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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS    『きっと憧れている普通の生活』

何となく朝晩が涼しくなってきた気がします。とは言うものの部屋の中はまだ結構……。

というわけで(?)久々に『夜明け前~』のを一つ。
でその前に幾つか感想などを

早坂さんSS 『夏の終わり
膨らませるのはたぶん例の足踏みのポンプを使ったんでしょうね。さぞや大変だったことでしょう。
それにしてもどちらも変なところで頑固ですな。

赤い約束
着ているものが変わるだけで見る感じも全く変わってしまう……ということで、ある意味楽屋裏ならではの話ではありますな。
主役二人のツーショットは強力なものがあるのでは、というか何と言うか……

ところで早坂さん、『妹力』って何ですか?(笑)


やまぐうさんSS 『玉座
最初は真面目に話していて最後にドスンと落としてくるとは……。
まぁ、そりゃ確かにフィーナも眉を吊り上げるでしょうな。

残金
白ちゃんもいう時は言いますね。意外とその言葉の裏が怖いと言うか、妙に的を射てると言うか……。

ザッハトルテ
たぶんこのメンバーだとどんな名前のモノを出してきても結局『すごいナントカ』で終わらされそう。
とは言うものの自分もどんな物か分からなかったので一応調べてみると……う~~~ん、一度は食べてみたいです。

ざるそば
自分も結構食う方なので鉄人料理を一度は挑戦してみたい気が……。

残金不足を補足
伽耶さんがニヤニヤしながら宝を埋める姿が目に浮かぶようです。
さて、中身はイタズラか財宝か? 何となく長編アドベンチャーになりそうな……。
というわけで頑張ってください(何を?)


清白さんSS 『9月
それにしてもそうまでして理由を知りたいか? と思うのはこっちの勝手な考えであって孝平からすれば桐葉のどんなことでも知りたい……ということでしょうか。
そういえば考えてみれば『好奇心は猫をも殺す』って言葉の意味が分からなかったので今回やっと調べてみましたが、なるほど……そういう意味があったわけか。


というわけで本編に続く ↓



夜明け前より瑠璃色な SS 『きっと憧れている普通の生活』



ガラガラ……
シャッターを開ける音が辺りに響く。
「さぁ、達哉、ミア 今日もがんばりましょう」
「あぁ、フィーナ」「はい、店長」
商店街の一角にある、一軒のお店。
お店の名前は『フラワーショップASAGIRI』
文字通りお花を売るお店。
そして私はこの店の店長、フィーナ=朝霧
月から留学してきた私は地球でのホームステイ先の住人“朝霧達哉”知り合い、そしてお互い惹かれあった。
卒業後も地球に留まった私が進んだ道はきれいなお花に囲まれて、お花をみんなに届ける素敵なお仕事。だけどもちろんどのお仕事もそうだけど、憧れだけでできるほど甘いものではない。
なので修行も兼ねて店で働きながら朝から晩までこのお仕事の勉強を何年も続けた。
そしてその後、私達は一緒になり二人で頑張ってこのお店を開店させたのだった。


開店準備で私は達哉に激をとばす。
「達哉、鉢を外に並べてちょうだい。色合いや高さも考えてよ」
「分かってるよ。それとここに飾るブーケは出来てるのか?」
「任せといてよ。ちゃんとできてるわよ。そこにあるから飾っておいて頂戴」
「店長、値札やポスターはこんな感じでいいですか?」
私は一目見て
「ありがとう、ミア。うん、そうね いいわよ。ポスターはあそこに、それとこの値札も付けていってちょうだい」
「わかりました!」
店員のミアにも同じく激をとばす。
「よしフィーナ、こっちはできたぞ」
「分かったわ。確認するから」
「おいおい、あまり人をバカにしないでくれ。こう見えても俺も勉強はしてきたんだからな」
「ちゃんとできてるか確認するのは店長の務めよ。キレイに並べないと来て下さるお客様や何よりもお花に対して失礼よ。う~~~ん……」
私はあちこち動き回って見る角度を変えながら鉢の並びやショーウインドウの見え方を厳しくチェックする。
「よし、合格ね。先ずは外見がちゃんとしてないと。さ、達哉は次は配達があるでしょ? グタグタ言ってないで早く行ってきて!! 何てったって花は新鮮さが命なんだからね」
「ったく人使いの荒い店長だな……」
「何か言ったかしら?」
達哉は慌しく車に製品を積みながら
「何も。それじゃ行ってきま~す」
やれやれ……おっといけない。あんなところに葉っぱが落ちてるわ。
慌てて拾う。

