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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『いつもと違うこと』

なにやら世間は夏休みとかぬかす期間に入ったとのコトですが……夏休みって何ですか……?


というわけで


早坂さん SSの紹介と感想どうもありがとうございます。
まぁ、先ずは自分が納得できる設定であればいいんじゃないでしょうか?
自分の場合はこの辺りを崩してしまうと話として成り立たなくなってしまうもので、達哉の行動次第でどうしても幸せの裏が不幸せみたいになってしまうんですけど。




FORTUNE ARTERIAL SS 『いつもと違うこと』


「おはよう、孝平くん」
いつも通り教室に来て自分の席に座った私に孝平くんが
「おはよう陽菜。ん? 気のせいかな? 今日の陽菜は何かいつもと違う気がするんだけど……」
「ど……どうしたの? 孝平くん」
「いや……何だかよく分からないんだけど、いつもと何かが違うんだよ」
「べ……別にいつもと変わらないと……思うよ」
「そうか? 俺の思い過ごしならいいんだけど」

う~~~ん、やっぱり分かっちゃうのかな?
確かにいつもとは一箇所違うところがあるんだよね。


そして休憩時間
「分かったぞ! 陽菜」
「え? 何が分かったの? 孝平くん」
「陽菜のいつもと違うところだよ」
「え……?」
「ベストだよ。ほら、いつもはベストを着てないじゃないか?」
「え? あ……あはは、確かにそうだよね」


そういえばクラスメイトも今日はちょっと首をひねってたな。
「何か雰囲気が違うね」とも言ってた人もいたし。
でも……具体的な所までちゃんと気付いてくれたのは孝平くんだけだったんだよ。
孝平くんだけは私のことをよく見てくれてるんだね。何だか嬉しい。
確かに夏服の場合、私はベストは着用しない。
理由は……別にないんだけどね。


コトの始めは昨夜のお茶会にさかのぼるんだけど……
何故かその日の話題というのがえりちゃんが持ってきた『スカート丈が短くて中が見えやすいから気にならなくなる何かいい方法はないか?』ということでみんなで悩んでいたんだけど、その中で孝平くんが
「だったらいっそのこと下着まで制服化したらどうだ?」「いっそのことスカートと同じ系列の色にしてしまえばどうだ?」
と言ったことに対してその時は孝平くんたちの手前躊躇してたんだけど、部屋に帰って改めて考えてみると私の中にちょっとした冒険心が現れてきた。
私は下着を入れている引き出しを開けると中をゴソゴソ……

引き出しの奥から取り出しのは……形は割とシンプルなんだけど、色が黒色のブラとショーツ。
「一応私もこういうのは持ってるんだけどね……」
さすがに買ったはいいけどこれを着けるとなるとなかなか勇気が出てこないからか着る機会がない。
だから必然的に今は引き出しの一番奥に行ってしまっていたのだ。
取り出したまま床に広げられた下着を見て
「やっぱりこうして改めて見てみると……恥ずかしいな。でも……もしかしたら孝平くんは……こんな下着が好きなのかな?」
私は念のためカーテンと入口の鍵を確認すると、着ている服を全部脱いだ。
「ちょ……ちょっとためしに着てみるだけだから……」
意味不明の言葉で自分に言い聞かせると、思い切って引き出しから取り出されたばかりの黒い下着を身につけてみた。
鏡にその姿を映してみる。
たちまち顔がカーッと熱くなってきたのが自分でもよく分かる。
「お……大人っぽいっていうより……コレ、な……なんだかすっごく……エッチだよ……」
まったく我ながらあの時はよくこんな恥ずかしい下着を買ったものである。
そう言えば確かコレを買うときも恥ずかしかったから普通の下着と一緒に買ったっけ。

「やっぱり……明日着ていくかどうかは明日の朝に決めることにしよう……」
そう呟くと私はそそくさと黒い下着を脱ぎ、さっきまで着ていた下着に着替えた。
「あ~~~、恥ずかしかった。……だけど、誰が見てるわけじゃないのに何でこんなに恥ずかしいの? まだ心臓がドキドキしてるよ……」
まだ火照った顔のまま手早く下着をたたむとそれを明日着るブラウスの横に置いて
「今日はもう寝よう。でも……まだこんなに興奮してて眠れるかな……?」


とりあえずそんな心配は無用だったみたいで、グッスリ眠って爽やかな目覚めだった。
「さて、準備しないと」
起き上がると着替えるためにブラウスを取ろうとして目をやるとそこには……
「そうだ……どうしよう……」
朝はそんなに時間はないはずなんだけど、かなりの時間考えた気がする。そして……
「よし! 決めた!」
私は思いきって黒い下着を身に着けた。
その上にブラウスを着て、スカートを穿く。
そしていつものように身だしなみの確認のため鏡の前に立つ。
すると……いつもは大して気にならないはずなんだけど、今日は胸の辺りにハッキリと黒い影が……。
「あぁ!! そうだ!! いけない……私、いつもブラウスだけだからこのままだと下着が透けちゃうんだ……どうしよう!!」
朝は時間がないからもうパニックになりかけている。
「う~~~ん、どうしよう……どうしよう……あ!! そうだ!!」
私は洋服ダンスに飛びつくと
「え~~~~と……この辺にあったと思うんだけどな……。あ! あった!!」
普段は着ていないベストを取り出した。
それを着ると鏡の前に立って確認する。
「うん……とりあえずは目立ってないみたいだね、これで大丈夫かな? でも……みんなに不審に思われちゃうかな? まぁ、今日は体育の授業も委員会活動もないし、身体検査とかで服を脱がないといけないこともないからたぶん大丈夫だよね」
と自分に言い聞かせると急いで部屋を出た。


