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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS     『Forever Friends』

昨日もそうだけど、やはりこのところ涼しいのは全国的だったんですね……
いいのやら悪いのやら……

というわけで


TMさん、SSの紹介と感想どうもありがとうございます。
なるほど、麻衣が巧みに舌を使って舐めている状況……あ!! もちろんアイスをですよ(汗)

それからどうもありがとうございます。
いえいえ、とんでもないです。まだまだ桁が違いますよ(^^;
また抱き枕やフィギュアとかいったアイテムを使ったSS、楽しみにしております。



朝霧さんSS 『贋者語
やっぱり吸血鬼にとって美味しい血の匂いは例え隣のクラスで微妙な量でもハッキリ感じ取れるんでしょうね。
それにしてもきりきりの実力行使は強烈ですな。それに危なっかしい単語を眉一つ変えず言うし。
もっともそれによってとばっちりを受けたアノ人はもっと気の毒?



さて、今回のSSはどっかで聴いたような歌をモデルにしております。



夜明け前より瑠璃色な SS 『Forever Friends』


今日は仕事が早く終わったので早めに家に帰ってのんびりしている。
「そういえば最近菜月に会ってないな~」
私達が高校を卒業してもう数年経つ。
卒業後、大学も仕事も別々の所に行っていた割には最初のうちは時間ができたら何かと会ったりはしていた。
だけどお互い大事な仕事を任されるようになってきて忙しくなってくるとなかなか直接会ったりすることが難しくなってしまった。
何せ私はアナウンサーで菜月は獣医。
二人とも妙にハードな仕事を選んでしまったのでそれは無理もない。
まぁ、たまにメールで近況報告くらいはするけどね。
そしてしばらくお互いに顔を見ない間に菜月のヤツもいつの間にか彼氏を作りやがった。
ま、私も負けずに作っちゃったから人のコトは言えないけどね。
以前電話で話したときはその話で妙に盛り上がってしまってあまりにも長話をしたものから、翌月の電話代請求書を見て蒼ざめたっけ。

「そうだ。たまには菜月に電話してみよう」
私はバッグから電話を取り出すと、かつては毎日幾度となくかけていた番号を出す。
ディスプレイに現れた名前は『鷹見沢菜月』
プルルル……
何だかすっごく久しぶりにかける気がする。
菜月、出てくれるかな? 今、忙しいかな?
「もしも~し、久しぶりだね!! 翠!!」
「うわっ!! これまたテンション高っ!!」
「だって、久々に翠からの生電話じゃない? そりゃテンションも上がるよ~」
「それはそれは……。あ……菜月、今いい?」
「うん、今日はもう上がりだから大丈夫だよ。それより元気してた? 最近連絡ないから心配だったんだ~」
「メールは時々してたでしょ?」
「だけどやっぱり生声を聞きたいじゃない?」
「だったらおのれも電話して来んかい!!」
「あっはっは~、そうだね。ゴメンゴメン」
やっぱり昔からノリは変わらないよね。ホント何年経ってもあの時のままだよ。
それからはまるで学生時代に戻ったみたいに二人とももう喋る喋る。

「そういえば最近は全然会えないよね」
「仕方ないよ。お互い忙しいし」
「うん、そうだね。だけどたまにはどこかで休みを合わせられないものかな? ちなみに私は明日休みなんだけど……」
「えぇ?! 偶然!! 私も明日は休みだよ。だったら久しぶりに会わない?」
「私はいいけど……。でも翠もデートとかあったら……」
「あ~~~、アレはほっとけばいいって。だいじょ~ぶだいじょ~ぶ。というわけで明日菜月の家へ迎えに行くから」
「うん、わかった。じゃいい加減電話代もかさむからそろそろ切るね。続きは明日たくさん話そう」
「うん、じゃ~ね~~」
ピッ


翌日
私は逸る気持ちを抑えて愛車に乗ると一路菜月の家へと向かった。
この辺りもかなり長い間ご無沙汰をしていたので何だか懐かしい気もする。
「う~~~ん、この辺に来るのも久しぶりだよね。お、いたいた」
店の前で菜月は待っていた。
私は助手席の窓を開けると
「じゃんじゃかにゃ~~~ん!! お待たせ~~~。はいはい、さっさと乗った乗った!!」
「うわっ!! これ、翠の車? またすっごいのを買ったんだね」
「まぁね。ちょっと頑張って奮発してみたんだよ」
「だけど、車は確かに凄いけど肝心の運転の方は大丈夫?」
「あ~~~! ひどいな~~。これでも“自称”A級ライセンスだよ!!」
助手席の菜月は難しい顔をしながら
「あのね~……、その『自称』って何よ?」
「にゃははは~~~、まぁまぁその辺は……」
「笑ってごまかすなっつうの……。ま、いいわ。私の命、預けたからね」
「そんな大袈裟なコト言われてもね……」

とりあえずドコに行くでもなく気の向くままに走る。
カーステレオからは最近流行りの曲が流れているけど話し声の方が大きいから二人とも聴いちゃいない。
話す内容はというと、近況報告を始めとしてもう他愛もない内容。
とにかく積もる話がありすぎるわけだから、もう話はあっちへとび、こっちへとび……
「で、最初はどんなコト話してたっけ?」
「あのね……誰のせいで話が脱線しまくってるのよ?」

