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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS   『永遠の恋人』

『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』を一通り終えていろいろネタ的なのは見つけたんですがその中で最初に文になったものですが、たぶんかなりネタバレ的要素を含んでいると思いますので念のため一応伏せます。
さて・・・と、もういっちょの方もやらないとですね。

今日用事で入った店に売ってたのを見るとその店のプレミアムの特典は麻衣のテレカでした。
う~~~ん、テレカだけほしい・・・(^^;

※他所様のSSの感想もネタバレの可能性が考えられるので伏せます。

夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle- SS『永遠の恋人』


カタカタカタ・・・
キーボードの音がそこら中で鳴っているここは地球連邦政府中央科学研究所の一室。
この研究所では連邦政府直轄の元、月王国の技術提携を受けて様々な科学技術の研究が行われている。
現在では既に月との重要な交通手段の一つとなっている『トランスポーター』の実用化以来、月の進んだ技術、それからロストテクノロジーと呼ばれている技術の平和的利用を目指して我々は日々研究を重ねている。
最先端技術の研究を国のバックアップによってさせてもらっているわけで我々科学者にとってこれほど恵まれた研究環境はない。
ただ、さすがにやっていることがやっていることだけに国がやっていてもこういった研究成果も実用段階にならなければに公にされることはない。
例えば重力制御や瞬間移動に姿を消す技術etc・・・
どれをとっても実際一般人から見たらまだまだ夢物語かSFか・・・みたいな技術である。
いずれにしても文献や伝承に残っている、ということに凄い大金をかけて研究しているわけで、正直あまり公になりすぎると人(大半が政治家)によっては税金の無駄遣いとか兵器云々といった格好の批判や攻撃のネタも与えかねない。
なんとも因果な仕事である。


そう。確かにこれは仕事である。
だが、それと同時にこれは我々の家系にとっては宿命でもあるのだ。
我々のチームが行っているこの研究は約400年前の先祖から代々我々子孫が受け継いできた宿命。
その研究のテーマとは・・・『空間跳躍技術』
そのために先ずはターミナルと呼ばれる所に回線を繋ぐこと。
そして、伝承に残っているシンシア・マルグリットという人物と通信を行うこと。
仮にこれが成功したとしてもまだやっと入口を入っただけなのに、現在の所このことですらまだまだ成功する目処はまだ立っていない。果たして実現するとしたら私の子供の代か?孫の代なのか?それともまだ更なる子孫の代になるのか・・・?

しかし何せ400年も前の話である。
現実問題としてそのターミナルと呼ばれる施設及びシンシア・マルグリットという人物の存在自体一部の研究者の間では疑問視する声もある。
だけど私は先祖の言葉には絶対にウソはないということだけは確信している。


「主任、お茶が入りました」
「あぁ、ありがとう。それじゃ一休みするかな」
お茶を飲みながら私はデスクの引き出しを開けた。
中には一つの懐中時計と一つのフォトスタンドが入っている。
両方とも我が家に先祖代々受け継がれている物でフォトスタンドに入っている一見ごく普通の生睦まじいカップルを写した様に見えるこの写真は私の先祖である朝霧達哉と伝承に残っているシンシア・マルグリットの写真が入っている。
そして月王国の紋章が入ったこの懐中時計は朝霧達哉がシンシア・マルグリットから預かったものである。
そして私も小さい頃から先祖朝霧達哉とシンシアの話を聞いて育ち、父からこの時計とフォトスタンドを託された時、父からの言葉で『必ず空間跳躍技術を確立してシンシアにこの時計を返すように』と言われてきた。
もっとも、そう言われたからこの仕事に就いたというわけではないのだけれど、それでも先祖代々400年間受け継がれてきた研究テーマを私の代で途切れさせてしまうことだけは絶対にしたくはなかった。
私にだって先祖が残した文献を読めばこのために先祖が並々ならぬ苦労をしてきたことくらいは分かる。
それをここで無にするということは我ら朝霧家の先祖に対する侮辱であり冒涜にほかならない。
たとえ私の代でできなくてもせめて子孫のためになる研究成果を残さないと申し訳がたたない。

といった大した理由(?)があるのは当然なのだけれど、それより大きな理由は私自身が一人の科学者として、そして何よりも朝霧達哉の子孫としてシンシア・マルグリットに会いたい。会って話をしてみたい。
もしかしたら受け継がれたその写真を見て私も彼女に特別な感情を持ってしまったのかもしれない。写真の中の彼女はそれくらい魅力的な女性でもあるのだ。
だがそれと同時にもしかしたら彼女の人柄というのは我々が思っているほど物凄いというのではなく案外普通に10代位の女の子そのものなのかもしれない。
そう思うと先祖朝霧達哉とシンシア・マルグリットが街角のカフェで普通のカップルとして仲良くお茶を飲んでいる姿が思い浮かんだ。
その中でシンシアは普通の女の子らしくパフェなんか食べながらたまに先祖朝霧達哉に「あ~~~ん」なんてことをやってたりして。
なんてな・・・ふふっ、私の想像力もなかなかのものだな。
でも、そういうことを考えると先祖朝霧達哉がこの女性を好きになった理由も何となく分かるような気がする。
同じ研究をしてきた先祖達もたぶん大なり小なり同じ私と感情は持ったのではないだろうか?
私の父や祖父はこのことについては何も言わなかったけれど、たぶん私と同じ感情を持ったと思う。いや、絶対持ったはずだ。

だから今日も私は研究を続ける。あの『朝霧家の永遠の恋人』シンシア・マルグリットに会うために。




あとがき・・・みたいなの
シンシアのシナリオが終わった後で何となく思いつき、一通りクリアしたあとで妄想を膨らませてみました。なんか後からよくよく考えてみると結局のトコ下心満載になってるような・・・
それにしてもこのシナリオも何となく切ないですね。
一応史実(?)ではこのSSの約100年後にシナリオの最後に出てくるターミナルとの交信になる・・・って感じでしょうか。


早坂さんSS 「時を越えた贈り物
特にシンシアネタはある意味競争かもですね。書いた者勝ちという感じで(^^
500年以上という長い時間をこえて達哉を感じとることができたシンシアは幸せですね。
子供の名前はやっぱり・・・(^^

朝霧さんSS
今月も(あ・・・先月か)お疲れ様でした。
やっぱり何にしても楽しいがいいに決まってますね。
3月の新シリーズも楽しみにしてます。


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コメント

シンシアの話は本当に切ないですよね。そのせいか、
わたしはシンシアが目覚めた時代にタイムマシンがすでにできていて、
そして、達哉に会いにくるシンシアルートを妄想。(ご都合主義?)

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

なるほどそういうパターンもありかもしれないですね。
終わり方が終わり方だけにハッピーにするか更に切なくするか等、他にも色んなパターンが考えられるかもしれないですね。

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『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。