しばらくして一組のお客様が入ってきた。
私は「いらっしゃいませ!!」
大きな声で挨拶。それが聞こえたのか奥のほうからもミアの
「いらっしゃいませ!!」の声が。
そのお客様をよく見たら先日結婚式を挙げられた際に、私がブーケ製作を始めフラワーアレンジを担当させて頂いた方だった。
私はにこやかに
「あ、先日はどうもお世話になりました」
「こちらこそ私達の式を素晴らしい花で飾って頂いた上にキレイなブーケを作って頂きましてありがとうございます。あのあと友人からは『あなたにピッタリのキレイなブーケだね』って言ってもらったし思い出に残るいい式になりました」
「いえいえこちらこそそのように喜んで頂ければ私としましても大変嬉しいですね」
お客様からのそういった言葉を聞く度に、自分で花を選んでデザインを考え、お客様の喜ぶ顔を想像しながら心を込めてつくったお花でそれを手にした人を幸せな気持ちにすることができた。正に“この仕事をやっててよかった”と思った一瞬です。
ほんとうにステキな仕事です!
「それで今度は花束をお願いしたいんですが、これから知り合いのお見舞いに行くので是非あなたに入院している知り合いが元気が出るような花束を作ってもらいたいんです」
それを聞いた私はもちろん
「はい!! お任せください!! 知り合いのお方が喜ばれる花束を作ってさし上げます」
早速私はお客様との会話の中からその知り合いの方がどういった方か考えながら花を選び、見栄えを考えながら手早く花束にした。
「いかがでしょうか?」
私は自信を持って花束をお客様に手渡すと
「わ~~~、素晴らしいわ。これならきっと知り合いも喜んでくれます。ありがとうございました」
そう言ってお客様は満足顔で店を出て行った。
「ありがとうございました!!」

「フィーナ、ただ今~」
達哉が配達から帰ってきたみたいだ。
「あ、達哉 おかえり。さっきね、この前結婚式で私がお花をアレンジしたお客様が来られててね、あの時はありがとう……って」
「そうか、そう言えばあの時のフィーナは本当に張り切ってたものな」
「そうね、あの時は……」
あ……あれ?! 周りが揺れて……


目が覚めてここは王宮の私の部屋のベッドの中。
「え?……今のは……夢?!」
キョロキョロ周りを見回してみるが……
「やっぱり私は普通ではないのね……。こんな夢を見るということはたぶん私の潜在意識の中に普通の生活に憧れる気持ちがあったのかしら?」
といった事を考えながらしばらくボーっとしていたが
「それにしても妙にリアルな夢だったわね。それに何だか凄く楽しそうだったわ。もしかして今が夢でさっきのが現実だったりして?」
そんなバカな?! という感じではあるがやはり私も楽しい方が現実であって欲しいと考えるのでしょう。
「うん、だったらもう一度寝たらさっきの楽しそうな状況に戻れるかしら?」
と言いつつ私は再び横になるとさっきの楽しみを期待しつつ目を閉じた。


「よし、夕ご飯ができた。あとは達哉が帰ってくるのを待つだけね」
プルルル……
「はい、朝霧です。あ、達哉? もうすぐ帰るの? 分かったわ。ご飯はできてるから早く帰ってきてね」
私はウキウキしつつ味噌汁を温めなおす。

「ただ今~~」
「おかえりなさ~~い。ご飯にする? お風呂にする? それともぉ~~~」
達哉は真っ赤な顔をしながら
「頼むからこのセリフもそろそろ勘弁してくれよ~~」
私は少々不敵な笑みを浮かべながら
「そう? そこまで言うんだったらそろそろ勘弁してあげようかな」

達哉はテーブルに並べられた料理を見るや
「お! 今日も美味そうだな」
私はちょっとだけムッとした顔で
「“美味そう”じゃなくて本当に美味しいんだから」
「ははは、分かってるよ。それじゃいただきます」
シュポン!
私はビールの栓を抜くと
「はいあなた、お注ぎしま~す」
達哉のコップにお酌する。
「あ、ありがとう。それじゃフィーナも」
達哉は私からビンを取るとコップに注いでくれた。
「それじゃ今日もお疲れ様。かんぱ~~~い」
カチン
達哉は美味しそうに飲み干した。
「あ~~~美味い!! やっぱりフィーナの注いでくれるビールは最高だな~!」
私もとりあえず半分くらい飲む。
何だか頬が少し温かくなった感じがする。
「はい、おかわりをお注ぎしま~す」
「お~っとっと~。はい、フィーナも」
まだ半分くらい残っているグラスに注いでくれた。
それを見て私はちょっと悩ましげな目と声で
「んも~~~、女房酔わせてどうするつもりぃ~?」
すると達哉は強気で(というか間違いなく強がってるだけ)
「そ……そんなの決まってるだろう?!」
「も~~~、相変わらず元気なんだからぁ~~~」
「あははは」「うふふふ」

あ……あれ? また揺れてる……


再び目が覚めるとやはりいつものベッドの中。
「何なのかしら? 今度は前とは違う状況だけどさっきからこんな夢ばかり……」
もしかして私ってこんなに普通の生活に憧れているのかしら? それとも達哉と離れ離れになっていることから来る欲求不満とか?

「だけど最後の『女房酔わせて~~』ってセリフはもしかしたら使えるかもしれないわね。将来達哉とお酒を飲んだ時に言ってみようかしら?」
ということを考えながら何となく一人にやける私だった。




あとがき……みたいなの
またまた夢オチシリーズ(なんじゃそりゃ?)です。
それから久しぶりの『夜明け前~~』です。
もちろんこの夢の中のフィーナは王室とは全く関係なく普通の月人フィーナという設定です。
このアイデア自体はかなり前からあったのですが、花屋の仕事内容を調べたりするのに結構時間がかかりまして(もっともそればかりやってたわけではないんですが)ようやくどうにか書き上げることができました。
とは言うもののある程度調べたとはいえ、あくまでもシロウトがシロウトなりに調べて書いた内容ですので実際とは違う事もあるかとは思いますが、その点は御容赦願います。
それと最後の『女房酔わせて~~』というセリフですが、相当昔にテレビのCMで流れていまして多分知っている方は結構歳がいっているのではと……。





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E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。