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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS   『新たな誓い』

昨日はこっちは何故か雪が積もりました。
今日も寒いです。
春はまだかな?(オイラの心の春も・・・)

というわけで

早坂さんSS 「ひな祭り
さすがいおりんは一枚も二枚も上手ですね(^^
それにしても相変わらずこの学院のイベントはやることが違う・・・
最後の陽菜はこんなことやりそうですね。さすが別の意味でこの日の主役!!

冬のないカレンダー #14
やっぱりお母さん、若い!!
男は完全に遊ばれてますな。でも悪気がないから怒る気にはならないし、これこそある意味生殺し?

朝霧さんSS
3/3 ひな祭りだけにひなちゃんの“何か”を少々期待してましたが・・・(なら自分で書けっちゅうの・・・)
で、このあとは白酒を飲んでみんなで酔っ払う(ってコラ・・・)


引き続き『Moonlight Cradle』関連はネタバレ防止のため伏せます。↓
夜明け前より瑠璃色な SS  『新たな誓い』


あの時から500年というとてつもない時間が経って私は地球側からの通信を受け取った。
それからしばらくして私は久しぶりに(と言っても私の中では全く時間は過ぎてないんだけど)地球の地を踏んだ。
「ここにくるのも久しぶり・・・なのかな?それにしてもやっぱり500年も経つと街の風景は全然変わってるわね」
あの時はなかった建物が立ち並び、あの時はなかった交通機関が走っている。
それもそのはず地球の技術水準はあの時から格段に進歩しており、当時はまだ夢物語だったロストテクノロジーも実用化されていた。
「やっと私達が望んだ世界がきたのかしら?」
やがて私は迎えに来た研究所の職員と共に研究所に向かった。
その道中でいろいろ説明を受ける。
地球と月の国交は既に回復し共存共栄の道を歩んでいるとか、技術はここまで進歩し悪用されないシステムが確立されているとかetc・・・それを聞いて私は
『この世界だったらもう私の全てを託してもいいかな・・・』


職員に案内されて私は研究所内の一室に通された。
そこには数人の研究者の姿があった。
ここの責任者と思われる人が話しかけてきた。
「シンシアさん、今までご苦労様でした」
何だか見覚えがある感じだ。でも先ずは仕事
「そちらも大変だったでしょう。お疲れ様です。それでは早速説明に移りましょう」
私はターミナルの使用方法を説明した。
さすがに技術水準が上がっているため私の説明も理解されているみたいで
「なるほど!!これは素晴らしいですね。こんな技術が1200年も前に出来ていたとは・・・正にロストテクノロジーですね。考えてみれば我々の技術はやっとあなた方のレベルにまで追いついたということですかね」
「でも私もこれでやっと肩の荷が下りたということですね」
「本当にご苦労様でした。これからは我々にお任せ下さい。あなたの御期待に添えるよう精一杯頑張らせて頂きます」
「はい、よろしくお願いします」
説明が終わって部屋から出ようとした時
「あぁ、それとこれは私の家に代々受け継がれているものなのですが」
「・・・はい・・・?」
それを見て私は息を呑んだ。
あの時タツヤに渡したままだった懐中時計と、一枚の写真が入っているフォトフレーム。
私がガラスの部分を粉々にしたのもそのままテープで継ぎ接ぎされてる。
「こ・・・これは・・・」
「やはりご存知でしたか。実は我が家の先祖からシンシアさんにお会いすることができたらこれをお返しするようにと語り継がれておりまして、やっと私の代で念願を果たすことができました。これでやっと御先祖様も浮かばれます」
「あの・・・失礼ですが、あなたのお名前は?」
「はい、アサギリと申します」
500年という途方もない時間が一気に吹き飛んだ。
『・・・タツヤ』


