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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS   『愛しいあ・な・たと○○ごっこ』

申し訳ありません。最近メチャクチャ更新が滞っております。
SS以外でも書いてないんですからどうしようもないですね。
というわけでやっとのことで久々に書いたのを一つUPします。

……何だか最近巧く思いつかないですね。BDSSも思いつかなくなってしまったし……。


それからこちらも本当に久々なんですが、FAラジオを聴いてみました。別のコトをしている時にBGM代わりに聴いていたんですが、……さすがはきりきりさんです。やはりこりゃFAのキャラでは最強ですね(^^


では、以下続く




夜明け前より瑠璃色な SS 『愛しいあ・な・たと○○ごっこ』


ピピピピ……
枕元で目覚まし時計が鳴っている。
その音に急かされるように目を覚ました私は
「そうね……今日は今まで考えていたあのことを実行する日よね。早く起きないとミアや麻衣に先を越されるわけにはいかないわ」
そう呟くと私は勢いよくベッドから飛び起きて、手早く服を着替えた。そして……
「この前見つけたこれがカワイかったからつい買っちゃった」
と独りでニヤケながら袋から取り出したのは一着のエプロン。
それを身につけると私はまだ誰もいない台所に向かった。


「先ずはご飯を炊かないといけないわね」
私の寝室は1階にあるのでみんなが寝た後で密かに仕込んでおいた炊飯器のスイッチを入れる。
「備えあれば憂いなし……じゃないけどこれでよし、と。それから……」

「うん、朝ごはんといったらやっぱりお味噌汁よね。一応作り方は勉強したんだから」
と言いつつ先ずは昆布とカツオでダシを取る。
味噌を溶きいれるとお豆腐を手の上で賽の目状に切ったのとワカメ入れる。
出来上がったところでちょっと味見。
まぁ、麻衣達には遠く及ばないけど大体こんな感じかしら?
「初めてだから具はシンプル過ぎるけど今日はこれで勘弁してね」


すると
「えぇ~~!! ひ……姫さま!! 何をされてるんですか!!」
ミアが目を丸くしながら登場。
私は当り前のように
「え? 見ての通り朝食の用意をしてるんだけど?」
「そ……そんなこと私のお仕事です!!」

「ふあ~~……おはよ~~、ってフィーナさん!! またどうしちゃったんですか?」
さっきのミアと同じ顔をしながら麻衣も登場。
「麻衣もおはよう。二人ともなんて顔をしてるの?」
「だ……だってフィーナさんがこうして台所にいる姿って……」
「そ……そうかしら? だけどお願いなんだけど今日は私にやらせてくれないかしら?」
って言いながらももう既にやっちゃってるわけなんだけど。
「え……えぇ……フィーナさんがそういうなら……」
「は……はい、姫さまがなされることでしたら私は何も言う事はありません」
「ありがとう、麻衣 ミア。早速なんだけどお味噌汁の味見をしてくないかしら? たぶん大丈夫だと思うのだけれど私、作るのは初めてだからこの味でいいのかよく分からなくて」
「はい、頂きます」
二人に味見をしてもらう。
「美味しいです、姫さま」
「うん、いいと思うよ。やっぱりお味噌汁って作り方がシンプルな分作る人によって色んな味があるよね。これがフィーナさんの味なんだね。美味しいよ」
「うふふ、二人ともありがとう」

「何か私達にお手伝いできることはありますか?」
「ううん、今日は私一人で頑張って作ってみたいの。だからリビングでテレビでも見てて。どうしても巧くいかないときは呼ぶからその時はお願いね」
「それじゃミアちゃん、フィーナさんもああ言ってる事だしリビングに行こうか」
「は……はい、分かりました」

Another View 麻衣
私達はリビングでテレビを見ながら
「どうしたんだろう? フィーナさんは」
「さぁ?……ですがもしかしたら……」
「何か心当たりがあるの? ミアちゃん」
「はい。最近ですが、お昼休みに姫さまはあるドラマをよく見てるんです」
「あ! もしかしてあの新婚熱々カップルの?」
「はい、そうです」
「なるほど……。もしかしてそれに影響された……と?」
「たぶん」
最近私達はあるドラマにはまっています。
それはとある新婚ホヤホヤでアツアツの家庭を舞台にしたドラマで、私も友達とかで集まるとこのドラマのことを話しながらキャアキャアと騒いでいるのです。
そしてミアちゃんからそういうふうに言われるとなるほど今朝のフィーナさんの行動というのがどうもそのドラマにそっくりに思えてきて仕方がないわけです。
Another View END


「さて、次は……と」
冷蔵庫からベーコンと卵、それからいくつか野菜を取り出すと
ジュ~~~~~
ベーコンエッグを作りながら野菜を適度な大きさに切る。

サラダを作っている間にベーコンエッグが出来上がった。
「よし! できあがりっと。麻衣、ゴメンだけどさやかを起こしてきてね。私は達哉を起こしてくるから」
そういうと私はフライパンとすりこぎを持って達哉の部屋に向かった。

Another View 麻衣
フライパンとすりこぎを握り締めたフィーナさんの姿を見た私達は
「あの姿は間違いなく影響されてるね。フィーナさんは」
「はい、間違いないですね」
「あれはまさしくあのドラマでの起こし方だね」
「はい、もしかしたら耳を塞いでおいた方がいいかもしれないですね」
「いや……たぶんここまでは聞こえてこないと思うけど……」
と言いながらも一応念のため私は耳を塞いでお姉ちゃんを起こしに行った。
Another View END


