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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『Pure Message』

久しぶりにパ○ツシリーズ(?)でなくて少し真面目なのを書きます。


というわけで先ずその前に


TMさん SSの紹介と感想どうもありがとうございます。
まぁ、狼とはいっても……。それにひきかえ向こうは……ですから。(何なんだよ?!)


やまぐうさんSS 『限りある資源を大切に』
ははは、なるほど。まぁ確かにその通りですね。
カレンさんも何かと苦労が絶えません(^^;


FORTUNE ARTERIAL SS 『Pure Message』


先日、海岸通りに一軒の喫茶店がオープンした。

今日は日曜なので私は学院の外に出て、散歩ついでにそのお店に行ってみることにした。
さすがにお休みの日の海岸通りは人通りも多いし賑やかである。

目的の喫茶店は割と簡単に見つかった。
お店の名前は『Pure Message』
比較的こじんまりとした店構えである。

中に入ってみる。
店内はそれ程広いわけではないが、割と落ち着いた感じの内装が施されておりキレイでかなり私好みである。
まだ時間が早いからだろうか? 私以外に客の姿はなかった。
店員はホールに女性が一人、厨房にもう一人の女性と一人の男性の姿が見える。いずれも20代くらいだろうか?
とりあえず窓際のテーブル席に座った。

「いらっしゃいませ」
ホールにいた比較的小柄な女性が元気よく声をかけてきた。
「ご注文は何にいたしますか?」
私はメニューをみた。
「えぇっと……」
どうやらここは紅茶の専門店みたいで私も聞いたことがない銘柄もたくさんある。
でも何となくだけれど、もしかしたらここなら初めて飲む銘柄でも美味しく飲ませてくれそうな気がしたので
「それでは……アールグレイをお願いします。それと……ショートケーキを一つ」
「かしこまりました。ひなちゃーん、アールグレイを!! へーじ、ショートケーキをお願い」
「は~~い、お姉ちゃん」
「りょうかーい」
厨房を見てるとひなちゃんと呼ばれた清楚で落ち着いた感じの女性が流れるような見事な手付きで紅茶を入れている。


しばらくして注文した紅茶とケーキが運ばれてきた。
「お待たせいたしました」
テーブルに置かれているこの位置からでもいい香りがただよってきた。
「すごくいい香り」
するとカウンターの向こうから
「ベルガモットのいい香りがするでしょ?」
「はい。あ、頂きます」
一口飲んでみる。……すごく美味しい。
するとホールにいた女性が私に話しかけてきた。
「お客さん、もしかして紅茶とかに興味があるの?」
「え? あの……興味と言いますか、学院の寮で友達同士でよくお茶会をしているんですけど、その時にやはり美味しいお茶を入れたいんで参考になることがあれば……と思って」
「あ、もしかしてお客さんは修智館学院の生徒?」
「はい、そうです」
「へ~~~、そうなんだ。私達もそこの出身なんだよ」
「えぇ?!! それじゃ、皆さんは先輩なんですか?」
「まぁ、そういうことになるけど別に気にする事はないよ」
「は……はい」
何となく一瞬気まずい気がしたのだが、言われたとおり特別気を使う必要もなさそうだ。