それから研究所を出ると私の視線の先に一人の人影が見えた。
500年前とは姿は違うが忘れもしないルビーの様なあの赤い瞳・・・
「まさか・・・」
「シア、久しぶりだな」
私のことを『シア』と呼ぶのはこの世に一人しかいない。
「お姉・・・ちゃん!!??」
私は流れる涙を拭おうとせずその胸に飛び込んだ。
「お姉ちゃん!!お姉ちゃん!!」
「ったく・・・あれから500年経ったというのに一つも変わらんな」
「私の中では時間は経ってないもん」
「はは・・・そういえばそうだ。それにやっとお前も肩の荷が下りたな」
「う・・・うん、やっと自由になった気がするよ」
「それじゃ念願の地球旅行をせねばな」
「そ・・・そうだね」
「どうした?何か引っかかったような言い方だな?」
「そ・・・そう?」
「フッ、言わなくても分かっている。あの男のことだろ?」
「うぅ・・・・」
やっぱり・・・お姉ちゃんには私が強がっていたのを見抜かれていたんだ・・・
「うわ―――――――ん、お姉ちゃ――――――ん!!!」
写真を見た時から既にヤバかったのにお姉ちゃんにトドメを刺されて一気に箍が外れてしまった私はお姉ちゃんの胸に飛び込んで思いっきり泣いてしまった。
「タツヤ・・・タツヤ・・・うわ―――――――ん!!!」
お姉ちゃんはそんな何かが弾けたように泣き続ける私をの胸の中で静かに受け止めてくれた。

どのくらい泣き続けたのだろう?お姉ちゃんが静かに口を開いた。
「シア、一つだけ方法がある」
「・・・え?」
「タツヤの所に行く・・・と言うのは言いすぎか。要するに500年前のあの時に行く方法だ」
「教えて!!その方法を教えて!!」
「だが、これはもしかしたらお前にとっては最もつらいことになるかもしれんぞ」
「・・・構わない。もう一度タツヤの近くに行けるのなら・・・タツヤの姿を一目でも見れるのなら・・・」
「・・・そうか。分かった。話はつけておく」
「え?お姉ちゃん・・・って・・・」
「フッ、それにしてもヒドイ顔だな。もうボロボロじゃないか?ほら、涙を拭け」
「・・・うん、ありがと・・・」


私は再び研究所にやってきた。
お姉ちゃんの話によると現在は空間の跳躍と共に時間までも跳躍する技術も確立されているとのこと。
要するに『タイムマシン』と呼ばれるものが出来ているということだ。
だがこれは研究室においてのみ行われているので関係者以外の人が許可なく使用することは許されていないし、その許可も滅多なことでは出ない。
仮に使用許可が出たとしても様々な制約があるとのこと。
「だが、空間跳躍技術の功労者であるシンシアならたぶん使用も認められるだろう」というお姉ちゃんの話。

「あ、シンシアさんですね。フィアッカさんより時間跳躍装置を使用したいということでお話を伺っておりますが」
「は・・・はい、よろしくお願いします」
「それではこちらへ」
お姉ちゃん、いつの間にこういう所で顔が利くようになってたの?
私はとある研究室に通された。
「これがその装置です。装置の説明を致します」
「あ、不要です。一通りの説明は姉から伺っております」
「規則は聞かれてますか?」
「はい、姉より伺いました。必ず守ります」
「向こうにいれる時間は30分です。それが終わると強制的にここに戻されます」
「はい、分かりました」
「ではこのカプセルの中に入ってください」
私は言われた通りにカプセルに入る。
「え――っと、ターゲットになる年は西暦2×××年でよろしいですね。」
「はい」
「転送後の出現ポイントを頭に思い浮かべて下さい」
「はい、わかりました」
出現ポイントはあそこしかない。
「それでは行きます。準備はいいですか?」
「はい、お願いします」
「ターゲット、セットアップ。スタート!!」
ヴゥ――――――ン
少々耳障りな音がして周囲が光に包まれた。
「タツヤ、今行くからね」


周囲の光が消えた次の瞬間、私は何だか見覚えがあるところにいた。
「ここは・・・」
忘れもしない私とタツヤが別れたあのモニュメントの所である。
「あの時、ここで・・・」
そこから見える景色もあの時見た景色そのままである。
「・・・懐かしい」
でもここからが問題である。
30分以内にタツヤが見つかるのだろうか?
でも私には確信があった。
もし本当にタツヤが私のことを思っていてくれているなら・・・
待つこと暫し・・・

ワン!!ワン!!
遠くで犬の鳴き声と、それと聞き覚えのある声がした。
私は慌ててお姉ちゃんから借りた装置のスイッチを入れた。すると私の姿が消えた(らしい。自分では見えないから)
それと同時に、予め準備しておいたあるものを体に振りかけた。

ワン!!ワン!!
「こーら!!そんなに吼えちゃダメじゃないか!!」

タツヤ・・・
間違いなくタツヤである。
私の数メートル先にタツヤがいる。
愛するタツヤがいる。
このままタツヤの胸に飛び込みたい・・・でも・・・
私は思わず姿を現して飛び付きたいのをグッと堪える。

