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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『悠木かなで誕生日記念SS「ベスト(バ)カップル」』

早坂さんSS 『嘘を嘘に』
お互い分かりやすいからどうせ隠し事なんかできやしないし、同じウソをつくなら二人の間だったらその方がいいかもですな(^^

やまぐうさんSS 『彼女にとってはただの仕掛』
相変わらずきりきりも趣味が悪いというか面白い性格になってきたというか……。まぁ考えてみれば瑛里華ときりきりは普段からいい感じで漫才(?)をやっているような気がするんで案外この二人はベストなコンビかもしれないですね(^^;

朝霧さんSS
4/1 なんだか恋人同士の会話というよりも夫婦漫才……じゃなくて恋人漫才をやってるように感じるのは自分だけでしょうか? こんな感じの会話もこれまた楽しくて笑える(^o^)

というわけで4月からはこのシリーズですか?

マクさんSS 『ある朝の出来事(麻巳SS)』
いや~~~、それにしても朝から賑やかといいますか元気があるといいますか……(^^;




FORTUNE ARTERIAL SS 『悠木かなで誕生日記念SS「ベスト(バ)カップル」』


私も遂に学院を卒業して4月からは島外の大学に通うので、もうあと数日後には島を出なければいけない。
だからそれまではこーへーとの思い出を少しでもたくさん作りたくてわたしは何かにつけて呼び出していた。
でも生徒会副会長であり私に代わって新寮長になったこーへーは春休みとはいえすっごく忙しいのは私も十分分かっている。わたしも掛け持ちでやってたんだからそれはもう十分に……。だけど……
「もうすぐ離れ離れになっちゃうんだから寂しくならないようにこーへーといっぱい遊び貯めをしておくのだ!!」
「別に永久に離れ離れになるわけじゃないのに大袈裟ですよ」
「……こーへー、わたしのコトがキライになったの?」
こーへーの困った顔が見たくてちょっとイタズラしてみる。
「んなわけないじゃないですか。ちゃんと分かってますよ。ですから今日も目一杯楽しみましょう」
ホントにこーへーは優しいよね。わたしがお願いしたらこうして出てきてくれる。こーへーは『出来る範囲で行きますから』って言ってるけどわたしが電話すると殆ど必ず来てくれる。
それもこれもわたしの我侭だってことは分かってる。こーへーも本当に忙しいんだってことも……
だからつい聞いてしまうこともあったんだけど……
「こーへー……ホントに大丈夫? 仕事とかいそがしいんじゃ……?」
「もう……かなでさん、せっかく遊びにきてるのにそんなコト言わないで下さいよ。気持ちが現実に戻っちゃうじゃないですか……」
「あ、ゴメン。分かったよ。じゃもう仕事のコトとか言わない。だからいっぱい楽しもうね」


今日は久しぶりに街に出てウィンドウショッピングということで朝からこーへーを引っ張りまわしている。
「こーへー、今度はこっち。早く早く~~~」
「ちょっと待ってくださいよ。ついていくだけでこっちは必死なんですから~」
特に何を買うというわけではないんだけど、こーへーとこうしてお店を見て歩くだけでも今のわたしにはすごく楽しい。

「あ、そうだ。忘れるトコだった。ちょっと待っててください」
と言うとこーへーは目の前のアクセサリーショップに入ると
「う~~~~~~ん」
と唸りながら目の前に並んでいるアクセサリーを眺めていた。
「どうしたの? こーへー」
「よし!! これだ!! すみませーん、これ下さーい」

