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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS     『真・デスマーチ』

どうもこのところこれまでみたいに次々とネタが思いつかなくて……
今回も一応ネタバレはナシです。


朝霧さん、SSの紹介と感想どうもありがとうございます。
ぶっちゃけいいのか良くないのか分かりませんがね(^^;



早坂さんSS 「そんな春の一日」
さすがきりきり、何をするにもタダではすみませんですな。やっぱりという感じで何か仕掛けをしてるし。それにしてもこの二人はこの二人なりにほのぼのした感じですね。

朝霧さんSS
3/22 案外瑛里華は瑛里華なりに楽しんでいるんでしょうか。
3/23 陽菜に合格をもらえば完璧ですな(^^



夜明け前より瑠璃色な SS 『真・デスマーチ』


部屋から台所に降りてみると麻衣が夕食の支度をしていた。
「お!今日は何作るんだ?」
「えへへ、出来てのお楽しみだよ」
「じゃ楽しみにするとしよう」
俺がもう一度部屋へ行きかけた時

「るんらら~ん♪」
「……え?!!!」
と思ったその時
ゴン!!
「いてっ!!」
何かが俺の頭に落ちてきた。
よく見ると棚の上から何か小さい箱が落ちていた。
あれ? と思いつつそれをもう一度棚にしまう。
それよりも……今聴こえたのは?

「たらりらったら~ん♪」
ガ――――ン!!!
「いって~~~~~」
頭に何か大きなものが落ちてきて俺は思わずその場にうずくまった。
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「あ……あぁ、どうにかね」
「って何でこんな所にタライが転がってるの?」
「タライ? もしかしてこれが俺の頭に落ちてきたのか?」
「そ……そうなのかな?」
「んなアホな?!!」

「それより麻衣、料理は大丈夫なのか? 塩と砂糖を間違えたとか……」
「ん? 全然問題ないけど? どうしたの?」
「い……いや、例の『デスマーチ』が聴こえたもんだから」
「お兄ちゃんったら……ホント失礼しちゃうわね。ちょっと言ってみただけだよ」
「それじゃぁもしかして……この曲が聞こえたらタライが落ちてきた、ということかよ。何かのコントじゃあるまいし……」
「偶然かもしれないからもう一回やってみる?」
「あ……あぁ、今度は念のため身構えておこう」
「たらりらったら~ん♪」
ガ―――――――ン!!!
身構えていたからかさっきより勢いがついた感じでタライが落ちてきた。
「いてててて・・・・」
「大丈夫? お兄ちゃん」
「あ・・・あぁ、まだ生きてるさ・・・でもこりゃ偶然じゃないな」
「そうだね。でも……」
麻衣はちょっとニヤリと笑って
「そうだ!! お兄ちゃんが悪い事をした時、懲らしめるのにいいかもしれないね」
「俺が何をするってんだよ!! それにそんなに何回もタライを頭に落とされて無事ですむと思うか?」
「お兄ちゃんならたぶん大丈夫じゃない? もう2回も落ちてきたのにまだ生きてるわけだし」
お・・・恐ろしい妹だ・・・
「ん? 何か言った? たらりら……」
俺は思わず麻衣に飛びついて口を押さえた。
「んん――――!!んん―――!!!」
「頼む……頼むから勘弁してくれ!!」
「ぷはっ!! ……はぁ……はぁ、窒息するかと思ったよ……もう……しょうがないな……」
まぁ『デスマーチ』も料理とか失敗しない限りそんな滅多に出るものじゃないから大丈夫だろう?
そう思ったのが甘かった。


次の日、どういうわけか帰宅するまでに俺は散々な目に遭った。
タライも落ちてきたが他にもいきなり自転車に突っ込まれたり、頭から水をかぶったり、野球やサッカーのボールがぶつかったりetc、
「ったく、どうなってるんだよ……。もしかして麻衣、今日は何回か『アレ』が出なかったか?」
「そういえば今日は何度か失敗をしちゃってその度に口走っていたっけ? もしかしてその度にお兄ちゃんに何かが起きていたとか?」
「やっぱりな…たぶんそうじゃないかと思った。でもなんで俺にばかり起きるんだ?」
「さぁ? たぶんお姉ちゃんとかフィーナさんやミアちゃんの頭にタライを落とすわけにはいかないからじゃないの?」
「もっとも今日はタライだけじゃなかったんだけどな……でもそんなの不公平だ――!!」
「そんなこと言っても…知らないよ~私も」
「そう言えば麻衣、最近料理の失敗をしてないよな?」
「うん。ここのところ完璧だよ。」
「だからかもしれないな。例えばわざと料理を失敗してみるとか」
「やだよ。みんなに美味しくない料理を食べさせたくないもん」
「俺がどうなってもいいのか!!」
「病院へ行かなければ行けないほどのモノが落ちてくるようになったらじゃダメ?」
俺は麻衣を拝み倒す勢いで
「頼む!! マジで頼む!! いくら何でもさすがにこれじゃ俺の身が持たん」
「う……うん、わかった……やってみるよ」

