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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『悠木陽菜誕生日記念SS「バースディ=イブ」』

今日は陽菜の誕生日ということでどうにかネタを探して書いてみました。
一応出来上がりましたけど、今日はちょっと時間が限られているのでとりあえず本編を先にUPします。



というわけで本編に続く ↓



FORTUNE ARTERIAL SS 『悠木陽菜誕生日記念SS「バースディ=イブ」』


日曜の朝、食堂で朝食を食べ終わった俺と陽菜は寮までの道を歩いていた。
もう既に秋の風が吹いているからか、歩いていても暑さは感じずむしろ心地いい。
そんな中、俺は
「いや~~~、今日も朝から食った食った」
陽菜はというと、気持ちよく晴れた空を見上げながら
「今日は気持いいお天気だね」
「あぁ、そうだな。朝飯も美味かったし」
「今日はこれからどうしようか?」
「今、腹一杯だから……昼飯の時間まで適当にしてるかな」
「お散歩とかするのもいいかもね」
「腹ごなしにいいかもな。ついでにどっか美味いメシを食いに行きたいな」
何となく空気の違和感を感じたのか、ふと横を見ると陽菜は頬っぺたをプクッと膨らませて
「も~~~孝平くんは食べる事しか頭にないの?」
なんともカワイイ怒った顔を見ながら
「ははは、それはともかくとして何するかはとりあえず部屋に帰って考えよう」
「うん。それと孝平くん、腕……組んでもいい?」
さっきのちょっと怒った顔から一変、少々はにかんだ顔でたずねてきたので
「別に遠慮する事はないだろ? 大体ここは陽菜の指定席なんだし」
「うふふ、それじゃあ遠慮なく」
にっこりしながら腕を組んでくる。
ホントこういう些細な行動一つ一つにも幸せを感じてくれてたら俺の方も自然と幸せな気持ちになっていくから不思議なものだ。
それにしても……部屋に帰るまでに幾人かの生徒とすれ違ったけど俺たちの仲はもう完全に周知の事実となっているからかもう誰からも気にも留められていない。
まったく……ありがたいというかどういうべきなのか?

俺の部屋に着くや否や
「孝平くん、今お茶をいれるからちょっと待っててね」
「あぁ、すまないな」
早速陽菜はお茶を入れる準備を始めた。
それにしても相変わらず手際がいい。正直こうして眺めているだけでも飽きないくらい絵になってるのではないだろうか?
すると、俺がずっと眺めていることに気付いた陽菜は
「ちょっと孝平くん……あまり見つめられると恥ずかしいよ……」
はにかみながらこっちを見る。その次の瞬間
「熱っ!!」
突然陽菜の悲鳴が……。
ポットのお湯が手にかかったみたいだ。
しかし手に持っていたポットを落とさなかったところを見ると大したことなかったのだろうか、そのままポットを下に置くと湯がかかったらしいところを押さえた。
「陽菜!! 大丈夫か?!」
俺は慌てて陽菜の横に駆け寄って
「どこにかかったんだ?」
陽菜は大丈夫っぽい顔をしながら指を押さえて
「大丈夫だよ。跳ねたお湯がちょっと指に飛んだだけだから」
とは言うもののもしかしたら俺がジッと眺めていたからやらかしてしまったのかと思うと責任を感じずにはいられたくなった俺は
「ちょっと貸してみろ」
と陽菜の腕を取ると湯がかかった指をそのまま口にくわえた。
俺の突然の行動に陽菜はビックリした顔で
「ちょ……ちょっと孝平……くん……」
実際こんなことをして治りが早くなるかどうかは分からないけど何故かやらずにはいられなかった。
陽菜も最初は焦った感じだったけど段々と落ち着いてきて俺の口から指を抜くと
「ありがとう。うん、痕とかもないみたいだしもう大丈夫だよ」
それにしても……改めて考えてみたら俺はなんて恥ずかしい行動をしてたんだろうか。
ったく……周囲にギャラリーがいなくてホントよかった。


