこんなことになっちゃって・・・お姉ちゃんは・・・お姉ちゃんは・・・もう・・・。 うっうっうっ・・・」
孝平「かなでさん、ウソ泣きとデタラメな捏造はやめてください。司も信じるな!!」
かなで「あ、バレた?」
八幡平「何だ・・・面白くねー」
孝平「お前、殴ってやろうか・・・」
そして私は4度目の説明。

孝平「しっかし・・・何故かわからないけどうまい具合にオールスターキャストが総登場してしまったな。 これでもし会長とか東儀先輩まで出てきたら・・・」
「え?? 呼んだかい? 支倉君」
「偶然だな・・・支倉」
孝平「って、うわっ!!!!」
私「わっ!! すっごい偶然・・・」
孝平「偶然もここまで続くともう凄いな・・・」
会長「ははは。 で、結局この中で誰に手を出したんだい? 支倉君」
東儀先輩「何事も程々にな・・・」
孝平「絶対言うと思いましたけど、残念ながら違いますから!! 何事も無いですって!!! 陽菜、たぶんもう飽きたと思うけどもう一回説明してくれ・・・すまん」
私「もう・・・しょうがないな~」
というわけで5度目の説明・・・なんだけどここまでくるとさすがにみんながフォローしてくれた。
会長「ふ~~~~ん。 ま、でもこれは誤解されても仕方がない状況だね。しかし、この子もこれだけ周りが騒いでいてもまだ眠っているとは・・・こりゃもしかして将来大物になるかもね」
孝平「会長と対等に渡り合えるくらいのですか?」
東儀先輩「伊織みたいなのが二人もいたらかなわん・・・」
会長「はっはっは!! まぁそう言うなよ、征。 でもそういう風になったら面白いかもね」
瑛里華「何だか不気味な将来を案じさせる様な会話は止めてよね。 この子の将来が汚れちゃうじゃない・・・」
会長「そりゃヒドイな・・・瑛里華。 じゃあ、おじちゃん達はこの辺で退散するかね。今日は面白い光景を見せてもらったしね」
孝平「誤解されたままでなくてよかったです・・・」
八幡平「じゃ俺もバイト行くから」
瑛里華「私達も買い物の途中だったからそろそろ行くね。 行こうか、白」
白「はい。では失礼します」
かなで「じゃぁ私もこの辺で・・・」
こっそり逃げようとするお姉ちゃんを捕まえて一言
私「お姉ちゃんはダメ!」
かなで「あ・・・やっぱり?」
孝平「俺ももういいですよね」
と言って帰りかけた孝平君の襟をお姉ちゃんが引っつかんで
かなで「ちょっと待ったー!! こーへーは最後まで付き合いなさい。 もしかしたらこのままウチのお父さんに挨拶、ってことになるかもしれないし」
孝平「ちょっと待ってくださいよ! 何でそうなるんですか?」
かなで「あれ? もしかして、ひなちゃんのことがキライなのかい?」
孝平「そ・・・そんなんじゃなくて。 もう話を飛躍させないで下さい」

私が少し浸っていたのを見たのか
かなで「ん? どしたの? ひなちゃん」
私「え・・・? な・・・なんでもないよ。 でも・・・」
孝平・かなで「でも・・・??」
私「・・・こんなカワイイコだったら・・・欲しいかもね」
と言いながら私は孝平君をチラッと見た。
孝平「え・・・?!! それって・・・?!」
かなで「うわ―――――!!! 爆弾はつげ――――――――ん!!!」
私「うふふ。さ、行こう」 
傾きだした日差しを背に私は歩き出した。





あとがき
ネタ自体はたぶん結構色んな所で使われているかと思いますが、少なくとも自分ではまだ見ていない内容なので書いてみました。
正直もうちょっとどんでん返しというかドタバタ劇みたいなのがあってもいいかなと思いましたけど・・・なかなか上手く・・・。


ブログパーツ

とりあえず設置

今までSSを他所様のサイトに投稿しておりましたが、とりあえず自分の場所を作ってやってみたいと思い今回新たに設置してみました。

というわけで今後はここに自分の書いたSSやその元ネタのゲーム等に関することを書こうかなとおもいます。

今は主に『FORTUNE ARTERIAL』 と 『夜明け前より瑠璃色な』 に関するSSを書いています。
作風は基本的にマッタリ系です。 ていうかどんでん返しとか事件とかが起こるような内容は出てこないと思います。 ま、うまく書けないと言いましょうか・・・。

まぁ、いつまで続くかは分かりませんが、気ままに・・・

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福hide

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『気ままな場所』へようこそ!

文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

当ブログはリンクフリーです。
この様な所でよろしければ御自由にして頂いて結構です。
報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)

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『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。









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