私は達哉の部屋に入ると
「うふふ、よく寝てるわね。さてここからが本番ね」
私は持ってきたフライパンとすりこぎを構えると
カンカンカン!!
部屋中にフライパンを叩く賑やかな音がこだました。
「うわっ!! な……なんだなんだ!!」
達哉が目を覚ました。
「なんだ……フィーナか。どうしたんだよ、こんな朝っぱらから……」
少し緊張したからなのか軽く深呼吸して一呼吸おいた後
「うふふ、お目覚めかしら? ご飯よ、あ・な・た」

すると達哉は目を丸くして
「……」
「何て顔をしてるの? 早く下りてきなさい」
部屋の外に出た私は
さすがに……恥ずかしかったわね……。この一言を言うだけなのに凄く緊張したわ。

台所に戻るとさやかも加えた3人で何やら盛り上がっている。
「どうしたの? 何かあったの?」
「あ! いえ! 何でもないですわよ!!」
「は……はいです!!」
2人とも凄く焦ってる雰囲気……。
「はははははい!! ななななんでもないですのです!!」
ミアまで口調がおかしい。
するとさやかが申し訳なさそうに
「ゴメンなさい。さっきの達哉くんとのやり取りの会話をついつい聞いちゃったんです」
「えぇ~~~!!」
思わず顔が熱くなる。


その後で起きてきた達哉が照れながら
「……フィーナ、あの起こし方は強烈過ぎるぞ」
「おはよう、達哉。でも目は覚めたでしょ?」
「あぁ、一瞬で覚めたよ」
するとさやかが
「うふふ、まさにあのドラマそっくりの光景ね」
麻衣やミアも
「そうだね」「そうですね」
「あら? やっぱり分かっちゃったかしら?」
「そりゃもうあのドラマはみんな見てますからね」
そうね。確かに私もあのドラマを見ていて実際にやってみたくなったからこうしてやっているわけなんだけどね。

「それよりも早くいただきましょう。美味しそうね」
「お兄ちゃん、今日の朝ごはんは全部フィーナさんが作ったんだよ」
「え?! そうなのか?」
意外そうな顔をして驚く達哉に
「そんなに驚かなくてもいいじゃない? 私だってやる時はやるんだから」
そしてお味噌汁を注ごうとしていたミアに
「あ、ミア 私が注いであげるから座ってて」
そうね、ここまでみんなに分かっちゃってるんだったらもう恥ずかしがることはないわね。
それから達哉の分を注いで渡す時に
「はいあなた、どうぞ」

「うふふ、達哉くん達はもう新婚さんの状態ね」
「フィ……フィーナ……頼むからそういう言い方は止めてくれよ……」
「あら? 達哉はこういうのは嫌なのかしら?」
「いや……そういうことじゃないんだけど……その……」
達哉は顔を真っ赤にして困っているみたい。
「いいじゃない? 現にもう数年も経てば実際になる予定なんだし。ある意味先取りじゃないかしら?」
「そういう問題なのか?」
「そういう問題よ。それに女の子というのはそういう甘い新婚生活に憧れるものなのよ」
「だけどフィーナの場合は環境が特殊だからこういう生活になるかな?」
私は頬を膨らますと
「も~~~、それを言ったら身も蓋もないじゃない。逆に特殊な環境だから憧れるかもよ。それより達哉、お味噌汁が冷めちゃったから入れなおすわね」
すると麻衣も思慮深げな顔で
「ふむふむ……なるほど、一理あるわね。そうなるとお兄ちゃん、ここは役になりきらないといけないよ。それじゃテイク2いってみよう!! 3・2・1・キュー!!」
ここはなりきった方がいいかもね。私は冷めたお味噌汁を入れなおすと
「はい、あなた お味噌汁よ。具が少ないのは今日はガマンしてね」
「あ……あぁ、ありがとう」
一口飲んで
「いつもと違うけどこれがフィーナの味なんだな。うん、美味しいよ。」
「ありがとう、あ・な・た」
「う~~わ~~~!! お兄ちゃん達、もう朝から暑苦しいったらありゃしないよ~~」
「こら……麻衣、お前が焚きつけといて何を言う!」
周りから更に焚きつけられて最後は私も顔が熱くなっちゃったけどだけど、今回は実際にやってよかったと思う。
できるものならまたやってみたいな。その時までにまたミアや麻衣からもっと色んなお料理を習っておかないといけないわね。

「やれやれ、今朝は達哉くんとフィーナ様の新婚アツアツ振りをしっかりと見せ付けられちゃったわね」
「姉さん、まだ俺達は結婚してないんだけど……」
「いいんじゃない? 私達しか見てないんだし。とは言うもののホント朝からどうもごちそうさまです」
「ですが仲がよいというのはいいことですね」
呆れ顔の二人とニコニコ顔の一人に見つめられながらも特に悪い気もしない私だった。




あとがき……みたいなの
久々のSSです。
今回は『夜明け前~』でもバカップルさせてみました。
しっかし……我ながらこのドラマってどんなのだろうか? もっとも自分はドラマは殆ど見ませんけど。


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E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。