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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『ケーキバイキング ~支倉伽耶の(一応)気遣い~』

「今日は久々の待ちに待ったあの日ね」
「うん」
ママがいつもにも増して元気だ。まぁもちろん私も楽しみにしている日なんだけどね。
「どうしたんだ?瑛里華に伽耶。二人とも目が生き生きしてるじゃん?」
「え?決まってるじゃない?今日はいつも行く店のケーキバイキングの日じゃない?」
「そうよ、パパ。今日はどんなのがあるかな~~」
「うわっ!!あの日か・・・。あ!!俺、ちょっと急用を思い出して・・・」
パパはこっそりと逃げようとする・・・が、
「どこいくつもり?逃がさないわよ、孝平」
ママに首根っこを捕まれて何だか気の毒なパパ・・・最後はどうなるか分かっているだけに・・・。
それに私もその原因の片棒を担いでいるだけにちょっと・・・気が重い。でも・・・
「さ、孝平も伽耶も早く支度しなさい」
「ママ、ご機嫌だね」
「もっちろん!!さぁ、レッツゴー!!」
「オ―――――!!!」

ごめんなさい・・・パパ。伽耶は悪い子です。
こう見えても一応パパの心配はしてるんだよ。
だけど、どうしても・・・どうしてもケーキの誘惑には勝てないんです・・・。


隙あらば逃げ出しそうなパパをママが引きずりながらいつもの店に到着。
「いらっしゃいませ。バイキングですか?」
「はい」
さすが常連。ママはもう顔を覚えられているからね。
それにしても店員に席に案内されながらママの目は既に並べられているケーキの物色をしてるし・・・。
もうママの目は戦闘モードに入ってる?
「ママ、もしかしてもう大体ターゲットは決まったの?」
「当然でしょ?この時点ですでに狩りは始まってるのよ、伽耶」
「凄っ!!」
でも、狩り・・・って・・・
とりあえずママと同じく私も幾つか物色しておく。
そのまま案内されて席に着く。
「さぁ、今日も食べるわよ。伽耶、戦闘開始よ」
「うん」
「孝平、いつもの飲物を頼んでおいてね」
「へ~~~い」
ママと私はまっしぐらにケーキ目掛けて突撃する。
あれもこれも・・・皿にどんどんとケーキが並ぶ。
そして皿一杯にケーキを載せて席に帰った。
「瑛里華は相変わらずだな。また取りにいけばいいのに、また皿一杯に・・・」
「相変わらず・・・ってどういう意味よ?」
「あ・・・?まぁ・・・甘いものが好きなんだな、ってコト」
うまく逃げたな

「それにしても伽耶も凄いんだな・・・」
「そりゃ私もケーキは大好きだもんね」
「それじゃあいただきま~~~~す」

「う~~~~ん、美味し~~~~~い」
「ホントここのケーキは美味しいわね」
「ったく、二人ともホントに幸せそうな顔だな」
「そりゃもう」
「ケーキバイキングは女のロマンだもん」
「お前らの場合はロマンよりマロンだろ?」
ある意味間違いではない・・・わね。

「あら?パパは食べないの?普段はあんなに大食いのパパが?」
「お前、知ってて言ってるだろ?この確信犯め」
「へへへ・・・、でしたでした」
「たぶん今日もお願いすると思うからよろしくね~~~」
「はいはい・・・、わかりました~~」
もう諦めたかのような顔のパパ。
「おかわり行ってきま~す」
「あ!!待ちなさい、伽耶。もう食べたの?」
「そりゃどんどん食べなきゃ損でしょ?」
「もっと味わって食べなきゃ」
「よく言うよ。一番味わってない人が」
「・・・ったく、その小生意気な口は一体どっちに似たのかしらね?」
「さぁ?どっちでしょう?言わなくても分かると思うけど?っとおかわりおかわり」

次から次へと食べまくっている私達とは逆にパパはコーヒーをおかわりしながらママの取ってきたケーキを少しずつつまんでいる。
「あ!!こら!!私のケーキを取るな、孝平!!」
「どうせいつものことだし」
「食べたければ取ってくればいいでしょ?」
「あとでどうなるか考えると取ってくる気にもならん」
「失礼ね・・・」
「しかし二人ともよく食うな~」
「当り前でしょ?甘いものは別腹」
「ってことはもしかしてまた帰ったら普通に晩飯は食うつもりか?」
「一応そのつもり」
「ゲッ・・・どういう胃袋してんだよ?」
「こういう胃袋」
ママがコロコロと笑いながらパパをからかってる。


