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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『仲良くお洗濯』

そういえば最近は伽耶ちゃんシリーズとカレンさんシリーズを書いてないな~~。
ちょっとアイデアがなかなか……


というわけで


早坂さん、マクさん、SSの紹介と感想どうもありがとうございます。

早坂さん:たぶん1回1回作るということはしないと思いましたので。

マクさん:
・そうなるとあとは笑ってごまかすだけ……でしょうね(^^;
・きりきりさんのことですからやる時は激しく……(以下自主規制)
・サプライズはともかく、これが孝平からだから陽菜は満足するんでしょうかね。
・知らなければ余計に呪いの要素が深まってしまう……と。
・逆に瑛里華には嵐の日が楽しみになってしまったりして。
・まぁ、たぶんどうしても最後はこういった結末になってしまうんでしょうね。




やまぐうさんSS 『続・母のコスプレ
伽耶ちゃんも大きくなったとはいえ瑛里華もまだまだ若いってことですね。
それにしても孝平のとどまることを知らない欲求(欲望?)は……(^^;




今回のSSは、やまぐうさんSS 『洗濯の自由』の続編(のつもり)ですので先ずそちらを読んでからこちらを読んでいただければと思います。





FORTUNE ARTERIAL SS 『仲良くお洗濯』


「というわけでその辺りを寮長に話しておいてね」
会長から宿題を突きつけられた感じで俺は、
さて……どうするかな?

業務が終わって会長達と帰っていると
「あら? そういえば今日陽菜は?」
普段は大体陽菜と待ち合わせて二人ないし会長と白ちゃんも含めた四人で帰るというパターンが多いのだが、
「あぁ、今日は美化委員会の会議があって遅くなるから先に帰っていてくれだってさ」
「そう? じゃ今日は珍しく一人寂しく帰るんだ」
「あのな~、陽菜も忙しいんだからたまにはそういうこともあるさ」
「はいはい、それじゃ私と白は用事があるからここでね」
「あぁ、お疲れ」

会長達と別れて俺は一人とぼとぼと寮に向かっている。
会長達にはあんなことを言ったが正直言うと隣に陽菜がいないとやはり寂しい。
だけど今日に限って言うとお陰で会長からの課題を考える時間ができたわけだが……。
まぁ一応彼女がいる男としての勝手とも思える言い分を言わせてもらうと男が(或いは女が)一人洗濯をしているということは彼女(又は彼氏)がいないという証明……ということもできるんだが、必ずしも彼女(或いは彼氏)がいる人ばかりではない。確かにこの学院はそういう男女交際については比較的自由というか生徒の自主性に任されているようなところも相当あるみたいで学内を見てまわるだけでも俺がこれまでいた学校では考えられないくらいの数のカップルがいる。だからこそこんな風習めいたものもできてしまっているのではないかと思われるわけだが、それでも彼氏彼女がいない比率も結構あるのだ。だからそれを言ってしまうと間違いなく相当数の生徒から反感を買うのは目に見えている。
考えてみれば現に会長や白ちゃんも彼氏がいないわけだしな。
さっきは会長や白ちゃんの前だったからかあんな偉そうなことを言ったが、いくら何でも一般生徒を前にして偉そうなことはさすがに言えない。

