FC2ブログ

気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS     『聖なるアイテムで天罰を!』

あ……そう言えば今日はいおりんの誕生日だったんですよね?
今年で100プラス何歳になったのでしょうか。
う~~~ん……失礼ながら全く気にも留めておりませんでしたm(_ _)m
SSもいおりんとは全く関係ありませんです(そもそも話が違うし……)
もっとも本人は一つ歳をとったところでどうってことないかもでしょうかね?



というわけで

おや?……何故か今日はエステル祭になってしまってますね(^^


やまぐうさんSS 『水と風のハーモニー
何だかんだ言いながらも仲良くじゃれている感じがいいですね。
それにしてもエステルさんも素直なのか素直じゃないのか(^^
まぁ、それがまたいいのでは? と自分は思います。


朝霧さんSS 『天罰覿面
ふむ、こちらは大天罰祭の予行演習というわけですかな?
それにしても……考えてみたら巫女風の衣装まであるとなると『静寂の月光』ってある意味守備範囲の広い宗教なのかな? それともエステルさんも人を正しい方向へ導くためなら如何なる苦労も惜しまないと悟ったのかな?




夜明け前より瑠璃色な SS 『聖なるアイテムで天罰を!』


満弦ヶ崎も梅雨が明けて毎日うだるような暑さの日が続くようになった。
そして今日もまた上空の太陽は遠慮ナシにガンガンと照りつけており、また夏の風物詩とも言える蝉の鳴き声というBGMの相乗効果も相まってか更に暑苦しさを増している。
そんななかで今日も俺はエステルさんの手伝いをするために礼拝堂に向かっている。
「う~~~ん……それにしても今日も暑いな……。ったく……エステルさんの機嫌の悪い顔が目に浮かぶようだ……」
でもそんな機嫌の悪い顔をするのもあの人の魅力の一つなのかもしれない。もしかしたら俺にだけは裏表のない本当の気持ちを見せてくれているのだろう。
そう思うとまんざら悪い気もしない。


そういえば歩いていて思ったのだが、今日は妙に反対側から歩いてくる人が多い気がする。
「あの方向は間違いなく礼拝堂からだよな?」
エステルさんの傍迷惑な懺悔の噂が広まり、何故か逆にエステルさんにどつかれるために懺悔に来る人が増えてしまったと言う話を聞いたのだが果たして良かったのか悪かったのか?
もしかして、案外エステルさんもストレス解消を兼ねているのだろうか?
いやいや……そんなことはない!! エステルさんは人を正しい道へと導いて下さる為に心を鬼にして大いなる愛で天罰を下しておられるのだ!!
「それにしても今日は人が多いみたいだな。何かあったんだろうか? もしかしたら忙しいのかな? だったら急がないといけないかもな」
すれ違う人たちは皆一様に妙に何かが吹っ切れたような清清しい顔をしている。
まぁ、間違いなくエステルさんにどつかれたのは間違いないだろう。
ただその顔がいつもと違う気がしたのは気のせいだろうか?


そんなことを考えているうちに礼拝堂に到着した。
相変わらず中からは異様にスッキリした顔の人達が出てくる。その人達を横に見ながら
「こんにちは、エステルさん」
どうやら相談者の群れも一段落着いたみたいで
「こんにちは、達哉」
「お疲れ様です。今日も暑いですね。何か冷たい飲み物でも持ってきましょうか?」
「そうですね。ありがとうございます。ちょっと休憩しましょう」

「どうぞ」
俺は冷えたお茶を入れてくるとエステルさんはそれを一気に飲み干して
「ふ~~~~……美味しかった~~~。ごちそうさまです」
「冷蔵庫のお茶を持ってきただけですよ。だけどいつも飲んでいるお茶なのに今日は凄く美味しそうな顔で飲んでいましたね」
「今日はもう朝から大忙しで喉もカラカラでした。相談者が次から次へと来られるのでもう休憩するヒマもなかったのですよ」
「そういえば今日はここから出てくる人はいつもより妙に清清しい顔をしてましたね」
「そうですか? やはり皆さん、懺悔することによって救われたのですね。私としましてもそれは凄く嬉しいことです。司祭冥利につきますね」
う~~~~ん……というよりも多分それは懺悔そのものよりもエステルさんにどつかれることが嬉しいだけなのかもしれないということも……?
それに良く見るとエステルさん自身もヘンなストレスがないからなのか、妙に清清しい顔をしている気もしないでもないな。

「達哉、今もしかして何かやましいコトを考えているのですか?」
「い……いえ、決してそんなことは……」
「口ではそう言っても目を見れば私には全て分かります!! そんな人には……」

