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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『天池志津子誕生日記念SS「礼拝堂に二人きり」』

今日はまるちゃんの誕生日ということで昨日までは全く何も考えてなかったんですけど今朝になって思いついたのを一気に書いてみました。


というわけで

清白さん SSの紹介と感想どうもありがとうございます。
まぁ、結局のところ『夢オチ』なんですけどね。
でもフィーナだったら本当に実現させそうな期待をもたせてくれそうです。


清白さんSS 『五月』
それにしても素直な人ですね。かなでさんって。
孝平の突っ込みにそのまんま反応しているところなんか……。
こんな人が実際にいたら見ていて飽きないですね。ずっといじり回したい気が……(^^
美術部員ももしかしてこの二人は描きやすかったのかな?

やまぐうさんSS 『心の保存法』
250年も一人で生きているとある程度割り切らないとやってられないと思った末に辿りついた方法なのかもしれないですね。
もしかしたら桐葉はその心を溶かしてくれる人に巡りあえるのを待っていたのかもしれないですね。
でも相手の命は永遠ではないからそこがまた難しいところでもあるんでしょうけど……


早坂さんの独り言>確かにその通りかもですね。実際あちこちいろいろと見てまわっていると中には大風呂敷を広げるだけ広げておきながらたためばいいんですけどたたむことすらしてない作品もありますし。
もっとも自分の場合はそれができないと思っているから長編は書けませんし今のトコ書きませんけど。
せいぜい3~4話くらいで終わるのを書くのが関の山でしょうね。というか以前に自分が書いた話の場合はUPする時点で既に最後まで書き終わっており、残った作業は長い話をドコで話を切るかということと急に思いついた話を付け足す程度だったんですけどね。

TMさん>フィーナの痛車プラモ:自分も昨日売っているのを見ました。思わず手にとってしまいましたが、自分はあまり手先が器用ではないので失敗したら姫さまに申し訳ないと思い、結局買わずに元あったところに返しました(^^;


FORTUNE ARTERIAL SS 『天池志津子誕生日記念SS「礼拝堂に二人きり」』


今日も私は忙しい。
傍から見ると昼は礼拝堂でお祈りして夜は寮の見回りをしているだけのように見える私も案外やらなければいけないことがたくさんあるものです。
礼拝堂の掃除に畑の管理に生き物の世話に悩める生徒のカウンセリング等等、朝から夜まで動き詰めです。
でもこれが神から与えられた私の務め。
神に仕える者として当然のことなのです。

今日は東儀さんが生徒会の方に行っているので私一人で仕事をこなさなければなりません。
本当に猫の手も借りたいくらいです。

世間はゴールデンウィークですが私に休息の日はありません。
日々神に御奉仕の毎日です。
そして作業が一段落ついたところで
「さて、少し休憩しましょう」
私は掃除をしている手をしばし休め、礼拝堂の控え室にて一人お茶を飲んでいました。