ってなことをいろいろ考えてみたんだけど結局いいアイデアもロクに出ないまま寮についてしまった。
「仕方ない。あとで陽菜に相談してみよう」


その後、俺の部屋に来た陽菜に
「……という投書がきたんだが、何かいいアイデアがないかな?」
陽菜が入れてくれたお茶を飲みながら俺は話を振ってみた。
「うふふ、なるほどね。だけど私は別に好きでやってるんだし孝平くんの下着を洗うことに全然抵抗はないよ。むしろ新婚気分で凄く楽しいよ」
「う……うわっ!!」
「どうしたの? 孝平くん。そんなに真っ赤になって?」
「そ……そりゃ……そんなにストレートに言われたら誰でもなるさ!!」
「そうなんだ。だけど私の素直な気持ちだからね」
「あ……あぁ。だけど陽菜ならたぶんそう言ってくれると思ってたよ」
「だけど私みたいに好きでやってるんだったいいんだけど、風習って感じになってしまっているんだったらもしかしたらみんながみんな私と同じ考えを持っているとは限らないよね」
「そこが問題なんだよな。実際問題として女子全員が彼氏に対して『何で洗濯をしなければいけないのか?』と強く言えるとは限らないからもしかしたら風習になってしまっているから仕方なく半強制的みたいに嫌々やっている人もいるかもしれないし」
「うん……そう言われてみたらもしかして同じように洗濯している人を見ると面白くなさそうな顔をしている人もいたかもしれないね。そういうのに気付いてあげられないなんて寮長失格だよね……」
陽菜は肩を落としてシュンとした顔をしている。
「そ……そんなことないよ。陽菜は一所懸命やっているさ。誰がやっても問題の一つや二つくらいは出るし、それはこれから考えていけばいいじゃないか。俺も協力するから一緒に考えよう」
「そう……だね。ありがとう、孝平くん」
とは言ったもののさて……これといったアイデアはあるのだろうか?
「だけどそういう意見が出てるということは何か考えないといけないよね。う~~~~ん……」
「まぁ、別に彼女がいる男も普通に自分で洗濯すりゃすむ話ではあるんだけど……」
「男子も……洗濯を……」
すると陽菜の目が輝いて
「うん、いいこと思いついたかもしれない。状況を改善できるかどうかは分からないけどやってみたいコトがあるんだ。ゴメンだけど孝平くんにも協力してもらうね」
「あぁ、陽菜の頼みならどんなことでも協力するさ」
とは言ったもののちょっとイヤな(?)予感もするんだよな……


そして次の日曜日
朝早く俺の部屋に来た陽菜は
「おはよう、孝平くん。うわ~~~、相変わらず洗濯物が溜まってるね。それじゃさっさとやっちゃおうか」
「あぁ、いつもすまないな」
「何言ってるの? するのは孝平くんだよ」
「なに~~~~~?!」
「はいはい、早く洗濯物を持って!」
陽菜に急かされて洗濯物満載のかごを持った俺は洗濯室にやってきた。
途中ですれ違った人からは
「あれ? どうしたんですか? 寮長」
「うん、これから二人で洗濯をするんだよ」
「うわ~~~、洗濯室デートですか~? いいかもしれないですね~。そうだ! 私もやろっと」
「それ面白そうだね、陽菜」
「私もこうしちゃいられないわね。早速アイツを叩き起こさなきゃ!!」
「二人でやったら楽しいかもしれないですね」
またあるカップルはデートに行こうとしていたのだけど
「今日の外出は中止! 洗濯しに行こう!!」
と言いながら彼女に引っぱられる男子。
すれ違う女子が結構賛同してくれているみたいで
「おい……もしかしてこれを狙ってたのか?」
「うふふ、どうだろうね?」
そういう陽菜の顔は“してやったり”というニコニコ顔だった。


「さ、孝平くん 始めるよ」
「って俺だって洗濯くらいできるぞ」
「そんなこといっても孝平くんの洗濯って洗濯機に全部一緒に入れて洗剤を入れて回すだけでしょ? それじゃダメだよ」
「キレイになりゃ一緒だろ?」
「それじゃキレイにならないから言ってるんだよ。それに周りを見てみて」
見てみると洗濯室には段々と彼女に引き摺られてきたようなカップルが何組か来ていた。
「なるほどな。こうなったら俺たちが先陣を切ってやらないといけないかもな」
「そういうこと。それじゃ始めよう」
「あぁ」