それからは陽菜が入れてくれたお茶を飲みながら暫しの雑談タイム。
「そう言えば明日は陽菜の誕生日だな。何かリクエストとかあるか?」
答えは分かっているけど一応お約束だな。すると、
「うん、リクエストの答えかどうかは分からないけど孝平くんが一緒にいてくれたらそれでいいよ」
あ、やっぱり。どっちにしても明日の夜はみんなで誕生パーティーをすることになってるからこれは問題ない。
「まぁ、明日は普通に授業があるから昼間はなにもできないし、今日これから何をするかだな」
それを聞いた陽菜は呆れた顔で
「孝平くん……それ、食堂から帰ってくる時に私が聞いたんだけどな~~」
「あ……そうだっけ? あははは……」
陽菜に突っ込まれて俺は焦り顔。
そう言えば何かそんなこと言ってたっけ。

「で、誕生日のイブということで改めて陽菜は何がしたい?」
「私に聞かれても……う~~~ん」
もっとも陽菜からするとドコに連れて行っても何をやっても本気で喜んでくれるからそれこそ本当に何でもいいんだけどな。
当の陽菜はというと何かヒントになるものを探しているのだろうか、部屋の中をキョロキョロ見回している。
「う~~~ん、なかなか思いつかないね……。それはそうと孝平くん、このお部屋はいつ頃お掃除したの?」
「ん? 一応掃除機は時々かけてるけどどうしたんだ?」
気のせいか陽菜の目が輝いた気がした。と同時に少々嫌な(?)予感も……。
「だったらこれからこのお部屋のお掃除しようよ!!」
思いもよらなかった言葉に俺は思わず
「はぁ~~~~~???!!!」
するとまるで水を得た魚のように元気良く立ち上がった陽菜は本棚のところに行くと棚の上をスーッと指を走らせて
「ほら、こんなにホコリが溜まってるよ。この際キレイにしない?」
「そりゃ陽菜が手伝ってくれたら助かるし部屋がキレイになるんだから俺としては願ってもないと言えばそうなのかもしれないけど……せっかくの誕生日イブにやることか?」
すると陽菜は活き活きした目で
「だってさっきも言ったじゃない? 私は孝平くんと一緒にいられるだけでいいんだよって。それに好きなことをして孝平くんと一緒にいられるんだったら私にとってこんなに嬉しい事はないよ」
さすがにそう言われるともう俺には返す言葉などあるはずがない。
まぁ、今は特にいかがわしいモノを物陰に隠しているわけではないから別に恐れる事などないんだけどな。


「よし! 先ずは洗濯からだね」
そういうと陽菜は洗濯物の入った籠を抱えると
「ちょっと行ってくるからそれまでに部屋を掃除機かけておいてね」
「あ……あぁ分かった」
とりあえずは言われたとおりにしておこう。
というわけで掃除機を取り出すとコンセントを差してスイッチを入れ掃除を始めた。

大体部屋の半分くらいかけただろうか?
「孝平くん、どう? 進んでる?」
陽菜が帰ってきたみたいだ。
「早いな。もう洗濯は終わったのか?」
「ううん、今は洗濯機を回している最中だよ。この間に他の事をするんだよ。次は……」
本当に陽菜の手際の良さは抜群だ。次々と色んなところを掃除しているので何だか見る見る部屋の中がキレイになってきている気がする……っていうか本当にキレイになっているんだけどな。
「あと他には……と」
現状でも俺がやるよりは十分キレイになってるのに陽菜はまだやり足りないのかキョロキョロと周りを見回すと
「うん、この際だから布団も干しておこうね」
ベッドから布団を剥ぎ取るとベランダの手すりにかけて干す。
「おいおい、何もそこまでしなくても……」
「え? だって干した布団は気持ちいいんだよ。こうすれは今夜はいい夢が見られるかもしれないしね」
それを聞いてちょっとカッコつけてみようと思った俺は
「夢? 現実の世界に陽菜がいるのにどうしてわざわざ夢なんて見る必要があるんだ?」
「えぇ?! そ……そんなこと……いきなり言わないでよ……」
俺の言葉に陽菜の顔は真っ赤だ。
「ちょっ……ちょっと洗濯機の様子をみてくるね!!」
脱兎の如く部屋を飛び出していった。
「そんな強烈なセリフを言ったとは思えないんだけど、陽菜にとってはこれでもちょっとやりすぎたのかな?」
残された俺はと言うととりあえず掃除機を再びかけ始めた。

