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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『出張生徒会の舞台裏』

【若干ネタバレを含みます】



修智館学院出張生徒会 第0回
FAラジオが遂に配信されましたね。
それにしても……あの翠様の名ゼリフ『じゃんじゃかにゃ~~ん』をえりりんが言うなんて!!
こりゃもうある意味ダブルパンチでさらに美味しいということで、もしかしたら『ここの御方』が悶えていないかとビミョ~に心配しておりますが(^^
ま、いずれにしてもこの先が楽しみですね。


それといろいろ金を使う時になってるみたいですが……今回自分は金欠のため、何一つ申し込んでおりません……(ToT)





というわけで

TMさん、SSの紹介と感想どうもありがとうございます。
そんなこと言ってたら刀でバッサリとやられまっせ(^^;



早坂さんSS 『貴方の望み
いや~~~、バカップルの仲睦まじい言い合いですな(^^
それにしてもやっぱり瑛里華にはいろんな意味で勝てないですね。



FORTUNE ARTERIAL SS 『出張生徒会の舞台裏』


「う~~~ん、来月の行事予定は大体こんな感じね」
「そうだな、それじゃレイアウトを決めてさっさと印刷しよう」
「あと白、連絡事項はまとまってる?」
「はい、さっき終わりました」
「いい?! 情報は早さが命だからね!!」
数ある学院内の行事予定の案内を始め、連絡事項や出来事等はこうして生徒会が取りまとめてポスターやチラシ風にして学院内の掲示板に張り出される。
そして生徒はそれを見て生徒会からの告知や予定などの詳細を知るわけである……。

そして今日も生徒会は慌しく学院内行事の取りまとめをやっている。そんな中で……
「どうしたの? 兄さん。それよりボサッとしているヒマがあったら忙しいんだから何かやってよね!!」
「心外だな~~。いやね、この情報化社会においてポスターやチラシなんて妙にアナログ的なのばかりを未だもって使っているのもどうかな? と思ってね。まぁ別にこれが悪いってわけじゃないんだけど、もっとこう今の時代にあわせたことができないものかな? と思うんだが……」
「仕方ないでしょ? 今のトコこれが一番手っ取り早い方法なんだし、昔からやっているから自然に皆が見てるから特に問題ないし」
「だけど瑛里華、会長の言わんとすることはわかる気がするな。何も昔からやってるからといってそれが必ずしも今でもベストと言うわけじゃないし、時代は常に変化してきている。だからこそ俺達の代で何か新しい事をするというのも面白いかもしれないな」
「う~~~ん、……そうなのかな?」
まだ瑛里華は難しい顔をしている。
「瑛里華、伊織や支倉のいうことにも確かに一理ある。まぁ、方法はこれから考えるとして」
「そうですね。それにせっかく作ったポスターも生徒の皆さんにキチンと見て知って頂かないと意味がないですからね。ですから何かもっと他の色んな方法があればどんどん使って皆さんにキチンと知っていただければそれは意味があることだと思います」
その言葉を聞いた会長はまるで100万の味方を得たような声で
「そう!! さすが白ちゃん!! ファンタスティック!! そういうことなんだよ!!」
「うむ、そうかもしれないな……白」
二人の言葉に白ちゃんは照れながら
「あ……ありがとうございます」

「わかったわ。でも何かするのはいいけど、具体的に何をするのかいいアイデアがあるかしら?」
すると既にシナリオを書き上げているような顔をした会長が
「それは俺に任せてくれ。とっておきのアイデアがある」
「はぁ~~~、兄さんのアイデアって十中八九は使い物にならないのよね~~」
「そりゃないだろ~? 瑛里華~」
「まぁまぁ瑛里華、いずれにしてもそれは聞いてから決めても遅くはないだろ?」
「そ……そうね。で、その兄さんとっておきのアイデアっていうのは?」
会長は勝ち誇った顔で
「ふふ~~ん! では聞かせてしんぜよう!! レディース・エンド……」
今にもストレートパンチを繰り出さんばかりに構えた拳をプルプル振るわせた瑛里華は
「前置きはいいから早く話しなさい!!!」
「こういうのはもったいつけた方が有り難味が増すだろ? 」
瑛里華は今度はさらにこめかみに怒りマークを浮かべながら
「……だからさっさと話しなさい」
相変わらずこの二人は放っておくとすぐに一般人には強烈過ぎるどつき漫才(?)を始めてしまう。
「分かった……分かったから、その物騒な拳はしまってしまって。というわけでそのアイデアだが、こうした行事予定や情報なんかをラジオやインターネット配信を使って放送するんだよ。題して『修智館学院出張生徒会』!!」
「は~~~~~?!」
「でもアイデアとしては面白いですね」
「そうですね。何だか楽しそうな気がします」
「そうだろそうだろ? 支倉くんや白ちゃんもそう思うだろ? 楽しく皆が聞いてくれるような内容で放送すればみんな自然に聞いてくれるって」
「ふむ……なるほどな。楽しく……はともかく放送媒体を使って全校生徒に知らせるというのはいいかもしれないな。最近はパソコンを持っている生徒も多いし、あとラジオくらいはみんな持っているだろう」
「まぁ……征一郎さんがそう言うのなら……」
「で……瑛里華、俺のこのアイデアはどう? 使い物にならないかな?」
「え……えぇ、そうね。い……いいと思うわ。では、行う方向でみんなで検討してみましょうか」
というわけでこうして生徒会主催で放送を行う事が決まったのであった。