「すみません、突然」
と言いながら袋から一本のネックレスを取り出すとわたしの首に付けた。
「え? なに? どうしたの?」
「何って、今日はかなでさんの誕生日でしょ? でもあまり大したモノは贈れなくてすみません」
「あ……そういえばそうだね」
こーへーと一緒にいられるのが嬉しくてつい忘れてた。
でもそれをこーへーが覚えてくれててこうしてプレゼントをくれたのがそれ以上に嬉しくてつい涙が出てしまった。
「う……うん……ありがと……」
「え?? ど……どうしたんです? かなでさん!!」
「な……なんでもないよ。すっごく嬉しいんだよ。こーへーがプレゼントをくれたのが……」
「そ…そうですか? だったらいいんですけど。で、これ実は同じのがもう一本あってペアで買ったんですよ」
と言ってこーへーはもう一本を自分の首につけた。
「こーへーとお揃いだね。えへへ」
わたしはニッコリと笑うとこーへーはわたしの頭を優しく撫でてくれた。
「さ、次に行きますよ」
「うん!!」


「いや~~~、こうしてブラブラするだけでも楽しいよね~~」
通りにある店で飲物を買って近くのベンチで一休みする。
「今日はありがと、こーへー。すっごく嬉しかったよ」
「指輪はもうちょっと待ってください。俺が働いてきちんと儲けられるようになったらちゃんとしたのを贈ります」
「うん、楽しみにしてるよ」

「あの、すみません。ちょっとよろしいでしょうか?」
突然知らない人が声を掛けてきた。
「は? はぁ……何でしょうか?」
「申し訳ありません。『TAMATSU・TIMES』という雑誌をご存知ありませんか?」
知ってるも何も『TAMATSU・TIMES』というのはこの島では結構有名な雑誌で学院にもかなりの読者がいる。
名前はちょっとベタなんだけど最先端の流行を始めとしてお洒落なお店とかデートスポットとか新しく出来たトコとかをいち早く取り上げるので、カップルがデートするときの店選びの情報源として利用する人もかなり多いので人気が高い雑誌である。
「え?! えぇ……。 も……もちろん有名なんで知ってますけど……何か?」
「私達はその記者なんですが、その中で『今月のベストカップル』のコーナーで是非お二人を撮らせて頂きたいんですがよろしいでしょうか?」
「え? えぇ~~~~~!!?? わたし達が??!! いいの?! いいの?!!」
いきなり言われてこーへーも気が動転しているみたいだけど、それ以上にわたしは頭が混乱していた。
というのが『TAMATSU・TIMES』の『今月のベストカップル』のコーナーに取り上げられるということは少なくともウチの学院のほぼ全生徒から注目されまくる存在になってしまうということになる。実際に学院でもこのコーナーに掲載されたカップルは翌日の教室でどれだけつつかれまくったことやら。そしてわたしもよそのクラスに行ってまでそのカップルをどれだけつつきまくったことやら。
とはいえそのカップルをからかいながらもわたしもこのコーナーに載ってみたいという気持ちがあったのも確かだった。
もっと言ってしまうとこのコーナーに載せてもらってみんなからつつかれることは学院のカップルにとってある意味ステータスでもあるようなものなのだ。
「ちょちょちょっとわたわたわたし……格好とか……おかおかおかしくないかな?? ヘヘヘヘンな顔とかしてないかな??!!」
「ははは……十分大丈夫だと……思いますよ。喋り方はヘンになってますけど」
「ああああのあのあの……わたし達でよければ……お願いします」
というわけで急遽撮影が始まった。

「それではよろしいですか?」
「は……はい」
スタッフの指示の元、場所を変えポーズを変え撮影が行われた。
撮っていたカメラマンが
「二人のペアネックレスもワンポイントとしてなかなかいいよね。それに何より彼女の表情が何か凄くいいね。今日は何か嬉しい事でもあったの?」
「あ、実は今日は彼女の誕生日なんです」
「ちょちょ……と、こーへー……」
「あぁ~~、なるほど。どうりで彼女が凄くいい表情をしてると思った。いや~~~、ホントいい写真を撮らせてもらったよ。ありがとう」
「いえいえ、こちらこそ。面白い体験をさせてもらいました」
「記事が出来るのを楽しみにしててください。今回は私もいい仕事をさせてもらったから誌面作りも気合が入りそうですよ」
「ははは、楽しみにしてます」


