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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS     『カレンのサイクルダイアリー(その6)』

このところ新作を書いてなかったので久しぶりに。


というわけで先ずその前に


TMさん SSの紹介と感想どうもありがとうございます。
まぁたぶんココは大丈夫でしょう。それにこの二人はタダのバカップル(?)ではないですし(^^;


早坂さんSS 『赤ちゃん狂想曲』
まぁこの御方もある意味もう子供がいても何ら不思議ではないのだけど、それにしても……大きな赤ちゃん、うらやまし……じゃない!! 取り乱して致しましたm(_ _)m

やまぐうさんSS 『苺三昧』
どうも遅くなりましてm(_ _)m
う~~~む、確かにこの苺はあの場では出せませんな。でもこれは正直一番食べたい苺でありますな(^^

『華やかな花』
はいは~~い、ごちそうさまで~~~す(^^
もうバカップル炸裂ですね。でも仲睦まじいのはいいことです。



夜明け前より瑠璃色な SS 『カレンのサイクルダイアリー(その6)』


今日は久々のお休みです。
そして、空模様も先日とうって変わって正にぬけるようないいお天気になりました。
というわけで私は朝から愛車を引っ張り出すと、今日は山へ向かいました。

行き付けの自転車屋の店長から聞いたお勧めの(?)山道で、頂上にはこの街が一望できる場所があるそうです。
ですがこの山道というのがなかなか険しい坂道で、私は汗だくになりながら必死にペダルを回しています。
正に店長曰く『心臓破りの坂』と呼ぶだけのことはあります。
しかしながら確かに大変ですが『帰りはこの坂をMAXのスピードで下ってやるんだから!!』 と思うと自然とやる気も起きるしペダルを回す脚にも力が入ります。


そして……
「ふう……やっと着いたわね。さすがに聞いた通りの登り応えがある坂道だったわ。それにしてもここからの眺めは絶景ね。頑張った甲斐があったというものね」
頂上に着いた私はそこから見下ろす景色に暫し見入っていた。
「さて、少し早いけどお昼にしましょう」
私は景色のいい広場のベンチに腰を下ろすと、出発前に予め近所のお店で買っておいたおにぎりやお惣菜をバッグから取り出した。

心地いい風を受けて絶景を眺めながらの食事はまた格別です。


「さて、行ってみますか」
食事が終わると私はバッグから携帯用ビデオカメラを取り出してバイクのハンドルに固定した。
軽く揺すって取り付け具合を、画面を見てアングルを確認。
「うん、大丈夫ね」


これはどういうことかと言いますと
先日、月から帰ってくる前にフィーナ様とお話をしていたのですが

「自転車の調子はどうかしら?」
「はい、ちょっと最近はお休みの日に雨が降ったりとかであまり走りに行けてないんです」
「それは仕方がないわね。さすがにお天気は人工的にコントロールできるわけじゃないから」
「そうですね。お天気には逆らえません」
「それはそうと自転車で走るとどのくらいスピードが出るのかしら?」
「その時の状況にもよりますが、下り坂ですと時速60キロくらいは出てるかと」
「車だと時速60キロというのはそれ程大したスピードに感じないけど、自転車だとかなりの体感速度になるんでしょうね」
「はい、私も慣れるまでは凄く怖かったですね」
何だかフィーナ様も少し興味を持たれたような顔をしながら
「そうかもしれないわね。体がむき出しになってるからさすがに怖いかもね」
「それに最初からそんなスピードはムリですし」
「でも何だか楽しそうね。カレンが自転車の話をしている時は凄く目が輝いているし」
「そ……そうでしょうか?」
「えぇ、凄く。でもムチャだけはしないでよ。カレンにもしものことがあったら本当に困るし」
「はい、ケガだけはしないように十分に気をつけます」
その時私はふと思いつきました。
「もし興味がおありでしたら走っているときの状況をビデオに撮ってみましょうか?」
我ながら少々突拍子もないことを言ったと思いましたが、フィーナ様は何だか更に興味を持たれたように
「それは面白そうね。是非見てみたいわね」

ということなのです。
まぁ一応自分が言った手前同じ撮るなら迫力のある映像を撮ってみたいと思い、今回ここを選びました。
これだけの下り坂だとかなりのスピードも出るし、面白い絵が撮れると思う。
私は録画ボタンを押すと
「これでよし。それじゃ出発!」
気合を入れてペダルを勢いよく踏み込んだ。
バイクは重力の法則に従って徐々にスピードを増していく。
自分がバイクをコントロールできる範囲内でスピードを調整してはいるが、暫くするともうとてもじゃないけどスピードメーターを見ている余裕などない所までスピードが上がってきた。
ここには割と長い直線の坂道があるのだが、私にとってはここでの体感スピードはもう未知の領域である。
もしかしたらこれはたぶんもう時速60キロどころではないと思うのだけれど? もっとも今はメーターを見れないからどのくらいスピードが出ているのか分からない。
そしてその後はもうそんなことすら考えられなくなり、無心でバイクをコントロールすることのみに集中である。

そろそろふもとに近づいてきたので徐々にブレーキを強めにかけて速度を落としていく。
車も出てきたし、もうすぐ信号とかも出てくるからさすがにマズイ。
以前みたいに礼拝堂の花壇に突っ込んだくらいのことではすまなくなる。

そしていつでも止まれるくらいまでスピードを落とし、とりあえず手頃な場所にバイクを止めると私は最高速度が気になってサイクルコンピュータを見た。
すると……メーターには今まで出たコトのない速度が表示されていたのです。
「えぇ?!!! うそ?!! 我ながらよくこんなとんでもないスピードで走ってたわね。信じられない……。あまり大声では言えないけど自己最高速度ね……でも……」
私はカメラのスイッチを切り、取り外してバッグにしまいながらポツリと呟いた。

「さすがにこんな危険な映像をフィーナ様にお見せしたらもしかして怒られるんじゃないかしら? それにしても……この物凄い緊迫感というか緊張感って何だか病みつきになりそうね」

何ともいえない満足感を胸に私は帰り道をゆっくり流して帰りました。




あとがき……みたいなの
もう完全に日記でなく普通にSSになってしまいました(^^;

このままカレンさんがスピード狂になってしまうかどうかは……どうでしょうか?
で、このとき時速何キロで走っていたのかはここでは書きませんので読まれた方が適当に考えてください(ってオイ……)

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E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。