そして麻衣は夕食の準備を始めた。
「たらりらったら~ん♪」
ドスッ!!
「……え??!!」
目の前を何かがかすめて床に突き刺さった。
恐る恐る視線を向けてみると・・・普通なら台所にあるはずの包丁が床に突き刺さっていた。
「えぇ!!?? 麻……麻衣、これ……いくら何でもこんな物騒なモノを投げるなよ……」
「え? 何も投げてないけど……って何で包丁がこんなトコに刺さってるのよ?」
「おおおお……俺が聞きたいよ!! さっきの『デスマーチ』の後で飛んできたんだよ!! こここ……これじゃ冗談じゃなく本当の『デスマーチ』になってしまうじゃないか」
「ももも……もしかしてわざと間違えたりしたらエスカレートして逆に悪い方向へ行っちゃうってコト?」
「……たぶん……な」
「でも……やっぱり……偶然ってこともあるかもしれないから念のためもう一回……」
「ま……待て―――――!!!」
俺は麻衣に飛びついて口を押さえようとしたが、時すでに遅し……
「たらりらったら~ん♪」
ドスドスドス……!!!
「うわ~~~~~!!!! ままままま……麻衣~~~!! 頼むから止めてくれ~~~~!!」
恐る恐る見てみると俺の周りに何かいろいろな刃物が刺さっている。
包丁を始め俺が日曜大工で使っているノミ、どこにあったのかアーミーナイフにカッターナイフもあるし、それに何故か……!!!
「お、おい……なんで……刀が? ……こんなの……ウチに……あったか?」
「し……知らないよ~、そんなの……」
すると何故かタイミングよく
「あら? こんなところにあったのね」
「え? ね……姉さん」
「カレンが愛用の刀が無くなったって焦ってたから」
姉さんは刀を抜き取ると電話を取って
「カレン? あったわよ。今から持って行くから。うん、よかったよかった」
と言いながら姉さんは出かけていった。
『……よくない!! よくないわい!!』

「とととととにかく麻衣、いいいいい今まで通り……自然に……間違えてくれ」
「そそそそんな……自然になんてムリだよ!! ……でも今度は気をつけてわざとしないようにするから」
「あぁ、……ホントに頼むよ」


再び麻衣が作り始めた。そして……
「たらりらったら~ん♪」
きた!!……俺は思わず身構える。しかし今回は何もない……
「おい……麻衣、もしかして今本当に調味料か何かを入れ間違えたか?」
「え……? た……たぶんそうだと……思うけど。一応お兄ちゃん味見してみて」
「って俺がか?」
「だって~~~」
麻衣が“おねがい!!”という目で訴えてくる。
「わ……分かったよ。味見すればいいんだろ?」
といいながら俺は鍋の中身を少しすくって味見した。次の瞬間……
「うげぇ~~~~!!!! なんじゃこりゃ~~~!!! 砂糖と塩を間違えたのか?」
「あ、やっぱり間違ってた? もしかしたら……とは思ったけど」
どうやら今回は無意識にしかも豪快に間違えてくれていたらしい。
「でも今度は包丁は飛んでこなかったしタライも落ちてこなかったな」
「よかったね。本当に間違えてたら何も起きないんだね。でも結局原因は何だったんだろうね?」
「さぁ……ま、何も起きないんだったらよしとしないといけないのか……?」
「確認のために試しにもう一度わざと言ってみようか?」
もう俺は麻衣にお願いするように
「ま……待て待て!!待ってくれ!!……頼むからもう勘弁してくれ!!」
「そう? でもお兄ちゃん、これからはもしみんなを泣かすようなことがあったら覚悟しといてよ」
気のせいか麻衣がニヤリと笑った気がした。
「麻……麻衣、マジでシャレにならんぞ……。笑えんぞ、そんな冗談……」
「これだけ物凄い目にあっているのにまだ冗談だと思える? でもタライは直撃しても刃物はギリギリ当たらないみたいだし多分大丈夫なんじゃない?」
何気なく放たれたその言葉にゾッとした俺はただただ冷や汗を流すしかなかった……




あとがき……みたいなの
これも相当前から書いていて放りっぱなしになってたものです。
後半どうしようか悩んでいたんですが、悩んだ末に麻衣をちょっと黒めにしてみたんですが……
あとタライが落ちてきたりとか刃物が飛んでくる理由は……分かりません。(もしかしたらこれもロストテクノロジー??!!ってんなアホな!!)
無責任ですみませんm(_ _)m



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コメント

Re: タイトルなし

どうもありがとうございます。
デスマーチネタもいろいろ考えてみると面白かもしれないですね。頑張ってみますm(_ _)m

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E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。