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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS 『コスプレ同好会?』

今日も我々生徒会は何故か忙しい。
特に行事とかが無くても何かと学院内の様々な管理もしないといけないので案外やることはあるのである。
そして今日は・・・

「ちょっと孝平、これ見て」
「ん?部活動設立申請書?新たに何か始めたい奴等がいるのか?」
申請書には
「服飾研究部?ファッション関係に興味がある人達の集まりか?なになに?」
・・・この部は流行のファッション等様々な服の研究をすることによって服飾デザイン力の向上、及び自ら服を製作することにより裁縫技術の向上を図ることを主たる目的とする。更には学園祭等で我々自ら企画したファッションショーを行うことにより企画力の向上を図る狙いも持っている・・・云々
「ふ~~~ん、いいんじゃないの?」
「そういうことが狙いならいいんだけどね。私が言ってるのは・・・」
「あ~~~、分かってるよ。もしかしたら実は『コスプレ同好会』じゃないのか?と思ってるんだろ?」
「そうよ。ま、今から責任者に話を聞くことになってるからもしそうなら認めるわけにはいかないわ」
「なんで?別にいいんじゃないか?それに提出書類に不備があるわけでもなし。設立に必要な部員の人数も揃っているからこれも問題ないし」
「そうもいかないわよ」
「ちょっとそれは考えが固すぎないか?」
トントン
「失礼します」
「あ、こんにちは。座ってちょうだい。それじゃ早速だけど始めます」
「はい」
「この部の設立の狙いはこの申請書に書いてあったので間違いないわね?」
「はい、間違いないです」
暫くの間は提出された書類を見ながらの応答が続いて
「うん、とりあえずここまでは問題ないわね。あと私が危惧してるのはこれがコスプレ専門の場になってしまわないか?ということなんだけれどね」
「ある意味間違いはないんですけどね」
「というと?」
「とにかく『自分で好きな服を作って自分で着る』ということを基本コンセプトにしているので部員は流行のファッションを考えたい人からコスプレ好きな人までいます。でもだからといって何が問題なんですか?」
「まぁ、風紀的な観点からいってなんだけどね・・・」
「極端に露出度の高い服を作るような趣味の人は別にいませんし、ただ好みの方向が違うというだけのことなので私達部員はお互いを気にするどころかむしろお互い参考にしたいと言っているくらいですけれど。それに私にはコスプレが何でそういう偏った見方をされてしまうのか全く分からないんですけれど」
「う~~~~ん・・・だからといってね・・・」
「私は別にコスプレの趣味はないんですが、でも自分で好きな服を作って着たいということに関しては私も部員も皆考えが一致しています。ですから作りたい服の方向性が違っていても同じ服飾研究部という名の元に一致団結してこうして申請を出すことができました。ですから流行の服だからいい、コスプレだから良くない、というのは只の偏見でしかないかと思います。どんな服であれ皆服を作って着るのが好きな人達ばかりですから」
何だか瑛里華が押されている。まぁ元々余り分がよくない状態だからな・・・。
何となくだが目で俺に助け舟を出すように促してくるのだが・・・

瑛里華は暫く考えて遂に根負けしたのか
「・・・わかりました。設立の件に関しましては生徒会にて再度検討して後日正式に連絡致します」
「是非よろしくお願いします」
「あなた方の熱意は伝わってきました。前向きに検討させてもらいます」
「ありがとうございます。それでは失礼します」


