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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS 『朝霧麻衣誕生日記念SS「愛する人に愛スるものを」』

暑いです……そのうち溶けるかも……。

というわけで(?)大変遅くなってしまいましたけど一応思いついたので書いてみました。


で、先ず本編に行く前に前作におきましての感想、どうもありがとうございます。

早坂さんSS 『今年も最高の誕生日
麻衣の誕生日の出来事ということではありますが、結局は普段とはそれほど変わらないことかもしれないでしょうけどやはり麻衣にとってはどんな高価なプレゼントよりも達哉と少しでも長く一緒にいられることが何よりのプレゼントなんでしょうね。

楽屋裏小劇場~プール掃除編~再び楽屋裏トーク編
やっぱり主役は一番美味しいのですね。

楽屋裏小劇場~プール掃除編~feat.桐葉&伽耶
いっそのこと伽耶さんの場合は海女さんの水着を着てもらうとか……というわけにはいかんか。


米原さんSS 『新たな約束
25年か……末永くお幸せに、って感じですね。
もっとも25年経ってもまだ二人は十分元気でしょうからこのアルバムが今後2冊3冊……って3冊目ができるかどうかはわかりませんがね。



というわけで本編に↓



夜明け前より瑠璃色な SS 『朝霧麻衣誕生日記念SS「愛する人に愛スるものを」』


「ただ今~~、いや~~~暑い暑い……」
うだるような暑さの中、買い物から帰ってきた。
するとタイミングよく
「あ、お兄ちゃん お帰り~~。冷蔵庫にお茶が入ってるよ」
「あぁ、ありがとう。もらうよ」
麻衣の誕生日に合わせて俺もいろいろ考えてみた結果、アクセサリーとかいったありきたりのプレゼントは面白くないので今年は趣向を変えてみて手作りで麻衣の好きなのをプレゼント(?)することにした。
とりあえず俺は台所に行くと冷えたお茶を飲みながらさっき買ってきたのをテーブルに広げた。
「うわ~~、またいろいろ買ってきたんだね」
「あぁ……まぁな。あ! それはそうと麻衣、誕生日おめでとう。今年はとりあえず先に言っておくよ」
「うん、ありがとう。で、これで何をするつもり?」
「何って、お前だったらこの材料を見れば分かるだろう?」
テーブルの上に広げられたのは、オレンジジュースに卵に砂糖に生クリームにバニラエッセンス、それから発泡スチロールの保温箱。
それを見た麻衣は
「あ~~~、なるほどね~~。うん、すっごくよく分かったよ。これからお鍋をつくるんだね?」
ドテッ
あまりのしょ~もなさに思わず俺はコケた。
「低レベルのボケをどうもありがとう……。ってか、どう見たらこれで鍋なんて発想を思いつくんだよ……。それもこのクソ熱い時に鍋はないだろ~」
「え? やっぱりお兄ちゃんが相手だから何かボケないと面白くないでしょ?」
あのな……だからってムリにボケんでもエエっつうの。

「まぁ、誰が見てもこの材料からアイスを作るって想像はつくけど……誕生日にお兄ちゃんの手作りアイスなんて今の今まで思いつかなかったよ」
「そりゃそうだろうな。俺も結構いろいろ考えたつもりだよ。それに同じ手作りなら麻衣の大好物の方がいいだろ?」
「そうだね。あ~~~、楽しみだな~。お兄ちゃんの手作りアイスなんて初めてだし」
「よっしゃ!! それじゃさっそく第一弾行きますか!!」
もしかして普通にアイスを作るだけかと思っていたのだろうか麻衣が『え?!』というような顔をして
「第……一弾?!」
「あぁ、普通にアイスを作るだけじゃ面白くないだろ?」
「面白く……って、まさか何か仕込んでるの?」
「仕込んでるってほどのものじゃないんだけど、まぁ……楽しみにしててくれ。えぇ……と、先ずはボール……ボールっと。あったあった」
と言いつつ俺はオレンジジュースを用意したボールに入れると。
「麻衣、確かカキ氷器がどこかにあったよな?」
「うん、ここにあるよ」
と言いながら麻衣が戸棚の中からカキ氷器を出してきた。
「カキ氷でも作るの?」
「そうじゃないけど、まぁそれは見てのお楽しみ」
と言いながら俺が保温ケースから取り出したのは
「お兄ちゃん、それって……」
「そ、ドライアイス!!」
俺はそのドライアイスをカキ氷器に入れて回し始めた。
下に備え付けた器にはドライアイスのカキ氷がどんどん出来ていった。
すると麻衣が少々不安な顔で
「……お兄ちゃん、まさかこれを私に食べさせる気じゃないよね?」
「そんなに欲しいのなら止めないが、……食べたいのか?」
麻衣は頬っぺたを膨らませながら
「冗談じゃないわよ!!」
予想通りのリアクション、ありがとうございます。
「ははは、分かってるよ。いくら何でもこんなのを食わせるわけないだろ? これはこうするんだよ」
と言って俺はドライアイスのカキ氷をオレンジジュースの入ったボールに放り込んだ。
中からは凄まじい煙が立ち昇る。
「うわわ~~!! 何何?!」
意外な行動にさすがの麻衣も少々ビックリした様子だ。
そして俺はそのボールを懸命にかき混ぜる。
「あ!! 何か出来てきたよ、お兄ちゃん!!」
「あぁ、このくらいでいいかな?」
俺はできたのを皿に移すと
「はい、第一弾のオレンジシャーベットの完成!! 美味いからさっさと召し上がれ」
「へ~~~、面白い作り方だね」
と言いつつ麻衣は出来たのを食べると
「美味しい!! それに何だかシュワシュワしてるよ!! こんなのドコで習ってきたの?」
「あぁ、この前テレビの実験コーナーでやってたんだよ」
「あ!! もしかして理科の実験を面白おかしくやっている人の?」
「そうだよ。コレを見たときからどっかでやってやろうと思って温存していたんだよ」
「そうなんだ。それにしても普通だったら冷やしながら混ぜるから手間がかかるし疲れるけどこれだったらあっという間に出来るからいいよね。それに見た目も派手だから見てて楽しいし」
「そうか? 喜んでもらえたみたいでよかった。それじゃ麻衣がそれを食ってる間にメインを作るとしますか」