そして学院に来たわけなんだけど……もう下着の事を意識するだけで顔が火照ってきそうになる。
私は必死でその気持ちを押さえ込んだ。
休憩時間も
「陽菜、顔が赤いけど熱でもあるのか? 大丈夫か? 保健室行くか?」
「う……うん、別に何でもないよ。……大丈夫だから」
「そうか? 頑張るのはいいけどムリだけはするなよ」
「うん……ありがとう、孝平くん」
隠しているつもりなんだけど……やっぱり顔に出てるのかな? でも気付かれてないとはいってやっぱりもそういうのを着ていると思うだけで恥ずかしいよね。

その後は別にクラスメイトにも孝平くんにも気付かれることなく平穏無事に一日が過ぎようとしていた。
「陽菜、一緒に帰ろう」
「え? 孝平くん、今日は生徒会は?」
「あぁ、珍しいことに今日は休み」
「そうなんだ。あ! 八幡平くんは?」
「俺はこれからバイト。じゃあな」

そして私は孝平くんと二人で校舎をあとにして寮に向かった。
「こうして二人で一緒に歩くのも久しぶりだね」
「あぁ、そうだな。いつもはお互いの活動で忙しいからたまにはいいよな。それにそれまでは大概かなでさんもいたしな」
「あはは、そう言えばそうだね」
この時、私は下着のことは完全に忘れてしまっていた。
するとまるでこの瞬間を狙ってたかのように突風が吹き、私のスカートを勢いよく巻き上げた。
「きゃあ!!!!」
「あ!! ……えぇ?!!!!」
私は舞い上がったスカートを慌てて押さえたが……孝平くんの顔を見る限りではどうも後の祭りだったみたい。

二人の間に何となく気まずい空気が流れる。
私の顔はもう茹でられたみたいにカ~~~と熱くなっていた。
「あ……あの……孝…平…くん、もしかして……見え……ちゃった……?」
孝平くんは真っ赤な顔をすると後を振り向いて
「え? あ!! み……見てない……見てないから!!」
「大丈夫……だよ。怒ってないからこっちを向いてよ」
すると孝平くんは頭をかきながら申し訳なさそうな顔でゆっくりと私の方を向いて
「ゴ……ゴメン、陽菜!! 見るつもりはなかったんだ!! ゴメン!!」
「だから私は怒ってないよ。それにそんなに謝られたらまるで私が脅迫でもしてるみたいだよ。それよりも……どう……だったかな? ヘンじゃなかった?」
「ヘン……なんかじゃないよ。あ!! もしかして……昨夜の話?」
「う……うん」
そう言って私はベストのボタンを外すとその中を見せた。
白いブラウスの下に黒い影が見える。
孝平くんは目を丸くして
「……えぇ?! もしかして、陽菜が今日ベストを着てきた理由って……?」
「……うん、そ……そういうことなんだよ」
「だからって……何も陽菜が身を持って着てこなくても……」
「そうかもしれないけど……孝平くんなら……いいかなって……。それで……どうだった?」
すると孝平くんはさっきより更に真っ赤な顔になって
「え? そ……そりゃ、カ……カワイイと思うぞ……」
「そう? よかった~~。孝平くんに嫌われちゃったらどうしよう……って思ったよ」
「そんなこと思わないよ。だけど……」
孝平くんの答えに私は一瞬不安になって聞いてみた。
「だけど……?」
「……できたらそういう刺激的な色は勘弁して欲しい気もするな」
「えぇ~~~~??!! 孝平くんが自分で言ったんじゃない?! だから……だから私……勇気を出して頑張って着てきたのに……。もう~~~、孝平くんなんて知らない!!」
私は頬っぺたを膨らますとプイッと後ろを向いた。
すると孝平くんはもう慌てた感じで
「ゴ……ゴメン!! 陽菜……。頼むから機嫌をなおしてくれよ……。ゴメン!! ホントにゴメン!!」
もう真剣になってひたすら謝る孝平くんの姿が何だかカワイく思えてきた。
「もう~……しょうがないな~~。今回だけは許してあげる」
「あ……ありがとう。で……でも、できたらこれからそういう姿は俺だけに見せてくれたら嬉しいな」
「また孝平くんったらそういうコト言うんだから……。そ……それに、そんな風に言われたら恥ずかしいよ……」
とは言ったけど、でも……孝平くんだったら……見せてもいいよね。次はもうちょっとだけ冒険してみようかな。





あとがき……みたいなの
以前書いていた瑛里華のパンツシリーズ(?)に対して今度は陽菜でやってみました。
それにしても、シリーズみたいにするとネタを探すのがなかなか大変ですね。


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