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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS   『憧れのウェディングドレス』

久々に更新します。やはりこのところ更新の頻度が以前に比べて極端に下がってますね。
まぁ、とはいってもムリに書くつもりもないのでいつも通りそれなりに……

そう言えば先日は白ちゃんの誕生日にも関わらず最近は誕生日SSがなかなか思いつきません。うまくいかないものですわ……。


というわけで
早坂さん、ふもふもさん、SSの紹介と感想どうもありがとうございます。

早坂さん>そういう立場だからこそ逆に普通というものに憧れるのでしょうか?

ふもふもさん>
・やはりこういうのはその日に……くらいでないと意味ないでしょうしね。
・まぁ、思いついたからよかったようなものですけどね。



やまぐうさんSS 『久しぶりの熱い交わり
普段はなかなか会えないからこそいざ会った時は濃度が濃い交わりになるのでしょうね。

朝霧さんSS 『モーニングコール
こういった状況で手軽に出来るプレゼントかもしれないですけど純粋な白ちゃんからするとそういう些細な出来事の一つ一つが嬉しくて仕方がないんでしょうね。






夜明け前より瑠璃色な SS 『憧れのウェディングドレス』


今日は久しぶりに地球に来たフィーナを連れて街に出ている。
まぁ、街に出たからといって特に何をするわけでもなくいわゆる“ウィンドウショッピング”というヤツだろうか、色んな店のショーウィンドウを眺めて二人であーだこーだと言いながらウロウロしているわけである。
もっとも年がら年中デートでこんなコトをしていたらいい加減飽きてしまうのだろうけど、逆になかなかそういう機会の少ないフィーナからしてみるとこうした他愛もない普通のことが新鮮なんだろうか?
というか特に目的も無くただブラブラするということを恐らく経験していないのだろう。
歩きながらフィーナは目を輝かせてショーウィンドウを見ていた。
時折突然立ち止まっては店のショーウィンドウを覗き込みながら目の色を変えて
「ねぇねぇ達哉、あの服素敵ね」
とか
「うわ~~~! このお菓子、美味しそう」
とか、もう今にもかぶりつくんじゃないか……という勢いである。
フィーナのこういう姿を見ると例え月と地球両国の情勢を動かす力を持つ王女とはいってもやはりまだ10代の一人の女の子でもある。
だからというわけではないのだが、特にこういう時のフィーナというのはドコから見ても普通の同い年の女の子にしか見えない。まぁ、口には出せないがさすがに菜月や遠山と比べるとやはりいいトコの出のお嬢様ではあるが。
それにフィーナもこうして俺と街をブラブラしている時くらいは自分が王女であることを忘れたいみたいだし、さらにはもしかして自分の行動に取り入れようと考えているのか時々周囲のカップルをチラチラと観察している気もする。
まぁ、何するにしても勉強家のフィーナらしいと言えばそうかもしれないが。

それにしてもさすがにこう歩き回っていると段々腹も減ってきた。
どうやらうまい具合にこの辺りにはファーストフード系の店や屋台みたいなワゴン型店舗の店が結構あるみたいで、辺りをグルッと見回しただけでもたこ焼きやハンバーガー系、クレープにアイスクリーム等等いろいろある。
「フィーナ、ちょっと休憩して何か食べようか?」
「そうね。ちょっとお腹も空いちゃったわね」
「この辺は食べ物の店がいろいろあるみたいだけど何が食べたいのはあるか?」
「う~~~ん……こういったのはまだよく分からないから達哉に任せるわ」
さて……いざそう言われてしまうと案外悩むものである。
一応俺の中のフィーナのイメージというのもあるし……それから考えるとたこ焼きやハンバーガー系統は“う~~~~ん……”だし、アイスクリームだと腹は膨れないだろうからな。それにこういう時くらいは普段食べた事がないのを食べてもらいたいよな。というわけで……
「よし、今日はクレープにしよう。買ってくるからちょっと待ってて」
俺はすぐ近くのクレープ屋に行くと
「えぇっと……これとこれを下さい」
『ありがとうございます。少々お待ちください』

