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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『夢でもいいから』

本当に久しぶりに更新します(いくら何でも間が開きすぎじゃ……っつうの!!)
と言いますか、先に自分が書きましたSSに対する感想や様々な方が書かれましたSSに対する感想を書かなくて大変申し訳ありません。

全てを書くことはさすがにできませんが幾つか感想を書きたいと思います。

早坂さんSS 『楽屋裏小劇場~プール掃除編~
とりあえず先がどうなるかが楽しみですね。
例えば瑛里華と征一郎が伊織をどつきながら働かせる……なんちゃって。
自分が思いつくのはせいぜいこのくらいでしょうか(コラ)

プロジェクトB
例えば“君を守るために生まれてきた”とか“君が熱い恋をするなら世界で僕しかいない”とか?(具体的過ぎか……)



というわけで(?)本編に行かせて頂きます。


今回はやまぐうさんの「彼が私に飲ませる“薬”」を読んで、続編(?)……みたいなのを書いてみました。


FORTUNE ARTERIAL SS 『夢でもいいから』


学院を卒業後、私と孝平の二人は珠津島を出て二人で生活を始めてもう数年の月日が経った。
その間に私達は揃って大学を無事卒業し、その後晴れて愛する孝平と一緒になった。
孝平と知り合うまで約250年間考えもしなかったことではあったのだけれど逆に知り合って孝平を愛するようになってからは心の中で知らず知らずのうちに望んでいたこと(恥ずかしいから口にこそ出さなかったけど)
だけどたぶんそのコトは孝平も分かっていたのでしょう。だってお休みの日に一緒に歩いていると無意識のうちにショーウインドウに飾ってあるウェディングドレスや結婚式場の建物ををチラチラ見ていたし、その度に孝平からは
「何だかこういうトコを通るたびにいい表情をしてるな」
なんてことを言われていた。
それはそうでしょう。以前はありえなかったけど今となっては私も女としての幸せを夢見るようになってしまったのだから。だけどどうしても一つだけ叶える事の出来ないことがある……。


そんなある時
「え……?」
突然体がよろけ、思わずこけそうになる・
今まで何事もなかったのに明らかに体調がおかしい。
何だか体が気だるいような、何ともよく分からないような不思議な感覚。
「ん? どうしたんだ?桐葉。顔色もよくないぞ」
孝平が心配そうな顔をして聞いてきた。
「何だか気分が悪いのよ。こんなこと今までなかったのに」
そう、眷属であるはずの私にはこのようなことなどありえるはずがない。
だけど現に体調が妙にすぐれない。
孝平もあまりに私の顔色がよくなかったからなのでしょう。
「とりあえず医者に行ってみよう」
さすがにこの言葉には私も尻込みして
「え……?! でも……」
いくらなんでも普通の人とは違う私にそんな所は……。
だけど孝平は
「眷族かどうかなんて言わなきゃ分からないし俺も心配だから」
あまりにも孝平が強く言うので
「……分かったわ」
結局孝平に連れられて医者に行ってみる事にした。

考えてみれば生まれて初めて行く場所。
私は少し緊張しながら中に入った。
そこで色んな検査をした結果
「支倉さん」
「はい」
すると先生はニッコリ微笑みながら
「おめでとうございます」
「え?」
「おめでたですよ。よかったですね」
思いもよらなかったその言葉にそれ以降の言葉は全く耳に入らなかった。

それからもまだ信じられないのか放心状態になっていた私に
「桐葉! おい、桐葉!!」
孝平が私の体を揺さぶりながら声をかけてきた。
「え? あ! 孝平……」
「ったく、やっと戻ってきたか。お前、さっきから意識がどっかに飛んでたからな~。まるで自動的に動いている感じだったぞ」
「え? えぇ……。もう信じられない事がおこったから……」
「まぁ、そりゃそうかもしれないな。俺だってまだ信じられないよ」
私は孝平をキッと見つめたあと、周りをキョロキョロ見回して
「これって……ドッキリじゃないわよね? まさか『ドッキリカメラ』とか書かれたプラカードを持った人が物陰に隠れていて……」
「……いつのテレビ番組だよ? んなコトあるわけないだろ? それよりやっと落ち着いたみたいだな」
正直内心はまだ落ち着いていない。だけど段々現状を見つめることができるようになったので
「えぇ、どうにか。それにしてもこれってもしかして孝平の“アレ”が効いたのかしら?」
「だとしたら俺のはある意味とんでない代物なのか?」
「フッ、いつも濃厚だったし眷属の私に効いたのだからたぶん劇薬クラスかもしれないわね」
「おいおい……俺って一体……」
「劇薬も使い方次第では薬、でしょ?」
さすがに孝平は困ったように苦笑いしながら
「それって慰めなのか?」
「さぁ、どうかしら?」
そう言いながら私はお腹を撫でて
「だけど……私のお腹の中に私と孝平との子がいるなんて……」
「そうだな。もう眷属とかなんて過去の話だな。これからは普通の人間として一緒に生きていこう。この子のためにも頑張らないとな」
「えぇ、そうね」


「はっ!!」
気がつくとココは私達がいつも一緒に寝ているベッドの中。
これからという時に目が覚めてしまった。
「夢……だったのね……」
だけど夢の中とはいえ一人の女性としての幸せの絶頂を味わっていた矢先で突然現実に引き戻されてしまった感じだ。
「……」
隣を見ると孝平が幸せそうな顔をして眠っている。
私は孝平の頬っぺたを軽く突付きながら
「私がこんな夢を見たのも全部あなたのせいだからね」
だけどまんざら悪い夢ではない。むしろこれが私が本当に望む未来なのかもしれない。
そう考えるともしかしたら将来現実に起こるのではないかという気もしてきた。
とは言うものの少なくとも今はなるわけないのは分かっている。だけど……。
枕元の時計を見ると目覚ましをセットした時間までまだ十分寝る時間はある。
私はフッと笑みを浮かべると
「夢の中だったらどんなことでもあり……よね」
そう呟くと私は吐息を立てている孝平によりかかって夢の続きを見るために再び目を閉じたのだった。





あとがき……みたいなの
はい……よくあるパターンで所謂『夢オチ』ってやつです。
もっともタイトルから丸分かりでしょうね。
とりあえず実際(?)に桐葉が元に戻る方法はさすがに分からないのでせめて夢の中でも幸せになれたら……という発想ではありますが、ネタとしてはたぶんもう何処かで出ているでしょうね。



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