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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS     『パーティーはパーティーでも』

年末にきてますます寒さも身に染みるようになりました。

そして明日はあるキャラの誕生日。
残念ながらお祝いSSは用意できません……(ToT)
っていうか思いつきませんです……。
たぶん何日か経って急にネタが思いつくんでしょうね。

というわけでこの人とは関係ないのですが、久々にUPします。




夜明け前より瑠璃色な SS 『パーティーはパーティーでも』


『そっちへ行ったわ!! TATU!』
『よーし! 任せろ、FEE! 俺の槍を喰らえ!!』
ドガガガ……!!!
俺の槍の嵐がモンスターに突き刺さり蹴散らしていく。
『やるじゃない、TATU。だけど私も負けないわよ。私の剣の威力を見なさい!! レベルアップして必殺技を一つ習得したから今見せてあげるわ!! エーイ!!』
ピカッ!! ザンッ!
FEEの剣から閃光が出て、一瞬にして数体のモンスターを消し去った。
『おわ!やるじゃん』
『まだまだこんなものじゃないからね!』
『またすごく興奮してるじゃないか?』
『失礼ね。私はいつも冷静よ』

なんじゃこりゃ……って感じの会話だが、これは俺たちが最近はまっているネットRPGでの一幕である。
先日、月までネットの回線が引かれ、登録制であるとはいえネットによる通信が民間でも自由に行えるようになったことによりこうしたゲームも月と地球の間でできるようになり月と地球お互いでゲーム人口も増えてきたらしい。
まぁ、言ってしまえばネットやゲームの世界においては政府以上の国際交流がなされていると言っても過言ではないだろう。
少なくともこの世界においては地球人も月人もまったく関係なく入り乱れてプレイされているし、またこうしてやっていく中で俺も多くの月人ともパーティーを組んだのだけどチャットで会話をする限りでは若い年代になればなるほど地球人に対するわだかまりはなく普通に話して(?)いる。
まるでこうしてみる限りではもう戦争なんて本当に過去の話なんだな……という気さえもしてくるのだ。

まぁ俺達の場合はそんな国際貢献なんて大層な理由はないが、ゲーム自体も面白そうだったしネットを通して離れていてもこうして会話ができるのも面白いと思ったので最初は俺と菜月と麻衣で始めてたのだがそのうちに
「あら、達哉くんたち 面白そうなのをやっているのね。私もやってみようかしら」
ということでたまたま横で見ていた姉さんが加わり、更には学校でたまたま菜月とゲームの話で盛り上がっていたら
「ちょっとちょっと~~~、そんな楽しそうな話でなんで私を仲間ハズレにするの~~?  ヒドイよ~。私もまぜてよ~~」
と言う具合で遠山も加わり、終いには先日所用で地球に来ていたフィーナに見つかって
「何してるの? 達哉」
「あぁ、ネットを利用したロールプレイングゲームだよ」
「ネット? あぁ、そういえば確か先日回線がつながったのよね。ふ~~~ん、何だか面白そうね。この横にあるのは? 何だか文字でやりとりしているみたいだけど」
「これはチャットと言って文字による会話みたいなものだよ」 
「ゲームをしながら会話もできるねの。これだと形の上ではみんなとお話もできるし楽しそうね。私もやってみたいわ」
ということで結局フィーナまで加わって夜な夜なみんなでパーティーを組んでは狩りをしているという訳である。
それにしても周囲の人からすればまさか月のお姫様がゲームの中で戦っているなんて思ってもいないだろうな。

『ちょっとTATU。私にも獲物ちょうだい!!』
『いくらでも湧いてくるし。ほらNATU! そっちに出たぞ!!』
『わわわわ!! ちょっと敵が多いよ!! 囲まれた! HPがヤバイよ!!』
『NATU!! 危ない!! ファイヤ~~~!!』
『ふう……ありがと、DANCE』
『ニャロ~~~!! GREEN様の連打を喰らえ~~~!! あたたたたた!!! お前はもう……死んでいる』
『誰に言ってるんだよ?』
『うるさいわね』

『ほらほら! ヒーリングをかけてあげるからしっかりしなさいよ!!』
『ふぅ。あぶないあぶない。ありがと、SAYA』
『お~~い!! まだまだ出てきたぞ』
『ん? さっきはよくもやってくれたわね!! 私のしゃもじ……じゃなかった、ダガーを喰らえ~~!! うりゃ~~~~!!』

よくもこれだけチャットをしながら戦闘ができるもんだ……てな具合ではあるのだが。

参考までに俺達のパーティーの一覧を示すと
俺→TATU(名前から):ランサー
フィーナ→FEE(同じく):戦士
菜月→NATU(同じく):シーフ
遠山→GREEN(翠→緑、から):武道家
麻衣→DANCE(麻衣→舞、から):ウィザード
さやか→SAYA(名前から):ビショップ

ってな具合で正直ベタベタなネーミングではあるのだが、一応ネットにインするので本名を使うわけにはいかないし分かりにくいハンドルネームだと何だかやりにくい。というわけでこんなキャラ名にしたわけだが……何だかそのまんまだろ?! 本名を使ったのと大して変わらない。

ゲーム自体は結構単純ではあるし、やっていると時間も忘れて続けてしまうのである。
時計を見るともう夜遅いのだけどみんなと一緒にやっていると面白いからついつい夜更かししてしまう。
こういう時、切りをつけてくれるのはやっぱり姉さんで
『みんなそろそろ寝ないとダメじゃない?』
『そうですね。それじゃ私もこの辺で落ちます』
『おやすみ~~』
『おつかれ~』
『またあした~』
名残惜しいけど俺も今日はもう寝よう。
『それじゃ明日インできる人はまたここに集合ってことで』
『了解!!』


