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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『一応お祝いの日……だよね』

布団を被らないといけないほど寒かったり、被られないくらい暑かったりとこのところ妙な気候です。風邪には十分注意しないと……。

それといつの間にか150,000hitsを超えてたみたいですが、どうもありがとうございます。これもひとえにここを訪れて下さった方々のお陰ということで感謝致しております。
今後も書けるうちは出来るだけ書いていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。


というわけで先ずは感想などを書けるだけ

早坂さんSS 『監督生室の仔猫ちゃん
『開かれた生徒会』はいいんですが、開きすぎだろ?! って気も少々。だけど行けるものなら行ってみたい気持ちの方が強い……かな?
って言うかその衣装のデザインは一体どなたが? もしや伊織……はありえないか。

新しい部屋着
かなでさんの狙いや何処に?
もっとも孝平が「似合わない」なんて言う筈なんかないですよね。
……って言うかそれを言ったらおしまいか。


やまぐうさんSS 『秋の雨あがり
白ちゃんの代名詞でありますな。それにしてもやぶへびのやぶへび……って感じでしょうか?



というわけで本編に続く ↓



FORTUNE ARTERIAL SS  『一応お祝いの日……だよね』



とある休日の夜、久々に千堂家に家族(正式にそうではない者も含む)が集まっての食事会が催された。
とは言っても別に豪華料理のフルコースといった類の料理ではなく、瑛里華が腕を振るって作った手料理である。
それを皆で食べながら瑛里華が楽しそうに
「このメンバーで食事するのも恒例になったわね。やっぱりみんなで食べると美味しいわね」
やはり自分が腕を振るった料理を皆が美味しそうに食べてくれているのをみて瑛里華も御満悦の様子。
普段は妹の瑛里華に対してメチャクチャけなしたような物言いをよくする伊織も
「あぁ、この味付けはなかなかいいんじゃないの? 結構食える」
伊織の言葉に瑛里華は少々微妙な表情ではあるが
「な~んか引っかかるけど一応褒めてくれてありがと」
伽耶も満足そうに
「そうだな。皆で集っての食事はなかなかいいものだ。それに支倉も毎回参加してくれておるし、もうあたし達の家族同然だな。ふむ、そうだな……そろそろ『義母さん』と呼んでくれてもいいぞ」
「えぇ……?! か……伽耶さん! そ……それはさすがにまだ早いのでは……?!」
孝平の答えに不敵な笑みを浮かべる伽耶。
「ふふ。まぁ、他のヤツならとっくに腹に風穴が空いてるかもしれんが支倉だったら許す」
桐葉もこの手の話は結構好きなのか楽しそうな顔をして
「そうね。それにもう学院を卒業したら結婚もできるし今の千堂さんだったら子供も作れるしね。となると……伽耶も近いうちに『義母さん』どころか『おばあちゃん』と呼ばれるんじゃない?」
これを聞いた伽耶は真っ赤な顔をして
「や……やかましいわ、桐葉!!」
孝平も別の意味で真っ赤な顔をして
「紅……紅瀬さん……そこまでは……」
こうなるともう完全に桐葉の術中である。しかし瑛里華も同じく真っ赤になりながらも相変わらず桐葉にだけは負けたくないのか
「そ……そういう紅瀬さんも私達の子供からは『おばちゃん』って言われるんじゃないかしら?」
だが、瑛里華の言葉など桐葉は全く意に介さず
「まぁ、『おばあちゃん』よりはマシかもね。それに……」
桐葉は不敵な笑みを浮かべると静かに
「私は『おばちゃん』じゃなくて『おねえちゃん』と呼ばせるから。うふふふ……」
これにはさすがの瑛里華や孝平も若干引き気味で
「紅瀬さん……何か怖いわよ……」
思わず冷や汗がタラリの瑛里華。
「あまり脅しをかけないでくれ。それよりもまだできてもいない子をあまりダシにしないでくれよ……」
二人の答えに桐葉は
「あら、楽しいしいいじゃない? どうせ近い将来起こりうる事でしょ? それに“怖い”とか“脅し”とかは心外ね。私は言ってきかせて間違いを正すだけよ」
ここまで言うとさすがに伽耶も黙っていない。
「こら桐葉、あたしとほとんど同じ歳であたしは『おばあちゃん』で、お前は『おねえちゃん』はないだろ?」
伽耶から言われたところで桐葉にとってこの連中の扱いなど慣れたものである。
「だって伽耶にとっては孫にあたるのに『おばあちゃん』って呼ばれるの当然でしょ? それにそんなことは言わないと分からないし、仮に言ったところで普通は簡単には信用できないでしょうしね」
そう言われるとさすがの伽耶も
「うぐぐ……それを言われると返す言葉がない……」
「納得いったかしら? おばあちゃん」
トドメの様に言われ、それを聞いた伽耶は更に興奮して
「うるさ~~~~い!!」