しばらくして陽菜が洗濯物の入った籠を持って帰ってきた。
「あ、おかえり」
「ただ今。お洗濯が終わってたからちょうどよかったよ」
さっきは物凄い顔をして部屋を飛び出していった陽菜もとりあえず落ち着いたようだ。
そのままベランダに出た陽菜は洗濯物を干し始めた。その姿を見ながら
「それにしても陽菜はこういう所帯じみたことが好きなんだな」
「うん、そうだね。それに……」
ちょっとイタズラっぽくニコッとすると
「こういうのって新婚さんの家庭みたいだしね、あ・な・た」
う……うわっ!!
まるでスーパーヘビー級クラスの強烈なストレートパンチを食らったみたいに頭の中が真っ白になってその後は、瞬間湯沸かし器ではないが一瞬で顔が熱くなっているのがわかる。
多分今の俺はさっきの陽菜ではないが真っ赤な顔になってるんじゃないだろうか?
するとその姿を見た陽菜は
「うふふ、孝平くん 真っ赤になってるね。さっきのお返しだよ」
やられた……。やっぱり陽菜には敵わん。


その後は戸棚などの雑巾がけをしたりしてると結構な時間つぶしになった。
やはり陽菜はもともとこういうことが好きなんだろう。終始ニコニコしながら楽しそうに話をしながらやっていた。
そんな楽しそうな陽菜の顔を見てると俺も自然と手が動くから不思議だ。

「お疲れ様。キレイになったね」
「あぁ、もしかして俺がこの部屋に入ってから一番キレイになった瞬間じゃないか?」
陽菜は取り込んだ洗濯物をたたみながら
「それは大袈裟だよ。うん、あとはこれだけだね。全部たたんで引き出しに入れておくからね」
「それにしても……ドコに何が入っているか知ってるなんて俺は陽菜に隠し事なんてできないな」
「うふふ、そうだね。もうこの部屋の中は全部把握してるからね」
考えてみりゃ恐ろしい事だな。陽菜が俺の部屋に通うようになる前に危険物を処分しておいてよかったというか……。
改めて俺は部屋を見回しながら
「しっかし本当に見違えるようにキレイになったな。やっぱり陽菜は凄いや」
すると陽菜は真っ赤な顔をしながら
「私は……そんなに凄くないよ……」
なんて謙遜するのだがやっぱり本人は気付いていないのだろう。
「いや、俺が凄いと思ってるんだから陽菜は凄いんだよ。だからその言葉を素直に受け取ってくれ」
陽菜は照れながらも
「うん、だったら受け取っておくね。ありがとう」
「それにしても大体今日は陽菜のお祝いをしないといけないのに逆に俺がやってもらったみたいだけど、これでよかったのかな?」
すると陽菜は幸せそうにニッコリ微笑んで
「何言ってるの? そうすることで私が幸せを感じてるんだからそれでいいんだよ。だから孝平くんこそ私の言葉を素直に受け取ってね」
そう言われると俺はもう返す言葉などあるわけない。ここは素直に受け取っておこう。
「あぁ、わかったよ ありがとう。さぁ、明日はパーティーだからな。みんなで目一杯盛り上げるから楽しみにしておいてくれよ!!」




あとがき……みたいなの
一応陽菜のバースディSSではありますが、呼んでの通り設定は前日の日曜日です。
いろいろ考えはしましたが、パーティーの様子を使ったパターンは確か既に他で何度か使っていたと思うし、プレゼントものは先日のフィーナのBDSSじゃないですがそろそろ何だかな~~、と思ったのでなかなかネタが思い浮かばず結局あとはそのまま思いついたままに一気に書き上げてしまった次第です。

それにしても……何だかやっぱやっつけ仕事っぽいな……。




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文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

当ブログはリンクフリーです。
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報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。