俺はあらかじめ調べておいたレシピに従って買ってきた材料を泡立てて、混ぜるとバットに入れて
「よし、これであとは冷えて固まるのを待つばかりだな。美味く出来てるといいな」
と言いながらバットを冷凍庫に放り込んだ。
「お兄ちゃん、これって固まるまでどの位かかるの?」
「そう・・・だな。大体3~4時間くらいかかるかもな」
「え~~~、シャーベットももうなくなっちゃうよ」

すると玄関から
「ごめんくださ~~い!! クール宅配便で~~す!!」
「は~~~い」
と麻衣が返事をして出ようとすると
俺は麻衣を遮って『待ってました!!』とばかりに玄関に走った。
「よしよし! きたきた。これを待ってたんだよ」
俺は麻衣の喜ぶ顔を想像しながら小包を持ってリビングに戻った。
「お兄ちゃん、それ何? あ~~~、私を遮ってまで出て行ったという事はもしかして私には見せられない何かいかがわしいもの?」
麻衣はイタズラっぽくニヤニヤしながら聞いてきた。
さすがにこういう反応は予測していなかったんだけど、ま……いいか。
「何を期待していたのか知らんが残念ながらそういう類の品ではないぞ。とりあえず開けてみろよ」
「誰が何を期待してるっていうの? でも何だか楽しみだな~」
ワクワク顔の麻衣が箱を開けるとそこには
「え?! コレってこの前テレビでやってた『牧場特濃アイス』?! それもこんなに……」
麻衣の顔は驚きに変わりさらに満面の笑みに変わって
「お兄ちゃん、ありがとう!! これ、この前テレビで見てから一度食べてみたかったんだよ~!!」
「だろうな。あの時の麻衣はもう今にもテレビにかじりつきそうな顔をして見てたもんな」
「それは大袈裟だよ。だけど本当に嬉しいよ~~」
「まぁ、どっちがメインか分からないけどとりあえず俺の作ったアイスが固まるまでそれを食っててくれ」
「うん、いただきま~~す」
さっそく蓋を開けて食べ始めた麻衣の顔はもう言葉もないというくらい幸せそうな顔をしていた。
「あの時食べたいと思ってたけどまさか本当に食べれると思わなかったよ。やっぱり思ったとおり凄く美味しいね。今日はこんなに美味しいアイスが食べれたし最高の誕生日だったよ。ありがとう。あとはメインデッシュのお兄ちゃん特製アイスを残すのみだね。あ~~~、楽しみだな~~~」
「あぁ、まぁ分量は間違ってないはずから大丈夫だと思うけどさすがに『牧場特濃アイス』には敵わないからあまり期待されても困るけどな」
「だけどお兄ちゃんの特製アイスにはお兄ちゃんの愛情がこもってるから絶対に美味しいはずだよ」
「だといいな。それにしても今年は手っ取り早く済ませた感じですまないな」
麻衣はニッコリ微笑みながら
「ううん、そんなことないよ。それにこんな美味しいプレゼントだったら誕生日だけじゃなく毎日でもいいよね」
麻衣のこの笑顔でお願いされると断るのは凄く難しいのだけど、さすがに毎日はな……
「こら……そりゃちょっと勘弁してくれ」
「だけど時々だったらいいでしょ?」
麻衣が口ではこんなことを言いながらも目で思いっきり訴えてくる
『また作ってね』と。
こういう熱い眼差しで訴えてこられるともうさすがに断れない。
「あ……あぁ、時々……だったらな」
「うん! おねがいね」
と答える麻衣の表情はこれ以上ない位の笑顔だった。




あとがき……みたいなの
一応麻衣の誕生日記念SSではありますが、その日からもう日が経ってしまいました。
当日までに何も思いつかなかったのですが、その日が過ぎて突然ネタを思いついたわけでどうしようかと思いましたけど『まぁ、いいや』と言う感じで結局UPすることにしました。
その辺りは細かい事は気にせず大きな心で見てやってくださいm(_ _)m

あと文中の『牧場特濃アイス』ですが、一応コレがモデルになってます。何だか麻衣でなくても食べてみたいですね。
それと同じく文中のシャーベットですが、コレは以前にテレビであの米村でんじろう先生が実際にやってたのを参考にしました。




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『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。