すると横でその会話を聞きながら大人しく食べていた伊織が
「やれやれ、相変わらずの面白い漫才大会になってきたな」
散々桐葉にコケにされてムッとした顔の伽耶は
「何が漫才だ?! 伊織」
「いやね、ある意味今日のこの日に相応しい会話になったかな? と思ってね」
「今日のこの日?」
伊織以外の頭の上に『?マーク』が浮かぶ。
そして思い出したように瑛里華が
「あぁ~~、今日は『敬老の日』だったわね」
「敬老の日?」
伽耶が“何だそれは?”と言う顔で聞き返すと瑛里華が
「え~~~と、確か『多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う』ことを趣旨としている日らしいわよ」
伽耶は分かったのか分からないのか
「ふむ……なんかピンとこないな……」
するとよせばいいのに伊織が
「要するにアンタみたいな人達を敬おうという日さ」
気のせいか“プチン”と線の切れたような音が
「い~お~り~、それはどういう意味だ?」
「ん? 別に深い意味などないさ。そのまんまだよ」
「そんなにあの世に行きたいか?」
「覗くだけなら見てもみたいけど多分むりだろうね」
「それに全然敬っておらんではないか?」
「俺の言葉の奥に秘められた尊敬の念が分からないかな?」
「どこがだ!!」
言う方も言う方なら言われる方も言われる方で、どう見ても子供の喧嘩レベルの話である。
だがいつまでもこのままやらせておくわけにはいかなので
「ちょっと母様も兄さんもやめてよ。せっかくみんなで楽しく食事をしてるんだし」
二人のやりとりを黙って見物していた桐葉も
「そうね。いい歳した年寄りが子供レベルの喧嘩なんて恥ずかしくて見てられないし」
するとそれを聞いた伊織が
「ちょっと紅瀬ちゃん、もしかして“いい歳した年寄り”ってもしかして俺も入っているのかい?」
桐葉は全く表情を崩さず一言。
「聞いての通りよ」
相変わらず煽るのが好きな(?)のか、いつもの如く一言多い桐葉。
だが、今回に関しては伊織の表情がいつもと違う。
「紅瀬ちゃ~ん、そんなことを言っていられるのも今のうちだよ~」
この言葉にさすがの桐葉もわずかに表情が変わる。
「はいはい、皆さん注目注目~~~!!」
一言叫んで伊織は脇に置いていた袋を取り出すと
「じゃじゃ~~~ん!!」
中から取り出したのは……
「伊織……何だ? それは?」
「見ての通り、“赤いちゃんちゃんこ”それから“赤い頭巾”」
それを見た瑛里華も
「あ~~、なるほどね~~。還暦祝いね」
“還暦”という言葉にカチンときたのか伽耶が
「まて伊織、あたしを年寄り扱いする気か?!!」
「年寄り? そりゃ考えすぎだろ? 大体250歳のアンタにしたら60歳なんて若造もいいとこじゃないのかい? それに多分還暦祝いなんてやってないだろうから折角だしここでみんなに御祝いしてもらえばいいじゃないか」
珍しく瑛里華もこういう時は伊織と気が合ったのか
「そうね。それにこれはお祝い事だし、めでたいことだからいいんじゃないかしら? せっかく兄さんが用意してくれたんだし着てみたら?」
「……着んといかんのか」
「そうですね。せっかくだからみんなで御祝いしましょう」
「支倉まで言うか……」
段々と仕方がなさそうな表情になってくる伽耶。

