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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『エナジーチャージ』

相変わらず更新の頻度が悪くなっております。
さすがに仕事から帰ってからはくたびれて更新する気が……っていうのは言い訳ですね。
とはいってもこっちは仕事とは違うから気が向いてからでもいいのかな? ということにしておきます(コラ……)


というわけで、久々にSSを一つ。




FORTUNE ARTERIAL SS 『エナジーチャージ』


放課後の監督生室
今日も俺達は何かと忙しく業務をこなしている。
そして、何故か今日ここにいるのは俺と瑛里華の二人だけ。
というのも伊織先輩と東儀先輩は既に引退しており、今は余程のことがないかぎりここには顔を出さないし、白ちゃんは礼拝堂に行っており今日は帰ってこないとのこと。

一応一生懸命仕事をこなしてはいるのだが、人間の集中力には限界があるもの。
ずっとやっているとさすがにいい加減疲れてきたので
「そろそろ休憩しようか。お茶を入れてくるよ」
「あ、お願い」
俺は給湯室でお茶を入れると一つを瑛里華の前に置いた。
「はい、お疲れ様」
すると瑛里華は思いっきり背伸びをして
「う~~~~~ん、ありがとう。それじゃ一休みしましょうか」
それにしてもやはりこれだけの業務を二人ないし三人でこなすのは大変なわけで
「は~~~ぁ……いくら何でもこれは多すぎるわね」
「だけど好きでやってるんだしな」
「それはそうだけど……何? この書類の量は。そのうち過労死しちゃうわよ……」
たぶん瑛里華に限ってはそれはないと思う。

「まぁ、過労死は冗談だけど何だかエネルギーが続かない気がするわね」
「その分逆にストレスが貯まりかねないしな」
「確かにね。あ~~~ぁ、どこかでパ~~~!!っとエネルギーを充填したいわね」
「また休みの日にどこか遊びに行こう。その時までガマンガマン」
「そうね。でもまだ週も前半だし休みまで日があるわね」
「って言うか瑛里華、エネルギー切れか?」
「そういうわけじゃ……ないんだけど……」
瑛里華がこんなことを言うのは珍しいんだけど、いつまでもこんな愚痴みたいなことを聞いていても仕事は進まないので
「さて、そろそろ仕事再開だ。頑張らないと終わらないぞ」
「そうね。頑張りましょう」

そして暫くペンの走る音やキーボードを叩く音のみが部屋の中に響いた。
「あ、そうだ。ここは去年の資料がいるんだな。瑛里華、去年の歓迎会の資料はどこだっけ?」
「ん? そこの本棚の中にないかしら?」
「あぁ、ありがとう。探してみるよ」
俺は席から立ち上がって本棚の前に行くと目当ての資料を探し始めた。
すると背後に人の気配が……
そして後からいきなり抱きしめられた。
「瑛……瑛里華、どうしたんだ? いきなり?」
抱きついたまま俺の背中に自分の体をピッタリと密着させると語尾にハートマークがつくような甘えた口調で
「エナジ~チャ~ジ……」
「え? 何だって?」
瑛里華は静かに
「何でもない。しばらくこのままいさせて……」
まぁ別に悪い気はしないので
「あ……あぁ、瑛里華がそうしたいなら……」
「ありがと……」

そのまましばらく沈黙の時間が続いた。
後から抱きしめられているので瑛里華の表情とかは窺い知ることが出来ないのが少々残念ではあるんだけど。
何だか背中越しに瑛里華の心臓の鼓動や息づかいが聞こえてくるような気がした。


どれくらい時間が経っただろう。
「エネルギー充填完了」
そう言うと瑛里華は俺から体を離した。ちょっと名残惜しい気がしたのだが……。
「少しは気持ちは晴れたか?」
「うん、また頑張れそう」
「そりゃよかった。それじゃ仕事を続けようか」
「うん。だけどもしかして孝平のエネルギーがなくなっちゃったかな? 大丈夫?」
何のエネルギーだよ? と心の中で突っ込みつつも
「俺は大丈夫だよ。そんなことでエネルギー切れを起こすほどヤワな体じゃないし、それに……あ! まぁ、いいや」
「何? 気になるじゃない?」
「だから何でもないって」
「別に怒ったりしないから言いなさい」
「わ……分かったよ。瑛里華に抱きつかれてた時に背中に当たっていた二つの柔らかいのが気持ちよかったな……って言うか……」
すると瑛里華は顔を真っ赤にして
「んも~~~、孝平のエッチ……。だけどもしかしてそれで孝平もエネルギーが充填された……とか?」
「あ? あぁ……まぁな……」
「何よ、そのハッキリしない返事は? あ! 分かった!! もしかして違う方のエネルギーが充填されちゃったの?」
「は?? 何だよ? その“違う方”って?」
「もう……エッチ!! 何考えてるのよ!! お……女の子にそんな恥ずかしいコト言わせないの!!」
その前に俺の方こそ瑛里華が何考えているんだか聞きたいんだが……。
未だに怪訝そうな顔をしている俺に
「はいはい仕事仕事!! 早くしないと今日中に終わらないわよ!!」
っていうかそもそも原因は瑛里華なんだけどな……。
ま、何はともあれ瑛里華も一応元気になったみたいだからいいか。というわけでこの際、余計な突っ込みはしないでおこう。

「そうだな。さっさとやっつけてしまおう」




あとがき……みたいなの
はい、またしてもバカップルの登場です(^^;
考えてみればバカップルものって書きやすいのでしょうか?
もっとも書き始めるまでが大変ではあるんですが、書き始めるとこのくらいだと案外ネタが浮かんでくるものではあります。とはいってもこれもいつもというわけではないんですけどね。


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