暫くして
『お待たせいたしました』
俺はクレープを受け取ってフィーナのところに戻った。
「ありがとう。これが“クレープ”というものなのね。それでこれってどうやって食べるのかしら?」
「どうやっても何も、そのままかぶりつけばいいんだよ」
「あの時学校からの帰りに食べたアイスと同じ感じかしら?」
「まぁ、そんな感じかな」
「それじゃいただきます。うん、美味しいわ」
「そうか? うん、確かに美味いな」
「だけどこうして立ったまま食べるというのも普段はやらないだけに新鮮で面白いかもしれないわね」

「さ、食い終わったら次の通りに行ってみようか」
「えぇ。次はどんなお店があるのかしら、楽しみだわ」


再び歩いているとしばらくしてフィーナはある店の前に立ち止まった。
「ねぇ達哉、このお店は何かしら?」
フィーナが眺めている店のショーウィンドウ内には数着のウェディングドレスが飾られていた。
「うわぁ~~~~、キレイなウェディングドレスね~」
「ん? あぁ、たぶん結婚式の貸衣装屋か何かじゃないかな?」
「え? 貸衣装って……これって借りるの?」
「そりゃ、こんなのって結婚式の一日しか着ないから普通は借りるものだけどな。大体持ってても着ないんじゃもったいないし、それに普通は一生に何度も着るものでもないしな」
「確かにそれはそうかもね。さすがに私達みたいな王家の場合は特別に作ってもらうことになるでしょうけどね」
「なるほど、そりゃそうだろうな」
「でもやっぱり憧れるわね~。早く着たいわ」
フィーナの目はまるで心ここに在らずと言うか、将来の俺達の姿を思い浮かべているといった感じで飾ってあるウェディングドレスを見つめていた。
「ちょ……ちょっと待ってくれよ。まだそれどころじゃないし……」
「うふふ、分かってるわよ。だけどやっぱり憧れてしまうのが女の子というものよ」
余りにもフィーナが瞳を輝かせて眺めているので俺は
「間違いなく似合うと思うよ、純白のドレスは。俺も一日も早く着せてあげられるように頑張るよ」
「えぇ、楽しみにしてるわ」
「さ、それじゃ次の店に行ってみようか」
と言うとフィーナはまだちょっと見足りないみたいで
「え……えぇ……」
これまでとはうって変わって何だか妙に名残惜しい感じの返事が返ってくる。
実際まだこの場を去りたくないみたいだ。体は次の店に向かう方に向いていても足は動いていないし顔は未だにショーウィンドウを見つめている。
「どうしたんだよ? 今日は次々に色んな店を見て回るんじゃないのか?」
「そ……そう……なんだけど……」
やっぱりまだ名残惜しい顔をしている。
「もしかしてまだゆっくり見たいのか?」
「あ……え? ちょ……ちょっと……ね……」
いつもの強気なフィーナと比べると妙にしおらしくなってしまったその姿を見て俺は思わず
「……プッ……はっはっは」
ついつい笑い出してしまった。
「何がおかしいのよ……達哉」
「ゴメンゴメン。いつものフィーナとのギャップが何かおかしくて……」
フィーナは頬っぺたをプクッと膨らませて
「何よ、失礼ね……」
実際今日一番の面白いシチュエーションではあるんだけど、これ以上からかうとフィーナの機嫌が悪くなってしまうのでこれくらいにしておこう。

「ねぇ、このお店に入ってみてもいいかしら? お店の中にももっと色んなドレスがあるみたいだし、もうちょっとゆっくり見てみたいのよ」
「あ……あぁ、フィーナがそう言うなら」
やはりさっきのフィーナの言葉じゃないけど女の子というのはそういうものなんだろうか?
「さ、達哉 行きましょう」
今日一番のキラキラした瞳で俺を見た後で玄関の扉を開けて勢いよく店内に入っていくフィーナの姿は何だか今日一番元気があるのでは?というくらいの軽い足取りだった。




あとがき……みたいなの
久々の更新です。
もっとのこの場合はこのあとの続きもいろいろできそうなのですが、その辺は気が向いたらということで……(向かない可能性の方が高いと思います……)



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『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。