「そう言えば伊織先輩、250歳にもなると何か変わった呼び方があるらしいですね」
「ほう、何て呼ぶんだい?」
「調べてみると250歳というのは『天寿』って呼ぶらしいですよ」
「“天寿”ってあの“天寿を全うする”の天寿かい?」
「はい、意味は分からないけど同じ字を書くみたいですよ」
「へ~~~」
孝平の言葉に一先ず納得した顔の一同だが
「だけど考えてみれば普通の人だったら生きているうちに『天寿』の御祝いなんてありえないわよね」
「ははは、そりゃそうだ。そう言えば俺もあと20年ほどすれば『大還暦』って呼ばれる歳になるそうだな」
「ふ~~ん、じゃその時は兄さんにこの“赤いちゃんちゃんこ”を着てもらいましょう」
不敵な顔をした瑛里華の言葉に
「ちょっと待てよ瑛里華、俺の場合はせめて“赤いタキシード”くらいにしといてくれないか?」
「う~~~ん、まぁそれはその時に考えましょ。そう言えば紅瀬さん、急に静かになったけどどうしたの?」
桐葉の表情が妙に固くなる。
「……え? そう? 別に何でも……」
どう見ても桐葉のその姿は今すぐにここから逃げ出したいように見える。
「さて、次は紅瀬ちゃんの番だね。はい、これが紅瀬ちゃんの分だよ」
同じように差し出されたちゃんちゃんこと頭巾。
それを見た途端にばつが悪そうな顔をしながら
「ちょ……ちょっと私、急用を思い出したから……」
今度は瑛里華が勝ち誇った顔で
「あら、どうしたのかしら? せっかく兄さんがプレゼントしてくれたのにもっとありがたがってもらいたいものね」
「あ……ありがた迷惑よ……」
すると最初はあれ程嫌そうな顔をしていた伽耶も仲間ができたと思ったのか
「ははは、なるほどな。桐葉、あたしと一緒に着ればいいではないか」
「わ……私は結構よ」
もう桐葉からすると1秒でも早くこの場を離れたそうな顔つきだ。だが伽耶は追い討ちをかけるように
「もし何だったら命令を使おうか? ふふ……」
伽耶のこの言葉にさすがの桐葉も諦めたのか
「……分かったわ。……この1回きりよ」

というわけで結局伽耶と桐葉の二人で赤いちゃんちゃんこと頭巾を身につけることになってしまった。
その姿たるやどう見ても還暦のお祝いとは思えない姿である。
それはそうだろう。傍目には幼児と高校生が赤いちゃんちゃんこと赤い頭巾を身に付けている姿というのははどう見ても不自然である。
もっともさすがにここには身内以外の人がくることはまずないからそれ程問題はないのだが。
「そ……それじゃせっかくだから記念に写真を撮っておきましょう……」
二人の(特に桐葉の)その姿を見た瑛里華は必死で何かをガマンする表情である。
「何がおかしいんだ? 瑛里華」
「べ……別に……」
「は~~~い、二人とも笑って~~~。はい、チ~~ズ」
カシャ
「くっくっく……」
伊織が写真を撮っているその後ろでさっきから必死で笑いをこらえる瑛里華の姿が
「ちょっと千堂さん、失礼じゃないかしら?」
「く……紅瀬さんこそ……もっと笑顔になったらどうかしら……っくっくっく……」
「私だって……凄く恥ずかしいんだから……」
桐葉のその呟きは周りに聞こえたのだか聞こえなかったのだか……

「それにしても……」
伊織がデジカメの画像を見ながら少々難しい顔をして
「こんなに還暦の衣装が似合ってるんだか似合ってないんだか分からんパターンも珍しいんじゃないか?」
瑛里華も横から覗き込んで
「そうね~~、何だったら白髪のカツラをつけるとかSFX並みにメイクをしてみるとか……」
これには二人して
「絶対にやるものか!!」

「伊織先輩」
いつの間にか席を外していた孝平が戻ってきた。
「お! 支倉くん、さっきから姿が見えないと思ったら……。で、何をしてたんだい?」
「今、年齢の呼び方を調べてみたんですけど、天寿以降は1001歳が“王寿(おうじゅ)”で1007歳が“毛寿(もうじゅ)”、1082歳が“科寿(かじゅ)”で更に2018歳になると“栞寿(かんじゅ)”って呼ぶらしいですね」
これには伊織も瑛里華もビックリしたみたいで
「ワ~~~ォ!! 2018歳なんてそりゃ凄いな」
「へ~~~、そんなにあるんだ。だけど母様達3人だったらありえるでしょ?」
伽耶は少々困惑した顔をしながら
「そうかもしれんがあたし達ですらまだこれからだからな」
桐葉もこのことは意外だったみたいで
「2018歳……。そうね、だけどその時まで私達も生きてるかしら?」
この言葉にもはや瑛里華は呆れ顔。
「あのね……」
「それにしても瑛里華、考えてみればこの3人は今後もこの状態が続くわけだろ? となると毎回こんな若々しい姿で毎年敬老の日を迎えるっていうのも……」
孝平の発した『敬老の日』という言葉に3人は異常反応を示したみたいで
「支倉くん、今の言葉はどういう意味かな?」
「支倉くん、ちょっとお話しましょうか?」
「支倉、そんなに腹に風穴を空けられたいか?」
どうやら3人には孝平に年寄り扱いされたように受け取られたらしい。

「す……すみません……」
例え誤解であったとしてもここはひたすら謝るしかない孝平だった。




あとがき……みたいなの
“敬老の日”特集というわけではないのですが、一応ちなんだのを書いてみました……が、何かダラダラとなってしまった感じも少々……。
ここのところ何だか段々と文章が破綻をきたしてきている感が無きにしもあらずですが、どうか御勘弁を……




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文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

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報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。