それにしてもこのケーキもだけど、このお茶もホントに美味しいな。どうやったらこんなに美味しいお茶が入れられるんだろう?
「それにしてもお姉ちゃん、『お茶会』って今でもやってるんだね」
「そうだね。いや~~~~、寮の恒例行事みたいになってくれてわたしは嬉しいよ」
寮における学生同士の交流会として毎日どこかの部屋で当り前のように行われているお茶会なのだけど、私はこのセリフを聞いてこの人とお茶会がどういう関係があるのか疑問に思って
「あの……皆さんが在籍されてた時は『お茶会』って流行ってなかったんですか?」
「う~~ん、流行るも何もそもそもお姉ちゃんが始めたんだもんね」
それに続いて同じく厨房にいた無口な男性が口を開いた。
「あぁ、それもオークションの売れ残りのカップを押し付けるために転校してきたヤツの部屋に何の前触れもなく乱入して」
「へーじ、シールと給料カットとどっちを選ぶ?」
「どっちも勘弁」
さすがの私もこれには驚いた。まさか目の前にいる人が始めたなんて……。
「でもそのころからひなちゃんの入れたお茶は天下一品だったよね。そのひなちゃんも今やティーインストラクターだもんね。だから学院にいた時からさらに腕も上がってより一層美味しくなってるよね」
「おだてないでよ、お姉ちゃん」
「ま、確かに悠木の入れたお茶は当時から美味かった」
「おだてたからって何も出ないよ。そういう八幡平君のケーキもなかなかいい感じだと思うよ。何てったってあのえりちゃんが足繁く通ってくるくらいだからね。今や当店の名パティシエだよね」
「確かにそうだね。それにしてもバイトが寿司屋だったへーじが卒業後に洋菓子の道へ進むとは思わなかったよね」
「寿司屋のバイトは出前だったから別に握ってたわけじゃないし……。それに意外だったか? まぁ、ケーキもあちこちで食ってたから舌には結構自信もあったしな」
「えぇ?!! それではこのケーキもここで作っているんですか?」
「そうだよ。あそこでデカイ面してるアイツが全部作ってるんだよ」
「デカイ面で悪うございました」
「へーじも素直じゃないところは昔から変わらないね~」
こうして考えるとこのお店って案外凄いお店なのかもしれない。
でもこれだけ美味しいお茶を出せてこんな美味しいケーキが作れるお店なんだからもっとたくさんのお客さんが来てもいいはずなのにまだオープンして間もないからなのかな?
それにしてもこのお店ってお洒落だし、お茶もケーキも美味しいしいいよね。気に入っちゃった。
今度このお店に来る時は友達と一緒に来よう。きっと友達も気に入ると思う。


プルルル……
「はい、喫茶『Pure Message』です」
「あ、えりちゃん? うん うん 分かった。それじゃ待ってるね」

「どうしたの? えりりんから?」
「うん、えりちゃんと孝平くんが白ちゃんを誘って一緒にこれからくるって」
「よっしゃ!! それじゃ二人ともいつものを用意しといて」
「は~~い」「りょ~かい」
「あ、お客さんももしよかったらお茶会に参加してってよ。もしかしたら当時の面白い話が聞けるかもしれないよ~」
「というか、もしかしなくてもこの人だったら例え向こうがイヤと言ってもムリヤリに引き出すがな……」
「……え? そ……そうなんですか?」
「もう……へーじは人を不安に陥れるようなコトを言わないの!! 大丈夫大丈夫、お姉ちゃんにまかせなさ~~~い!!」
「この言葉で孝平くんはどれだけ凄い目に遭ったことか……」
「も~~~、ひなちゃんまで~~~ひどいよ~~」

やっぱり仲間ってなんだか暖かくていいよね。今、私達が寮でやっているお茶会もそうだけど、この先輩たちが始めた時もこういう賑やかな雰囲気でお茶を飲みながら他愛もない会話をしていたんだろうな。私達も学院を卒業してもこうして仲間同士集まってお茶会ができればいいよね。


「こんちわ~~」「おいっす」「こんにちは」
「あ、いらっしゃい。席はこっちだよ~」
先程の電話の人が来たみたいだ。
一応誘われていた手前、どうしようかと思ったけど何だかこのままいると凄く楽しいお話が聞けそうな気がしたのでもうしばらくここにいようと思った私は

「すみません。同じのをもう一杯下さい」





あとがき……みたいなの
史実と違う未来の話になってしまいましたけど、まぁアナザーワールドと言いますかシンシアじゃないですが『平行世界理論』とでも言いますか……(オイ!!)
でも案外こういう平凡な(?)世界もいいかもしれないと思って書いてみました。
そうなるとへーじは誰と付き合うことになるのだろう?

注)勝手な妄想で書いております。一応色んな資料を調べて書いてはいますがもし異なる事がありましたらご了承をm(_ _)m

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