「お疲れ様」
「ふう・・・孝平も冷たいんじゃない?あれだけ私が熱い眼差しで訴えてたのに伝わらなかったの?」
「あぁ、やっぱりそうだったのか?でも俺は別に反対してないから何も言うことはないんだけど」
「そうだったのか?って、・・・わざとらしいわね。それに何か私一人が悪者みたいじゃない?」
「いつの世も上の者は悪者だよ」
「うぅ・・・別に悪いって言ってるわけじゃないんだけどね。でも偏見だなんて言われたら返す言葉ないわね」
「瑛里華、別に悩む必要はないんじゃないの?」
「なんでよ?」
一応表向きには了承はしたものの、どうも瑛里華はまだ完全には納得しきってない様子だ。
「考えてもみろよ。美化委員会だってありゃ見方によってはそれこそ立派なコスプレ集団じゃないか」
「あ・・・あれは兄さんが勝手に決めたんでしょ?私は反対したのに・・・」
「でも生徒の間では人気があるし、あの服のおかげで会員は増えたのは事実だよ。それにローレルリングの制服も案外人気があったりするし、学園祭ではメイド喫茶なんてまるで当り前のようにあったしな」
「そりゃ・・・まぁ・・・そうだけど・・・」
「それにもっと広い意味で言ったらそれこそ制服をきている俺達全校生徒もコスプレやってるようなものじゃないか?」
「それはちょっと行き過ぎ」
「ははは、まぁそれは冗談として認めてもいいんじゃないか?それこそ極端に露出とか多くなるのがマズイというんであれば規制すればいいんだし、それにその辺りが心配なんだったら最初に条件にでも盛り込んでよく説明しておけばいいんじゃないか?」
「・・・そうね。わかったわ。そういうことにして許可しましょう」
やっと納得したのか瑛里華の難しい顔はほころんだみたいだ。
「それじゃあ正式認可の書類は作っておくからあとでハンコよろしく」
「了解。お願いね」


まぁそんなこんなでこの『服飾研究部』というのは認可されたわけであるが、偵察がてらで活動状況を見に行くと
「あ、会長に副会長 お疲れ様です!!」
「あぁ、頑張ってるみたいだな」
「これ見てください!!今度の新入生歓迎オリエンテーションで発表しようと思って作っている作品です」
作っているのを見ると、このままどっかのファッションショーにでも出るのか?といった服から某アニメのキャラクターの衣装までいろんなのを作っているし、またどれも結構完成度が高い気がする。
「会長、もしよろしかったら着てみませんか?」
「え?!わ、私はいいわよ・・・」
「そんなこと言わないでくださいよ。一度着てみてください。気分も変わりますから」
「それじゃ俺は外に出てるから着替えが終わったら呼んでくれ」
「は――――い、それじゃ会長、これなんていいんじゃないですか?」
「ちょ・・・ちょっと待って!!孝平!!この薄情者!!」
なんでそこまで言われないといけないんだ?でもまんざらイヤという顔でもなかったな。

「副会長、できましたよ」
「あぁ、っておいおい!!」
「どう・・・かな・・・?」
そこには某魔法少女アニメの主人公の白い服を着た瑛里華が立っていた。
まぁ、さすがに“レ○ジ○グ○ート”までは作ってないみたいだけど。
「へ~~~~、案外似合ってたりして?」
「なんかビミョ――――な返事ね。そんなヤツはス○ーラ○ト=ブ○イ○ーで吹っ飛ばしてやる!!」
こら・・・お前、見てるのかよ?そのアニメ
「ま、会長もまんざらでもなさそうだから何だったら今日一日モデル代わりに使ってやってくれ。それじゃ俺はこれで」
「お疲れでした」
「ちょ・・・ちょっと待ちなさい!!孝平!!」
「まだ新設の部だし、この部がどういうところかキチンと知るためにもいいんじゃないのか?」
「そうですよ、会長。さあ次はこっちの服ですよ」
「まだまだ衣装はたくさんありますからね。この部の素晴らしさを知っていただくまでは帰しませんよ」
「た~す~け~て~~!!孝平!!」
瑛里華が何か叫んでいたけど気付かない振りをして俺は部室を後にした。


その後、瑛里華がゲッソリした顔をして帰ってきたのは辺りも暗くなった時だった。
「あ、お帰り。お疲れのようだね」
瑛里華は今にも死にそうな目で俺をジト―――ッとみながら
「・・・やっと開放されたわよ・・・この・・・薄情者・・・」
「ははは。で、お疲れのとこ申し訳ありませんが今日の書類は済んでますのであとはハンコお願いします」
「・・・鬼・・・悪魔・・・人でなし・・・鬼畜・・・変態・・・」
・・・あの・・・仕事頼んだだけなのにそこまで言うか?




あとがき・・・みたいなの
朝霧さんのSSにコメントしていてふと思いつきました。


早坂さん SSの紹介と感想どうもありがとうございます。

早坂さん>まぁ、確かに結果的にみんなで作ったってことになっちゃいましたね。


朝霧さんSS
遂に美術部部長まで登場とは!
その二人を描いた絵が美術展に入賞して部長さんは美術界の新星となって世に・・・ってのは話が飛躍しすぎ?(^^;




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E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。