そろそろ私は限界が近くなってきた。
でもいつもギリギリまで押し込んでいる、と言うか最後はジュースで流し込んでいる。
ママもそろそろ限界かな・・・?
口数が減ってきて黙々と食べるようになった。
と言うかあれも食べるというより押し込むと言う感じね。

「もう・・・ギブアップ・・・。孝平・・・出番よ」
「はいはい・・・」
ママの皿にはまだたっぷりとケーキが残っている。
それを黙々とパパは食べ始めた。

うぅ・・・私も苦しい・・・でも自分で取ってきた以上は自分で食べないと・・・と思っているんだけど・・・
「パパ・・・私もギブアップ・・・あとお願い・・・」
ごめんなさい・・・パパ。今日もケーキの誘惑に勝てなかった私は悪い子です・・・。
「ったく・・・二人ともこんなに残して。後始末する者の身にもなれよ」
「・・・いいじゃない?ここから孝平も目一杯食べればいいじゃないの。まだもう少し時間はあるわよ」
「ケーキばかりそんなに入るか・・・」
「その割りには結構食べてるわね。あら?どこ行くの?」
私たち二人の食べ残しを平らげたパパが席を立った。
「いや・・・ちょっとな」
帰ってきたパパが持ってた皿には何故かかなりの数のケーキが・・・
「あれ?パパ、おかわり?珍しい」
「まったく・・・人のこと言えないじゃない?」
「どうしたの?パパ。いつも私達の残りを凄い顔しながら食べているのに」
「いや・・・な、これが妙に美味かったんでな・・・もう少し」
ママはニヤリと笑って
「ふ~~~ん?孝平も結構好きで食べてるんじゃない?」
「あ・・・いや・・・たまたまこれが美味しかったからもう一度食べてるだけだぞ!!」
「それ以外に皿に乗ってるケーキは何なのよ?」
「あぁ・・・これは・・・手が勝手にだな・・・」
「あ~~~もう分かったから、パパもお腹一杯食べればいいじゃない?」
「そういうこと」


「ありがとうございました」
「う~~~、さすがにケーキばかり食いすぎて胸焼けがする・・・気持ちわり・・・」
「あ~~~、食べた食べた~~。もう当分ケーキは見るのもイヤだわ」
「うん、美味しいからお腹いっぱい食べちゃったね」
「そんなコト言って瑛里華、またいつもの如く3日後くらいに『あの時もっと食べとけばよかった・・・』って言い出すんじゃないか?」
「そんなことないわよ。もう当分ケーキはいらない」
「伽耶、3日以内にママが『ケーキ食べたい』って言うかどうか賭けるか?」
「じゃ私は言う方に」
「ちょ待て!!俺もだ!!」
「それじゃ賭けにならないじゃない?」
「コラ!!何てこと言うのよ!!それに孝平!!伽耶に悪い遊び教えないでよ」
「別に悪い遊びじゃないと思うがな・・・。いいじゃん。親子の対話だ」
「人を賭けの対象にしないの。それに教育上良くないわよ」
「はいはい、わかりました。ま、どうせ賭け自体成立しないしな」
「・・・失礼な話ね。じゃ私と賭ける?」
「やめとく。金がかかったらお前は本気になるから」
「あら、残念ね。でも当然じゃない!!」
「ははは、だろうな」
「どちらにしてもまた来月までは別腹をちゃんと空けておかないとね」
「やっぱり来月もか」
「もっちろん」

また来月も同じことを考えるんだろうな・・・またケーキの誘惑にまけてしまうんだろうな・・・。

でも・・・美味しいものは美味しいんだから仕方がないでしょ?!!





あとがき・・・みたいなの
久しぶりに伽耶ちゃんメインのを書いてみました。冬ならではのがあったらそれで書こうかと思ってたんですが思いつかずこれになった次第でして。


朝霧さんSS
2/21 それにしてもこの生殺し的な流れは・・・(^^;
そろそろ手が下半身に・・・だったりですか?



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