FORTUNE ARTERIAL SS 『紅瀬桐葉誕生日記念SS「今年もまた一つ……なのだけど」』
タッチの差で一日遅れてしまいましたが、昨日はきりきりさんの誕生日ということでした。
帰宅してどうにか間に合わそうと思って必死で作業をしたのですが、結局間に合いませんでした。
ですがせっかく書き上げたので一応UPします。
というわけで ↓
FORTUNE ARTERIAL SS 『紅瀬桐葉誕生日記念SS「今年もまた一つ……なのだけど」』
もうどれだけ忘れていたのだろう?
明日が私の誕生日であると言う事を。
永遠の命を持つ私には殆どどうでもよかった記念日。でもまさかその日が一年で一番楽しみともいえる日になろうとは……。
つい十数分前まで彼に激しく抱かれていたからか、体が熱く火照っていたので私は部屋の窓を開けて外の風にあたり、体の火照りを冷ましながら考えていた。
さすがに11月も後半になると素肌にバスタオル一枚を巻いただけの体に外の風はひんやりと冷たい。
普通の人間ならこのままいると確実に風邪をひいてしまうでしょう。
まぁ、私の場合はあまり関係ないけど。
そして去年まではこの外の空気と同じように冷え切っていたはずの私の心は今年は何故か不思議と暖かい。
もしかしたらこれも彼のせいなのだろうか?
今まで約250年もの長い間生きてきたのだけど、今まで味わった事の無かったこのすごく幸せな気持ちは何だろう。
もっとも自分で言うのも何だけど、確かにこれだけ生きてると私を求めて言い寄ってくる男はたくさんいた。だけどいつも私がそっけない態度を取るからか、すぐに男達は皆私の元から去っていった。
大方“脈なし”と判断されたのでしょう。
まぁ、だからといって別にあんな男達はどうでもよかったし興味もなかったのだけど。
それに……私は普通の人とは違う眷属の体……。
たとえ仮に本気で好き合ったとしても愛する人は遅かれ早かれいつの日か必ず私を置いて去っていく。だから私の方から積極的に親しくなろうとはしなかった。
だけど彼だけは違った。
あれだけ『私のことはかまわないで!』と言ったのに、そんな私のことを分かったはずなのに、私がどんなにそっけない態度をとろうと懲りずに気持ちを包み隠さず常に正面から本気でぶつかってきてくれた。
最初は『また?』というある意味飽き飽きした気持ちから始まり、しばらくして本当に物好きと言うか、変わった趣味の男もいたものね……という気持ちに変わりそこから妙に気になる存在になっていったと思ったのだけど。
それに私のために伽耶とケンカ(?)までするとは思わなかったわね。
でももしかしたらそんな彼だからこそ私も変われたのかも知れない。
事実彼のお陰で私は今までの私という殻を破って外に出ることができた。
そして彼のことをたくさん知り、彼のことが好きになったし彼も私に最後まで一緒に生きていくと誓ってくれた。
今まで何故やっていたのか分からない鬼ごっこをすることしかなかった私に人を愛する事の素晴らしさを教えてくれた……とまで言ったらたぶん彼は照れるでしょうね。
だけど私が変わる事が出来たのは事実。
最近は周りから『紅瀬さんって最近何か変わったよね。何かいいことがあったの?』とまで言われるようになった。
恐らく……いや、間違いなくこれからも毎年一年ずつお互い歳を取って彼は変わっていくでしょう。だけど私は永遠にこのまま……。
彼が私のことをずっと愛してくれるかどうかは分からないけど、私は彼が死ぬまで彼を愛し続けることができる自信はある。
だって愛する事の素晴らしさを教えてくれた彼以外の男を愛するなんて考えられないもの。
そしてさっき彼が帰りがけに、明日は私のために誕生日のお祝いをするから楽しみにしててくれ、と言ってくれた。
去年までは間違ってもなかったことだし、私自身考えたこともなかった。
これまで私は天涯孤独みたいなものだったし、人からも遠ざかってたから……。
でもこれからは彼と二人で一緒に歩んでいく。
「さ、そろそろ寝ましょう。明日が楽しみね。どんなことをしてくれるのかしら」
体が程よく冷めたので窓を閉めると私は早々にベッドに入って彼の夢を見るために目を閉じた。
「おやすみ、孝平」
あとがき……みたいなの
一応きりきりさんの誕生日SSのつもりです。
もっとも昨日まで完全に忘れていました。
たまたまネタが浮かんだので昨夜速攻で一通り書いて今日仕事の休憩中とかを使って修正をかけました。
何となくこのきりきりさん妙には丸くなってしまったかな? という気もなきにしもあらずかな?