その後、日々の会議の中でこの放送に関する議論も行われてきたわけだが
「それはそうと伊織、放送用機器とかそれを使う人とかの目星くらいはつけてるんだろうな?」
「あぁ、その辺は抜かりはないさ。放送部には既に話はつけてある。もう喜んで協力してくれるってさ」
「早っ!!」
その辺りはさすが会長。日頃は飄々と(?)していても自分から行動する時は前もって裏の根回しはキチンとしてある。
「それと会長、パーソナリティーは誰がやりますか?」
すると会長は胸を張って
「おいおい何言ってるんだ? 支倉く~ん。そんなことは聞くまでもないだろ? この学院において圧倒的なカリスマ性を誇り、全校生徒の期待と信頼を一身に集めるスーパー生徒会長であるこの俺をおいて他に一体誰がいるんだい?」
「スーパーって……自分で言ってりゃ世話ないわね……兄さん」
「あ……やっぱりそうですか」
「何だい何だい? あ! もしかして支倉くんがやりたいとか?」
「違います!! 会長一人じゃ完全に暴走してしまって収拾が着かなくなりそうですんで」
「確かにそうだ。伊織一人にしとくとどうなるかわからんから後から手綱を握ってもらうためにここはもう一人瑛里華を入れるべきだろうな」
「ちょっと征一郎さん!! 何で私が?!!」
「伊織の暴走を止められるのは瑛里華しかいないからな」
東儀先輩にそこまで言われるとさすがの瑛里華も観念したらしく
「わ……わかったわよ……やりゃいいんでしょ?」
「え~~~~??!! そりゃないだろう? 征。せめて白ちゃんにして……」
「……何か言ったか?」
東儀先輩の冷めた言葉と刺すような視線が会長に突き刺さる。
「あ~~~分かった……分かったから!! そんな怖い顔をしないでくれよ」
まぁ、そんなこんなでパーソナリティーの二人は決まった。

「そういえば放送はどこでやるんですか?」
「そりゃ実習棟にある放送室のスタジオじゃない?」
「あ~~~、それも心配ない。監督生棟でやるから」
「でも監督生棟にはスタジオはないですよ」
そのとき
トントン……
「失礼します。○×建設です。どうもお世話になります。千堂会長はいらっしゃいますか?」
「え? 会長、この人たちは?」
「あ~~、待ってたよ。ご苦労さま」
会長が業者の人達を隣の部屋に案内すると
「施工場所はこの部屋だからよろしく頼むよ」
「はい、わかりました。早速取り掛かります」
その人たちは手早く資材を運び込むと早速作業を開始した。
「ちょ……ちょっと兄さん!! 何なの?」
「うん、業者に頼んで隣の空き部屋を収録用スタジオに改装してもらうのさ。まぁさすがに本物のスタジオとまではいかないけど、これを放送できるくらいの設備にはできるらしいよ」
「ちょっと兄さん……。征一郎さんはこのコトは知ってたの?」
「そういうことだったのか……」
「え? どういうことですか?」
「この前から伊織がスポンサーを探してウロウロしていたから気にはなっていたんだが……。で、めでたく見つかったからこんなコトをやってるわけか?」
会長は書類を取り出して俺たちに見せた。
どうやらスポンサー契約書らしいが……
「あぁ、『オー○スト』と『マ○ンエンターテイメント』という二社がスポンサーとしてついてくれたよ。俺の巧みな話術を駆使すればちょろいもんさ。だから予算に関しては全くノープロブレムさ!」
「まぁ、金の工面がついているなら俺は文句は言わんが……」
「……俺は会長のその話術と行動力はすっごく見習いたいです」
「はっはっは~~~。もっと褒めてくれたまえ~」
「支倉、やめておけ。あれは伊織にしかできんことだ。ヘタに真似するととんでもない目にあうだろう」
「た……確かに」