そして翌日
また性懲りも無く(?)いつものパーティーメンバーが全員集合している。
『それにしてもみんな懲りずによく集まるよな』
『まぁ結構面白いからいいじゃない?』
『それで今日はドコで狩りをする?』
『狩りもいいけど今日は腕試しじゃないけどダンジョンを探検しないか?』
『それもいいかもね。それにこのパーティーの実力を試すのも面白いかも』
『で、ドコのダンジョンへ行くつもり?』
『あぁ、○×山の洞窟なんかどうかな? と思うんだけど』
『えぇ?!! あそこは私達のレベルだとどうかな? 結構モンスターのレベル高いって話だよ』
『だからこそ逆にやり応えがあって面白いかもしれないと思うな』
『まぁやるだけやってみるのもいいんじゃないか?』
『確かに死んでもデスペナを何分か貰っちゃうだけだから当たって砕けろ……かもね』
『だけどたぶん本当に砕けてしまうでしょうね』
『うふふ、そうかもね。だけど結局ゲームだからそういうやり方も面白かもね。分かったわ。行ってみましょう』
『それもいいけど先ずは買い物とかいった準備からだね』
というわけで俺達は先ず街に行くと回復アイテムや特殊効果アイテムを買い込み、装備を再チェックすると一路○×山へと向かった。

『ここが洞窟の入口ね』
『あぁ、じゃ行くぞ』
全員洞窟に入った。
すると早速モンスターが現れた。
『わ! 早速おいでなすったよ』
『最初から派手なお出迎えね』
ここは先ずは無難に倒していく。
『この程度だったら問題ないよね』
『最初だから当然だろ。下に行けば行くほど強くなるからな』
『分かっているわよ。さ、下に行きましょう』

当然ながら下に行くに従ってより強いモンスターが現れた。
それに伴って段々とパーティーは苦戦を強いられる。
『さすがにここまで来るとキツイな』
『私の回復魔法も追いつかなくなってきたわよ』
『すまないな、SAYA』
『だけどここではそれが私の仕事だから頑張るわよ』
『とりあえず休憩も兼ねて安全な所で回復しましょう』
モンスターが居ない場所で車座になって休憩。暫くの間他愛もない会話が続いた。

『そろそろ行こうか』
『うん。ここからは気合を入れていかないとね』
回復アイテムをすぐ使えるように再セットし、装備等を再チェックして俺達は再びダンジョンの更に奥に進む。
モンスターは同じように出てくるのだが、その強さがだんだん半端じゃなくなってくるので出てくる数はそれ程変わらなくても必然的に戦いは熾烈を極めてくる。
『冗談じゃないよ!! メチャクチャ強いよ、コイツ等!!』
『うわっ!! ヤバイよ!! コイツが倒せてないのにまた次がどんどん出てくるよ!!』
『一人じゃ攻撃がなかなか通らないよ!! 手伝って!!』
『ムリだよ!! こっちも別の敵と戦ってるし!!』
『HPがヤバイよ!! ヒーリングをお願い!!』
『ちょっと待ってて!! 順番に回復していくから!! アイテムでつないでて!!』
そして遂に回復も間に合わなくなりあとは……
『わわわ~~~!! もうダメ!! 間に合わないよ~~!! あ~~、やられた!! あとお願い』
『えぇ~!! 私、一撃でやられちゃったの?! そんなぁ~~』
『私もだわ!!』
『俺もやられた!!』
『あっちゃ~~、やられちゃった』
『ちょっとちょっと!! みんなやられちゃったの?! あ~~、私も……』
モンスターの強烈な攻撃に耐え切れず回復も追いつかなくてパーティーメンバーは次々に倒されていく。そして……

画面が切り替わって全員でゲームスタート時にいた大きな町のとあるモニュメントの前に全員集合していた。
『あ~~~ぁ、結局全滅か……』
『ま、最後はこうなるのは最初からわかってたけど……でも悔しいよね』
『だけど倒されてもこのゲームは10分くらいデスペナ喰らって済むだけだからいいけどね』
『いずれにしてもまだまだ修行が必要みたいね。まるで私達の人生そのものって感じかしら?』
『そういう例え方をするのはFEEくらいのものかもな』
『そうかしら? でもマスターが言ってたじゃない? “日々精進”って。それに私達も人生ではまだまだ若輩者だしね』
『確かにね。だけどここは所詮ゲームなんだし難いことは言わず気楽に行きましょう』
『そうね。ごめんなさい』
『別に謝る事はないよ。さて……っと、ところでみんなまだ時間は大丈夫?』
『えぇ』『うん』『い~よ~』『まだいいよ』『大丈夫よ』
『それじゃ修行の旅に行きますか』
『だね』
『今度こそはアイツ等をコテンパンにやっつけてやらないとね』
『だけど結構いい線いってた感じだったし、もう時間の問題かもね』
『ま、所詮はゲーム。何よりもこれからもこうして楽しんで出来ればこれもみんなでコミュニケーションをとる一つの方法かもしれないわね』
『あぁ、特に地球と月の間とかは特に……かもしれないな』
『ちょっと~TATUにSAYA、な~に難しい話をしてるのさ? そろそろ敵が出てくるからちゃんと働きなさいよ!!』
『おっといけね。りょ~かい』





あとがき……みたいなの
かなり前からとあるMMORPGをやっていたのですが、いつの間にかやらなくなってしまって最近約1年ぶりくらいにログインしてやってみました。
このSSはその時に思いついたのですが、話の展開が思いつかず1ヶ月くらい放置状態になっていたのをやっと完成(したのかな?)させてみました。



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文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

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E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。