撮影が終わっての帰り道
「今日は楽しかったね、こーへー。それに普段はなかなか体験できなかった事ができたし」
「そうですね。確かにやろうと思ってできるものではないですね」
わたしは歩きながらクルリとターンをして
「もう気分はスーパーモデル……なんちゃって~~~」
「う~~~ん、それにはちょっと身長が……」
「ん? プラス胸が……って言いたそうな顔だよね。こーへー、今シールはないけど後でいじめるから」
「俺は何も言ってないでしょ? 勘弁してくださいよ」
「にゃはは~~、わたしにはこーへーが何考えているか全部分かるんだよ。でもそれより雑誌が出来るのが楽しみだな~~~。向こうにも売ってるかな?」
「さぁ、分かりませんけど売ってなかったら言ってください。送りますから」
「うん、任せた!! やっぱり自分の写り具合とか気になるもんね」
「それにしてもせっかくの誕生日だっていうのに大したことができなくてすみません」
「いいのいいの。わたしにとってはこうしてこーへーが隣にいてくれることが一番のプレゼントだからね。それにこんなにいいものももらったし」
と言いながらわたしの手はこーへーにもらったネックレスを触っていた。
「そんなのでいいんでしたら出来る限りいくらでも」
「ホントに優しいよね、こーへーは……」
その後、申し合わせたように二人の会話が止まると自然と二人の唇が近づく。
そしてわたし達の距離はゼロになった。


Another View 支倉孝平

翌月、俺達の記事の載っている雑誌が発売になった。
その翌日に教室に行くと当然ながら年度始め早々に俺はクラスメイトから揉みくちゃにされた。
「おい!! 孝平!! 見たぞ!! 熱々だな~~もう」
「見たわよ、支倉君。あのペアネックレスはもしかして悠木先輩への誕生日プレゼント? やるわね~~~」
「もう~~~、仲いいわね~~~。あ~~~、暑苦しい!!」
一応覚悟はしていたけど……まぁ散々のからかわれようである。
「あ……孝平くん、あの雑誌はお姉ちゃんにちゃんと送っておいたからね」
「あ? あぁ……ありがとう、陽菜」
アレを見てかなでさんは果たしてどんな顔をするのやら……。
「それにしても孝平くんはともかくお姉ちゃんもすっごく幸せそうなイイ顔をしてるよ。孝平くんとのお揃いなのがよっぽど嬉しかったんだよ、きっと」
「そ……そうか? まぁ、陽菜がそう言うんだったら間違いないな」

放課後、監督生室に行ったら行ったで今度は会長がニヤニヤしながら
「あら~? 何だか誰かさんが来ただけで急に夏でもきたみたいに暑くなったわね~~」
と言いながら手に持っていた書類で自分の顔を扇ぐようにパタパタ。
「会長、見たのか?」
「当然でしょ? 嬉しそうな顔しちゃって~~。ホント熱いわね~~~。それに……お揃いのネックレスなんかしちゃって~~。もう、見てられないったらありゃしない」
「でも、仲睦まじいのはいいことです」
「いい? 白、ああいうのを『バカップル』っていうのよ」
「バカ……ですか……?」
「……こら。あ~~……もう、どうとでも言ってくれ。否定する気にもならん。けど悪い気もしないけどな」

Another View END


そして同じく送られてきた雑誌を見ながら部屋の隅で真っ赤な顔をしてそれでなくても小さな体が更に小さくなっている人が約一名……。
「うぅ~~~~、わたし達って……撮影の時にこんな恥ずかしい格好してたの…?」




あとがき……みたいなの
一応かなでさんの誕生日SSですが、何だかかなでさんの性格から考えるとちょっとおとなしめになってしまったような気も……。
まぁ少し大人になったんだ…とでも思ってください(汗
雑誌の名前はもう少しカッコいいのがないかなと思って一応考えてみましたが、結局……


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『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。