「まぁいいわ。それじゃスタジオを作っている間にこの放送で何をやるか決めましょう」
「先ずは行事とかの詳しい告知かな」
「生徒会からの伝達事項も必要だな」
「生徒会への相談・提案・提言等について、投書箱に投稿されたお便りや届いたメールにも答えていかないといけないわね」
「あともっと生徒会に親しみを持ってもらうためにいわゆる『ふつおた』的なコーナーもあった方がいいかもしれないと思います」
「なるほど、それもいいかもしれないな……白。投書とかいった堅苦しいものでなく日々の学院生活で感じたことをもっと気楽に送ってくれればいいかもしれない」
「あ……ありがとうございます、兄様」
「う~~~~ん、そしたら俺への応援メッセージやラブレターなんかドシドシ期待しちゃうな~~」
「伊織……調子に乗りすぎだ」
「は~~~~~い」
「他にはたまにはゲストとして学院内の有名人に来てもらうのもいいかもな」
「そうね。兄さんの暴走を止めてくれるくらいの人とかいいかもね」
「あのな~~瑛里華……」
「うん、大体こんなところね。あとはこれらの内容を詳しく煮詰めていきましょう」
すると会長がちょっと不満そうに
「お~~~い、瑛里華……ちょっと待った!! 一つ忘れている事があるぞ!!」
「え? 他になにかいいコーナーがあるの?」
「生徒会長からの『今日の挨拶』を忘れちゃいけない!!」
「はいはい、華麗にスルーね。というか、どうせ兄さん自らパーソナリティーを勤める以上は私が止めたところで何かやるつもりでしょ?」
「ふっふっふ~、楽しみにしててくれたまえ」
瑛里華は頭を抱えて
「あ~~~、今から先が思いやられるわ……」


放送内容は日々の会議によって十分煮詰められ、放送開始日時も無事決定した。
その後、学内の掲示板にポスターが貼られて大々的に宣伝された。
程なく学内ではどういう放送になるのかという話題も飛び交うようになった。
俺もクラスメイトから内容とか教えて欲しいとよく言われるんだが、さすがにこれは企業秘密だから漏らすわけにはいかない。
そしてその間に放送用のスタジオも完成した。
スタジオ内には真新しい機材が運び込まれて配置も既に終わっており、すぐにでも放送できそうな感じだった。
「うん、いい感じだね」
スタジオの出来に満足した会長は収録用のブースに入るとマイクの前に座って
「あ~~あ~~。千堂伊織の時間だよ~~~」
「ちょっと兄さん……何やってるの……?」


そして時は流れて放送開始日
……ではなくて今日は本放送に先駆けて試験的にプレ放送を行う事になっている。
「う~~~~……」
パーソナリティーを勤める瑛里華は緊張しているのかそこら中をウロウロしたり台本を広げたり丸めたり、それで机とか椅子をポンポンと叩いたりしながら唸っている。
「どうしたんだい? 瑛里華。まさか突撃副会長の異名をとる瑛里華がこのくらいの事で緊張してるのかな~?」
「んも~~~、なんっかムカつくわね~~。余計な事を言わないでよ。そういう兄さんはどうなの?」
「俺? 見ての通りリラックスそのものだよ」
ケロッとしているこの人はやっぱり大物かバケモノだ。っていうかある意味本当にバケモノではあるんだが……
そんな中で機械の調整を務める放送部員が東儀先輩と打ち合わせをしながら機材のセッティングを行っていた。

「会長と副会長、オンエアの時間が近づきましたのでそろそろブースに移動お願いします」
「ほ~~~い」「分かりました」
二人が放送用ブース内に入っていった。
俺達は外の調整室でガラス越しに中を見ている。

「それでは本番を開始します。5……4……3……2……1……」
『ON AIR』の赤ランプがついた。
「か……会長はこんなとこまで凝ってたのか?」
「派手好きな伊織の趣味だからな……」
すごく納得

かくして放送は始まったのであった。


『瑛里華……』
『ん?』
『今回からこの放送を始めるに当たってどうしてもお前に言っておきたい事がある……』






あとがき……みたいなの
久々にFAのSSです。
配信された放送を聴いて、ふとこれが配信されるにあたっての裏側の状況といいますか、できるまでの経緯みたいなのを書いてみたくなったので思いつくままに書いてみました。
今後はどういう放送になっていくのか凄く楽しみですね。




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文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

当ブログはリンクフリーです。
この様な所でよろしければ御自由にして頂いて結構です。
報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。