FC2ブログ

気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『イルミネーション』

久しぶりにまともに(?)書いてみました。
この次は何時になることやら……。


というわけで

TMさん、ふもふもさん、SSの紹介と感想どうもありがとうございます。

TMさん>お仕置きって……そこで最後に何をやるかは結局変わらないかと(^^

ふもふもさん>さて……そりゃもう読んでの通りですわ(^^;






FORTUNE ARTERIAL SS 『イルミネーション』


12月に入ったとある休日の白鳳寮
今日は珍しく生徒会も休日となり俺は司と少々遅い朝食を食べて寮に戻ってきた。
「それにしても12月になったというのに今年は暖かいのか?」
「そうか? 俺はそれなりに寒いと思うが……」
「北国育ちの俺からするとそれ程寒いとは思わんが」
「それでもやはり寒いぞ。早く中に入らないと寒くてかなわん」
ってな他愛もない話をしながら歩いていると、司が珍しいものを見つけた口調で
「ん? おい、段ボール箱から足が生えて歩いているぞ」
「は?! んなアホな?!」
「あれ、見てみろ」
司の指差す方を見てみるとなにやら大きな段ボール箱を担いだ誰かがこっちにやってくる。
「ん? また何事だよ?」

「うんしょ、うんしょ、よっこいしょっ……と。は~~~、重かった……って、こーへーにへーじ!! レディにこんな重いものを持たせるとは何事だ!!」
「え? 別に何も聞いてないし俺達はたまたま通りかかっただけじゃないですか?」
「うるさ~~~い!! 二人が早く出てこなかったからわたしがこんな大荷物を担いでくる羽目になったんだぞ!!」
「んなムチャクチャな……」
何か何だか分からないが一人で勝手に切れているし、どうしろというんだ? この人は。
すると
「あ、お姉ちゃん……本当に取りに帰ってたんだ」
「あ……ひなちゃん、ただいま~。取ってきたよ。ったくコイツ等ときたら気が利かないんだから……」
「もう~~~、孝平くんたちは関係ないじゃない。お姉ちゃんが取りに行くなんて知らないんだから」
「とりあえず気が利かなくてすみません。で、今度は何をするつもりですか?」
「あれ? いおりんから聞いてない? ま、いいや。この箱の中を見てみてよ」
箱を開けると……中には数珠繋ぎになった電球が多数、それと雪だるまやサンタクロースの人形などが入っていた。
「かなでさん、これってもしかしてクリスマスツリーに付ける飾りですか?」
「そうだよ。もうすぐクリスマスがやってくるからね~。だから前からこれをたくさん集めてたんだよ」
そういえば……という感じで俺は先日からこの寮にたくさんの段ボールが送られてきていたのを思い出した。
「かなでさん、そういえばこの前から荷物がたくさん送られてきてたんですけどこれってもしかして?」
「うん、そういう飾りを持ってそうな人に呼びかけて集めてたんだよ。もうかなり集まったからこれだけあればかなり大掛かりなのができそうだね」
「で、どこの木に飾るんですか?」
「木? 違うよ。この寮の建物に飾り付けるんだよ」
「は~~~~?! そんなことをして大丈夫なんですか?」
「あ~~~、その点は心配ないって。のりぴーやまるちゃんにもちゃんと許可をもらってるし、いおりんにもこの前話はしておいたから」
「俺はその話、聞いてませんけど……」
「あぁゴメンね。支倉くんに言うの忘れてたわ」
突撃副会長の登場
「えぇ~~~?! 俺は蚊帳の外か?!」
「まあまあ怒らないの。私と兄さんと征一郎さんが許可してるんだから大丈夫。というわけで飾り付けを手伝ってあげてね」
この3人が許可してるんだったらもうこれ以上何を言っても無意味なので素直に諦めた。
「へいへい、了解いたしました……」

というわけでかなでさん指揮の元、有志一同(というかたぶん男手の方は殆どがかなでさんがシールで脅して連行してきたんだろう)で寮に飾りつけが始まった。
「お~~い!! それもっとこっち!!」
「この電気はこっちに垂らして!!」
「その人形はこっち!!」
何やらもうこの人の頭の中には完成図が出来上がっているのか? という感じの指示の仕方ではあるのだが、
「かなでさんはこのたくさんの電気をどう配置したらいいのか把握してるんですか?」
「ううん、てきとー」
俺は思わずコケた……。
それにしてもこの電球の数からしてこりゃもう結構物凄い電飾になりそうである。

そして、結局夕方近くまでかかって寮の電飾は完成した。
「うん、大体こんなものだね。いや~~~諸君、協力感謝する」
協力と言うより最初はある意味強制労働って気もしたけどそれなりに楽しかったし、ま……いいか。
「それじゃ今夜点灯式をやるからね。またここへ全員集合だよ」
「は~~~い」
一先ず解散とういうことで各自部屋に戻った。