昔と変わらず底抜けに明るく振舞ってるけど……もしかしたら菜月も彼氏相手にそれなりに悩んでいるのかな?
まぁ、それは私も同じだけど……でもそれは菜月も同じように分かってるみたい。
その辺は言わなくても目を見れば分かるよ、彼氏と巧くいってるかどうかくらいは。
だって……菜月は私が彼氏以上に心を許している相手だもん。
そんな友達だもんね。菜月って……。


他愛もない話は更に高校時代までさかのぼる。
「そういえばあの頃は二人で朝霧くんを取り合ったりしたこともあったよね~」
「あははは、そういえばそんな時もあったっけ。あの時は二人で泥沼にはまったよね。ま、結局二人ともドボンになっちゃったけど」
「それを言うなっつうの……。ま、今となってはいい思い出だよね。で、その朝霧くんはまだ生きてるの?」
「うん、まだ元気に生きてるみたいだよ。今頃たぶんフィーナにこき使われてるんじゃないかな? あははは!」

「確かにこれまでいろいろあったけど、だけどやっぱり私が落ち込んだりしていた時に翠が励ましてくれたから今の私があるのかな」
「それは私も同じだよ。菜月がいなきゃどうなっていたことやら」
「ホントいつまでも変わらないでいたいよね」

「それはそうと何で最近はあまり会えなくなったんだろうね?」
「そりゃお互いの仕事が忙しいからでしょ?」
「それもないとは言わないけど、最初のうちはお互い彼氏もいなかったからか気楽だったからお互いの家で夜明けまで語り合ったりしてたよね」
「うんうん。時にはお酒を飲みながらそのまま朝まで飲み明かして翌朝は二人とも二日酔いで死にそうな顔をしてたこともあったよね」
「あはは、あったあった。もう二人とも呂律が回らない状態で講釈垂れ合ったりしてたみたいだね。何言ってたかまでは覚えてないけど」
「朝、気がついたら私達の足元にはお酒のビンやカンがゴロゴロと……ってね」
「あの頃は二人とも若かった……」
「しみじみと言うな!! 今でもまだ若いわい!!」

だけどホントこんなに本音を言い合える相手って、今でも昔でも菜月だけだよ。
それだけに菜月には彼氏以上に弱みをつかまれているんだけどね。もっとも私も菜月の弱みは菜月の彼氏以上に掴んでいると思っている。
だって女同士だからこそ腹を割って本気で相談し合えることはたくさんあるんだし、現に今までもたくさんあったしね。


そして私達は今日一日走りに走って食べに食べ、そして話に話した。
「いや~~~、いいストレスの発散になったよね~~~」
「ホントホント。今日は誘ってくれてありがとう。また明日からの活力が沸いてきたよ」
「そう言ってもらえたら昨日電話した甲斐があったってもんだよ」
「あはは、また行こうね。ん? どうしたの? 翠……。なんか深刻な顔をして、何かあったの?」
……やっぱり菜月には隠し事はできないよね。ちょっと照れくさい言葉だけど……
「菜……菜月……」
「うん?」
「私達って……お互い進む道は違うけど、頑張ってそれぞれの道で一番になろうね。どっちが先にトップになるか競争だよ」
私の口からこんな言葉が出たのが意外だったのか、菜月は少々呆気に取られた顔をしたけどすぐに真面目な表情で
「うん……負けないよ、翠。たとえ道は違えど私達はいいライバルでもあるんだから」
「うん。私だって負けないからね、菜月」

そんな話をしているうちにいつの間にか車は菜月の家の前に着いてしまった。
「それにしても楽しい時間って本当に過ぎるのが早すぎるよね……」
「うん……そうだね」
「今日はありがとう、翠」
「うん。それじゃまた会おうね」
お互いウインクして“さよなら”をし、私は車を出した。
バックミラーには手を振る菜月の姿が映っている。

今度はいつ会えるかな?
だけど……またそのうち絶対にまた会えるよね。
それに……彼氏のコトは忘れてても、私は菜月のことだけは絶対に忘れたりはしない。
菜月だってきっと私と同じコトを思っていてくれるという自信がある。
だって菜月と私とはお互いの彼よりずっと古い付き合いなんだから。

腐れ縁と言われたら確かに腐れ縁かもしれないけど、女友達ほど心を癒し、元気を与えてくれるものはないなと今日改めて思ったよ。
こんな関係がいつまでも……いつまでも当り前のように続いて欲しいな。

いつまでも友達……

永遠の友達……





あとがき……みたいなの
たまたま久しぶりに竹内まりやさんの『Forever Friends』を聞いてたらこの二人の状景がふと頭に浮かんできたので思いつくまま一気に書いてみました。
まぁ、歌詞の内容に二人の行動をそのまま合わせてみた……という感じではありますが。
もっともシナリオの内容からいうと複数ルートがごちゃ混ぜになっている気も少々……
あと、歌詞の解釈の仕方もあるので他にも色んなところを見てそれなりに解釈をしたつもりではありますが、何せ最終的には男の解釈で書いているものですから実際はどうなのやら……。



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E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。