「志津子ちゃ~ん」
礼拝堂の入口から何とも軽々しい声がした。
一度聞いたら忘れもしないこの声。
「どうしましたか? 千堂くん」
「どうしました……って、つれないな~志津子ちゃんは……」
いけない……千堂くんがああいう態度だからどうしても冷たく接してしまう。
「あ……ごめんなさい。それにしても珍しいですね。千堂くんが自分からここにくるなんて。もしかしたら何か懺悔することがあるのかしら? でしたら早速神の前にて全てを話して悔い改めなさい」
「心外だな~~。全校生徒の模範たる生徒会長の僕が懺悔することなんかあるわけないじゃないか」
「あら~~? 逆に懺悔してたら1日や2日ではすまないのかと思ってたけど」
「ひどいな~~~。こんな真面目な生徒を捕まえて」
彼も時々生意気な言葉を言うこともあるけど一応教え子でもあるし、時としてカワイイ一面もあるものです。
「それで、懺悔ではなかったらどんな用かしら?」
「あれ? 俺ってそんなに志津子ちゃんから歓迎されてないのかい? ショックだな~。こんなに志津子ちゃんのことを愛してるのに」
私は席を立つと
「ちょっとフライパンを持ってきます」
「あ~~~、ゴメンゴメン。本当の目的はコレ」
そう言うと千堂くんは手に持ってた小さな箱を机の上に置いた。
「これは?」
「見ての通り。開けてみて」
まぁ箱から察するに中身はケーキでしょう。
「でも……何で?」
「いいからいいから、開けてみれば分かるって」
「まさか……中身がビックリ箱とかになってるんじゃないでしょうね」
「あのね……俺が本気で志津子ちゃんをビックリさせようと思ったらもっと大々的にやるさ。この程度のケーキにわざわざ仕込むなんて俺のポリシーに反する」
「……分かったわ。その言葉を信じましょう」
私は箱を開けて中からケーキを取り出した。
「え……??!! これは??!!」
「どう? 下手なビックリ箱よりビックリした?」
そのケーキにはチョコのプレートが乗っておりそこには『HAPPY BIRTHDAY SIDUKO』と書かれていた。
「せ……千堂くん、これ……??!!」
「え? 見ての通りだよ。誕生日おめでとう、志津子ちゃん」
「う……うぅ……」
思わず涙が溢れてきた。
「あれ? どうしたんだい?」
「う……嬉しいのよ。……誰かからこんな風に誕生日を祝ってもらえるなんて久しぶりだから……」
正直自分でも今の今まで今日が誕生日であることを忘れていました。
「そうなんだ。ほらほら、涙を拭いて。志津子ちゃんの折角の美貌が台無しじゃないか」
「もう……、ホント千堂くんは口が巧いんだから……」
「それじゃ早速お祝いをしないと」
と言うと千堂くんはケーキにロウソクを立て始めた。
10本程立てたところで火を点けた。
「キレイね……」
私は暫くの間ウットリとロウソクの炎を眺めていた。
「歳が分からないからとりあえずこんなものかな?」
「別の意味で嬉しいわね」
「ケーキの大きさに合わせて持ってきてたロウソクを全部立てただけだよ。それとも歳を調べてでも年齢分立てて欲しかった?」
「相変わらず一言多いんだから……」
「さぁ、吹き消して」
「えぇ、わかったわ」
ふ~~~~~
私は一息でロウソクを吹き消した。
「志津子ちゃん、おめでとう」
「ありがとう、千堂くん。でもまさか千堂くんに祝ってもらえるとは思わなかったわ」
「ま、たまにはそういうこともあってもいいんじゃないか?」
私はお茶を入れながら
「でも千堂くんだったらこの学院の全ての女子に同じことをやっていそうだけど?」
「う~~ん、それは是非やってみたいかもね」
「本当にやりそうだから怖いわ。はい、お茶」
「お! ありがとう。いや~~~、志津子ちゃんの入れてくれたお茶が飲めるなんて嬉しいよね~~」
「褒めてくれるのは嬉しいけどこれ以上は何も出ないわよ。そうだわ、せっかくだからこのケーキを一緒に食べましょう」
「ん? 相手が俺でいいのかい?」
「さすがに私一人では多いわ」
「大丈夫だよ。仮に太ったとしても俺が責任を持ってもらってあげるから」
「もう……教師を冷やかさないの!!」


「それじゃそろそろお暇しますかな」
「あら、もうそんな時間かしら? 今日はありがとう、千堂くん」
「それじゃまたね~」
あれから一緒にケーキを食べてお茶を飲みながらも散々軽口をたたくだけたたいて彼は帰っていった。でもいつもだったら腹立たしい彼の軽口も不思議な事に今日は何だか聞いていて楽しかった。
やっぱり何だかんだとはいってもこうして私の誕生日を知ってて祝ってくれたというのが嬉しかったのだと思う。
私は彼が座っていた席と飲み終わったカップを見て

「ありがとう……千堂くん」



Another View 千堂伊織

礼拝堂を出た俺は一人寮に向かって歩いていた。
「志津子ちゃんも喜んでくれたみたいだし、ま……いいか。それにしても志津子ちゃんの笑った時のあの顔はホント母親そっくりだな。やっぱり親子なんだな」
さすがに100年以上も生きていると確かにこれまで見てきた女性は数知れないわけだけど、本当に今すぐにでも思い出せるような心に残る女性というのは殆どいない。
だからこそ志津子ちゃんの顔を見てるとあのときのことがまるで昨日の事の様に思い出される。
30数年前なんて人間の人生だったら結構な年月が経っているわけだけど俺にとってはついこの前の話みたいなものだし。
「まぁ、もっとも向こうは俺のことなんて覚えてないだろうけど……」
そう言いながら見上げた視線の先にはかつてあの人と一緒に過ごした監督生棟が見えていた。

Another View END




あとがき……みたいなの
案外シスターに関する話というのは見ない気がするのですが……。
これも折角思いついたので書きなぐってみました(^^
まぁ、シスターも一人の女性……というのが出ていればいいのですが。

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