「かなでさん、お疲れです」
「うん、こーへーもへーじもありがとうね。今夜が楽しみだよ」
そういうかなでさんの表情は他の誰よりもニコニコとしていたように見えた。
やっぱりかなでさんはああいう表情が一番似合ってるよな。
「あ、そうだ。こーへーは点灯式のときにコンセントを差す役をやってもらうね」
「え? 俺が……ですか?」
「そりゃそうだよ。誰かが差しに行かないと電気が点かないじゃん?」
「それじゃ俺は点灯の瞬間を見れないんですか?」
「あ……まぁ……そういうことになるけど……まぁいいじゃんいいじゃん、ワガママ言わないの。にゃははは~~」
思いっきり笑ってごまかされた。


そして、点灯式の時間がやってきた。
寮の玄関前には有志一同を始め、先生達も集まってきている。
かなでさんが前に立ち
「今日ここにお集まりの皆さん、本日は御協力どうもありがとうございます。皆さんのお陰をもちまして無事飾りつけも終わり、ココにクリスマスイルミネーションの点灯式を開催したいと思います!!」
恐らくこの瞬間を一番楽しみにしていたのはたぶんこの人だろう。というくらいの大声を上げていた。
ワ~~~~~~~!!!
場内から拍手喝采が起きた。
その後はみんな建物を見上げて点灯の瞬間を今か今かと楽しみの顔をして待ち構えていた。
俺も瞬間を見たいのはやまやまではあるが、かなでさんに言われた以上は仕方がない。
頃合を見計らってコンセントのところに行った。
たぶんカウントダウンをするだろうからフライングしてやるのも面白かもしれないと一瞬思ったけどさすがにそれはかなでさんに悪いな。

「それではみんなでカウントダウンをします!! 5! 4! 3! 2! 1! 点灯!!」
俺はコンセントを差した。
次の瞬間、辺りに溜息と歓声が漏れた。
「うわぁ~~~~~~~……」
「はぁ~~~~~~~~……」
「キレイ~~~~~~~……」
この声を聞く限りは何だか凄い事になってしまったみたいな気がした俺はすぐさまみんながいるところに走っていって寮を眺めた。すると……
俺は思わず息を呑んだ。
そこには何とも幻想的な光景が浮かび上がっていたのだ。
そろそろ見慣れてしまった寮の建物ではあるのだが、おびただしい数の電飾によって彩られた建物もこれまた新鮮で冬の夜の寒さも昼間の疲れも忘れて見入ってしまった。

しばらくして我に返った俺は
「あれ? そういやかなでさんはドコにいるのかな?」
俺はポケットから携帯を取り出すと
「もしもし、かなでさん……今ドコにいるんですか?」
「あ、こーへー? 今ひなちゃんと霜星馬場の橋の真中らへんにいるよ」
早速それらしい場所に走っていった。

「あ、こーへーが来た」
「あ……いたいた。かなでさん、なんでこんなところに?」
「うん、近くもいいけどちょっと離れて見るのもいいかなと思ってね。見てごらん。キレイだよ」
「あ、ホントだ。離れて見ても結構いいもんですね」
「でしょでしょ。作業をしてた時からここは目をつけてたんだよね」
この人はこんなことまで考えていたのか?
それにしても……いつもそうだけど、イベントが成功した時のこの人の顔って本当に誰よりも輝いているよな。

「あ、そうだ。こーへーにはこれから片付ける時まで毎晩これを点灯する役を命じるからね」
「ちょっと待ってください。俺は生徒会の仕事があるからそりゃムリですって」
「仕事中にちょっと抜け出してくる……なんて出来ないかな?」
「ま、言ってしまえばあの人次第です……」
「あ~~~、あのちょっと怖い副会長……か」
あの……そんな露骨に言わなくても……。
「おねえちゃん、孝平くんにあんまりムリ言ったらダメだよ」
「うぅ~~……、まぁいいや。他にも言う事を聞いてくれそうなヤツが何人かいるからそいつに頼もっと」
「あのね……お姉ちゃん」
「だいじょーぶだいじょーぶ、お姉ちゃんにまかせなさ~い!!」





あとがき……みたいなの
このネタ自体は結構前からあったんですけどどのジャンルでもSSが作れそうだったのでどれにしようか悩んでいました。
だからといってFAを選んだのは別に特別な理由があったわけではないんですけどね。



ブログパーツ

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kimama810.blog64.fc2.com/tb.php/333-09a75c6f

 | HOME | 

Calendar

« | 2019-11 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

TIPS114 記念日にメッセージを表示する

Birthday


今日は誰の誕生日?


Recent Entries

Categories

Monthly

通算ランキング

月間ランキング


アクセスカウンター





現在の閲覧者数:

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

福hide

福hide

『気ままな場所』へようこそ!

文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

当ブログはリンクフリーです。
この様な所でよろしければ御自由にして頂いて結構です。
報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。