ワン!!ワン!!
「こら!!どうしたんだよ!!ダメじゃないか!!」
タツヤ・・・お願い・・・気付いて・・・
「ん??この匂いは??」
「どこかにヤマユリが咲いてるのかな?そう言えばシンシアは元気してるかな?といってもあそこは時間が流れないから病気にもならないって言ってたな、ははは。でも・・・時々でもいいから俺のことを思い出してくれてたら嬉しいんだけどなー」
・・・タツヤ・・・私はいつでもタツヤのことを思ってるよ・・・。
「それにしても何で俺はこんな時間にここに散歩に行こうと思ったんだろうな?ま、いいか。さて、帰るぞ」
タツヤの姿は遠ざかっていった。
・・・タツヤ・・・

・・・そろそろ時間だ。
私は物陰に入ってスイッチを切った。
それと同時に私の周りが光に包まれた。

「あ・・・」
気がつくと最初にいた時間跳躍装置の中だった。
カプセルから出てきた私にオペレータが
「お帰りなさい。目的は果たせましたか?」
私は涙を堪えて
「・・・はい、ありがとうございました」
と一言告げて研究室を後にした。

私は力なくトボトボと玄関を出るとそこには
「・・・お姉・・・ちゃん」
お姉ちゃんは優しい表情で
「私がお前にしてやれるのはこれくらいしかない」
「・・・ありがとう、お姉ちゃん」
「これで満足したか?シア」
「・・・うん」
「じゃ、帰ろう」
「・・・うん」


時間跳躍のための規則というのはいろいろあるのだけれど大筋は
『過去を変えることを行ってはいけない』
ということである。
それは必然的に私はタツヤと会うことは許されないということである。
当然タツヤの前に姿を現すことも許されない。
声をかけることも許されない。
違反すれば規則により私はこの世から抹消されてしまう。
だからお姉ちゃんに自分の姿を消すための装置を借りた。
少しでもタツヤの傍に行くために。
そしてタツヤに私のことを思い出してもらうためにあるものを持っていった。
それがタツヤに会う前に体に振りかけたヤマユリの香りの香水である。

前にお姉ちゃんから装置や規則に関する説明を受けた時
「お姉ちゃん、せめてそれくらいはいいよね?」
「うむ・・・ま、それくらいならいいだろう。話はつけておいてやる。ただ、タツヤが気付いてくれればの話だがな」
「え~~~~??!!タツヤなら絶対気付いてくれるよ」
「フッ、そう願いたいな」

でもタツヤは気付いてくれた。
私を思い出してくれた。
それで私は満足だ。
「・・・私もいつまでもウジウジしてられないわね」
あとはタツヤとの思い出を胸に私はこの世界で精一杯生きる!!
そう決意した視線の先には一輪のヤマユリとタツヤと二人で写した写真の入ったあのフォトスタンドが飾ってあった。
「うふふ、タツヤったら~~~、も~~~間抜けな顔をしちゃって~~~」
「何だ?惚気か?そう言うお前のそのにやけた顔も結構間抜けだぞ、シア」
「も~~~~、うるさいわね!!」
「で、いつまで惚気てるつもりだ?さっさとしないと置いていくぞ」
「あ~~~~ん、待ってよ~~~お姉ちゃ~~ん」




あとがき・・・みたいなの
先日の書き込みがヒントになって、思いつくままに一気に書いてみました。
早坂さんのSSの影響も・・・あるような気が・・・m(_ _)m
最初はネガティブな感じの内容にするつもりで書いていたんですけど書いているうちに段々とポジティブな内容になってきまして・・・(^^;

考えてみれば前のSSでは『朝霧家の永遠の恋人』なんてコトを書いていながら今回の達哉の子孫は妙に冷めた対応になってますが、まぁこれはこれということで・・・。
この話の中でのシンシアはやっぱり子孫よりも達哉本人ということなんですかね。


早坂さん、SSの紹介と感想どうもありがとうございます。
実際本編でも料理はミアの得意な分野だから生き生きしてましたしね。
フィーナもミアが頑張っているのを聞いて嬉しいのだと思いますよ。

達哉の相手はこれ以上は詮索しないほうがいいのかも・・・
それと長編はたぶん自分にはムリでしょうね。大風呂敷を広げるだけ広げて収拾がつかなくなってしまったり辻褄が合わなくなってしまいそうな気が・・・(^^;

そう言えばフィアッカの目の色のコトってもしかして最後の別れのシーンのトコですか?


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文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

当ブログはリンクフリーです。
この様な所でよろしければ御自由にして頂いて結構です。
報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。