まぁ、昨日の今日で考えたものなので大目に見てやってくださいm(_ _)m
帰宅してどうにか間に合わそうと思って必死で作業をしたのですが、結局間に合いませんでした。
ですがせっかく書き上げたので一応UPします。
というわけで ↓
FORTUNE ARTERIAL SS 『紅瀬桐葉誕生日記念SS「今年もまた一つ……なのだけど」』
もうどれだけ忘れていたのだろう?
明日が私の誕生日であると言う事を。
永遠の命を持つ私には殆どどうでもよかった記念日。でもまさかその日が一年で一番楽しみともいえる日になろうとは……。
つい十数分前まで彼に激しく抱かれていたからか、体が熱く火照っていたので私は部屋の窓を開けて外の風にあたり、体の火照りを冷ましながら考えていた。
さすがに11月も後半になると素肌にバスタオル一枚を巻いただけの体に外の風はひんやりと冷たい。
普通の人間ならこのままいると確実に風邪をひいてしまうでしょう。
まぁ、私の場合はあまり関係ないけど。
そして去年まではこの外の空気と同じように冷え切っていたはずの私の心は今年は何故か不思議と暖かい。
もしかしたらこれも彼のせいなのだろうか?
今まで約250年もの長い間生きてきたのだけど、今まで味わった事の無かったこのすごく幸せな気持ちは何だろう。
もっとも自分で言うのも何だけど、確かにこれだけ生きてると私を求めて言い寄ってくる男はたくさんいた。だけどいつも私がそっけない態度を取るからか、すぐに男達は皆私の元から去っていった。
大方“脈なし”と判断されたのでしょう。
まぁ、だからといって別にあんな男達はどうでもよかったし興味もなかったのだけど。
それに……私は普通の人とは違う眷属の体……。
たとえ仮に本気で好き合ったとしても愛する人は遅かれ早かれいつの日か必ず私を置いて去っていく。だから私の方から積極的に親しくなろうとはしなかった。
だけど彼だけは違った。
あれだけ『私のことはかまわないで!』と言ったのに、そんな私のことを分かったはずなのに、私がどんなにそっけない態度をとろうと懲りずに気持ちを包み隠さず常に正面から本気でぶつかってきてくれた。
最初は『また?』というある意味飽き飽きした気持ちから始まり、しばらくして本当に物好きと言うか、変わった趣味の男もいたものね……という気持ちに変わりそこから妙に気になる存在になっていったと思ったのだけど。
それに私のために伽耶とケンカ(?)までするとは思わなかったわね。
でももしかしたらそんな彼だからこそ私も変われたのかも知れない。
事実彼のお陰で私は今までの私という殻を破って外に出ることができた。
そして彼のことをたくさん知り、彼のことが好きになったし彼も私に最後まで一緒に生きていくと誓ってくれた。
今まで何故やっていたのか分からない鬼ごっこをすることしかなかった私に人を愛する事の素晴らしさを教えてくれた……とまで言ったらたぶん彼は照れるでしょうね。
だけど私が変わる事が出来たのは事実。
最近は周りから『紅瀬さんって最近何か変わったよね。何かいいことがあったの?』とまで言われるようになった。
恐らく……いや、間違いなくこれからも毎年一年ずつお互い歳を取って彼は変わっていくでしょう。だけど私は永遠にこのまま……。
彼が私のことをずっと愛してくれるかどうかは分からないけど、私は彼が死ぬまで彼を愛し続けることができる自信はある。
だって愛する事の素晴らしさを教えてくれた彼以外の男を愛するなんて考えられないもの。
そしてさっき彼が帰りがけに、明日は私のために誕生日のお祝いをするから楽しみにしててくれ、と言ってくれた。
去年までは間違ってもなかったことだし、私自身考えたこともなかった。
これまで私は天涯孤独みたいなものだったし、人からも遠ざかってたから……。
でもこれからは彼と二人で一緒に歩んでいく。
「さ、そろそろ寝ましょう。明日が楽しみね。どんなことをしてくれるのかしら」
体が程よく冷めたので窓を閉めると私は早々にベッドに入って彼の夢を見るために目を閉じた。
「おやすみ、孝平」
あとがき……みたいなの
一応きりきりさんの誕生日SSのつもりです。
もっとも昨日まで完全に忘れていました。
たまたまネタが浮かんだので昨夜速攻で一通り書いて今日仕事の休憩中とかを使って修正をかけました。
何となくこのきりきりさん妙には丸くなってしまったかな? という気もなきにしもあらずかな?
まぁ、昨日の今日で考えたものなので大目に見てやってくださいm(_ _)m
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