「天罰です!!!」

傍らに隠されていた何かを掴んだエステルさんの腕が俺の頭目掛けて一気に振り下ろされた。
そして、次の瞬間……

『ピコン!!』

「え……??!!」
「天罰!! 天罰!!」
『ピコン!! ピコン!!』
エステルさんの振り回しているモノが、何やらカワイイ音を立てながら俺の頭にぶつかっている。
「あの……エステルさん、……コレは?!」
「あぁ、これですか? なかなかいいと思いませんか? 先日ここに来られた信者の方が『この“聖なるピコピコハンマー”で是非司祭様直々にこの煩悩の多い私に天罰を下して欲しい』ということでコレを下さったのですよ。素晴らしいアイテムですね」
あ~~~、なるほど……。だけどコレってそんなに誉めちぎるほどのモノですか? それに『聖なるピコピコハンマー』って……。
「それに今日は何故か朝から懺悔したい方や気合を入れて欲しいという方とかがたくさん来られて、それでこれで叩いてばかりいたので手は疲れるわ喉は渇くわで散々です」
ふむ……こういうことだったのか。今日すれ違った清清しい顔をしていた面々は皆この『聖なるピコピコハンマー』なるアイテムで思いっきりどつかれまくった……というわけか。


それにしても相談者相手にこのピコピコハンマーを振り回してどつきまくっているエステルさんの姿を想像すると何だか微笑ましさのあまり笑いが込み上げてきた。
「達哉……またやましいことを考えていますね?」
「いえ……そんなことは断じて……」
「まだ煩悩が残っていると見られますね。そんな煩悩の多い達哉には……」

「天罰天罰天罰天罰天罰……!!!」
『ピコピコピコピコピコピコ……!!』
「いててててて……!!」
『聖なるピコピコハンマー』の傍迷惑な(?)打撃が雨あられのように降ってきた。
こりゃ付き合ってたらキリがない……。形勢を変えないと……。
「ちょ……ちょっとエステルさん……相談者がみえられてますよ……」
「あ……も……申し訳ありません。どうぞ」
やっとハンマーの乱打が止んでその隙に俺はハンマーの射程外に逃げた。
「あ……あら? 達哉、相談者の方はどうされましたか?」
エステルさんはキョロキョロと辺りを見回す。
「え? さぁ? ……帰られたの……かな?」
ウソも方便ではないが、これはハンマーから逃れるためだったからこの時は相談者など端からいなかったのだ。
「達哉? あなたという人は……」
エステルさんはギロリと俺を睨みつけると
「そうですか? 達哉はそんなに天罰を受けたいのですね? よ~~~く分かりました……」
『(傍迷惑な)聖なるピコピコハンマー』を握りしめたエステルさんがゆらりと俺に向かって近づいてくる。
あまりの迫力にジリジリと後退りする俺……。そして……遂に部屋の角に追い詰められてしまった。
ヤバイ……!! 逃げ場がない!! 絶体絶命!! もはやこれまでか?

そして……その手に握られた光り輝く(?)『(傍迷惑な)聖なるピコピコハンマー』を大上段に振り上げたエステルさんは慈悲の欠片もない目で
「最期に……言い残すことはないですか?」
「え……?!」
「『え……?!』ですね? 分かりました。遺言は以上ですね? さぁ達哉!! あなたの煩悩を全て取り去ってあげます!! 覚悟なさい!!」
「ちょっと待て~~~~~!!!」
俺の叫びは無視され、一切の遠慮も迷いもなく『(傍迷惑な)聖なるピコピコハンマー』はエステルさんの雄叫びと共に俺の頭上目掛けて思いっきり振り下ろされたのであった!!

「天罰~~~~!!!!!」





あとがき……みたいなの
このSSのヒントはもちろん例の大天罰祭の記事です。が、考えてみるとあれだけSSを書いているにも関わらず、自分はエステルさん主役と言いますかエステルさん絡みのSSを書くのは確か初めてだと思います……。
ちょっと大袈裟過ぎかもしれませんが、たぶん雰囲気は出てるのではないかとは思うのですが……。
それとこのあとの達哉の運命は……まぁ適当に想像してください(^^


ブログパーツ

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kimama810.blog64.fc2.com/tb.php/262-0f9370a0

 | HOME | 

Calendar

« | 2019-11 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

TIPS114 記念日にメッセージを表示する

Birthday


今日は誰の誕生日?


Recent Entries

Categories

Monthly

通算ランキング

月間ランキング


アクセスカウンター





現在の閲覧者数:

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

福hide

福hide

『気ままな場所』へようこそ!

文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

当ブログはリンクフリーです。
この様な所でよろしければ御自由にして頂いて結構です。
報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。