陽菜の洗濯の仕方は本格的だ。まるでクリーニング屋かと思うくらいの知識と手際である。
「先ずは洗濯物の仕分けからね」
「そこからか?!」
「当然だよ。布地によって洗い方が全然違うからね。ちゃんとタグの記号を見て分けないといけないんだよ。えぇ~っと……これとこれとこれと……。うん、大体こんな感じかな」
自分の得意分野だからなのか陽菜が凄く頼もしく見える。
「それにしても陽菜、メチャクチャ張り切ってるな」
「うん、だって好きだからね。ほら、孝平くんも手を動かして」
たぶん周りへのアピールもしているのだろう、陽菜にしては珍しく大きな声で話している。だから俺も陽菜に協力して、ついでにこの際洗濯の仕方をきちんと学んでおくのもいいなと思って真面目にやることにした。
それにしても陽菜というコは妙に所帯染みているというか……いろんなことを知ってるな。

「それじゃこのグループを洗濯機に入れて」
「プリントTシャツは裏返すとプリント部分が傷むのを防げるんだよ」
「あぁ、それから洗剤をいれないとな……」
「あ!! ダメ!! ちゃんとスプーンで量って入れないと!! あとこういう汚れがひどい部分は液体洗剤を一塗りして入れるとキレイになるんだよ」
「へ~~。もしかして洗濯するものによって洗剤を使い分けてるとか? これまた本格的だな!!」
「う~~ん、それもまったくないわけじゃないんだけど……本当はそういうわけじゃないんだよね」
俺は思わずコケた。
「だったら何なんだよ? このかごの中の洗剤の数は?」
陽菜の持ってきているかごの中には様々な種類と数の洗剤が入っていた。
「あぁ……これ? 新製品が出たら汚れの落ち具合を見てみたくて一応使ってみようと思ってついつい買ったのが増えちゃったんだ……うふふ」
「……さいですか」

その後は陽菜の的確な指示により俺は洗濯をしていたわけだが、周りを見てみると俺と同様に彼女に怒られながら彼氏がタジタジになって洗濯している。
もしかして効果があったのかな?
すると騒ぎを聞きつけたのか会長がやってきて
「うんうん、やってるわね」
「ん? 会長、また何かあったのか?」
「別に。ただ様子を見に来ただけよ。陽菜、ビシビシ鍛えてあげてね」
「もちろん」
「二人ともあまり恐ろしいことを言わないでくれよ」
「あら、彼女と一緒だったら別にいいんじゃない? これから流行らせましょ、洗濯室デートというのを」
「う~~~む……なんか複雑だな……」
そんな話をしている間に洗濯機が止まった。
「あ、終わったみたいだな」
「うん、それじゃ次は部屋に帰って干さないとね」
「え~~~~?! そんなの乾燥機に放り込んでおけば乾くじゃないか?」
「ダ~~~~メ、乾燥機を使うと布地が傷んじゃうよ。それに今日みたいにこんな天気のいい日は外に干さないと。外に干したら全然違うし着た時に気持ちいいんだから。干し方もいろいろあるからしっかり教えてあげるね」
「支倉くん、ここは陽菜に従うしかないみたいね」
「分かったよ……。それにしてもちゃんとやると大変なんだな、洗濯って」
「そうだよ。乾いたらそのあとはアイロンがけもあるしね」
「うぇ~~~~!!」
「少しは彼女の苦労が分かったかしら? 支倉くん」
「はい……よく分かりました」
とは言いながらも周りを見てみると案外満更でもなさそうな顔をしたカップルの姿が結構見られたのでもしかしてこういう方法もありなのかな? と思いつつ俺は洗濯物を干すために陽菜と洗濯室を出たのだった。




あとがき……みたいなの
冒頭の通り、やまぐうさんのSSを読んでその時にひらめいたアイデアを膨らませてみました。
もっともタイトルからどういう話になるかは見えてたのではないでしょうか?
ちょっと陽菜が弾け過ぎかな? という気もしないでもない……という感じではありますが、この位だったらありかな……という気も……。



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