FC2ブログ

気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS     『カレン・クラヴィウス誕生日記念SS「思いやりに触れた瞬間」』

相変わらずの事後処理みたいな感じではありますが、できてしまったのでUPします。


巡回は……現在全力全開で巡回しております……m(_ _)m



というわけで本編へ ↓


夜明け前より瑠璃色な SS 『カレン・クラヴィウス誕生日記念SS「思いやりに触れた瞬間」』


今日もいつも通り滞りなく業務が終わる。
「それではフィーナ様、失礼致します」
「ご苦労様、カレン」
フィーナ様に挨拶をして執務室を出た私はバッグからスケジュール帳を取り出して明日の予定をチェックする。
「う~~~ん、明日も忙しいわね」
今年も残すとこもうすぐあと1ヶ月と少々。
このスケジュール帳ももうすぐ最後のページになります。
つい先日買い換えたと思ったのですが、1年が過ぎるのは早いものです。
とは言っても相変わらず私はフィーナ様の補佐としての仕事が忙しいので私の業務予定は大晦日の日までしっかり埋っている。
「さて、明日も早いから帰って休める時はさっさと帰りましょう」
王宮を出た私は歩いてすぐのところにある私達専用にあてがわれている宿舎に向かった。
表通りを歩いているとここ月でも地球の影響なのだろうか、店によってはクリスマスの飾り付けをしているところもある。
そういったのを眺めながら
「それにしても同じクリスマスでも何だか気分が出ないわね」
この時期に地球にいたこともあるからその時の状況も知っている私としては何となく……。
というのが地球ではこの季節は冬で凄く寒いのだけれどエアコンディショニングされた月のドームの中では年中同じ気候。
当然ながらさすがにこの気候ではサンタクロースがあの分厚い服を着ている姿など思い浮かぶわけなどない。

それよりも私の場合は
「ふぅ……今年も終わるわね……」
改めて考えると私の周辺は今年も特別変わったことはなかった。
特に異性関係とかいった類のことは相変わらず(?)全く縁がない。
だからと言って特に寂しいとかいう気分はないのですが、こうして通りを歩いているとポツポツとカップルの姿も見受けられます。
そういったのを見た時はさすがに私も少々……。
「……見ていても仕方がないから早く帰りましょう」
私は足早に宿舎に帰ったのでした。


そして
今日も相変わらず多忙のフィーナ様の補佐としての業務が続きます。
それにしてもフィーナ様という人は本当によく動かれる方です。
もう少し椅子に座って構えていてもいいのにとこちらが思ってしまうくらい自らがテキパキと動き回って業務をこなしてらっしゃる。
「カレン、ここの決済はどうなってるのかしら?」
「はい、そこは……となっております」
「わかったわ。それじゃあここは?」
「はい、そこは……です」
「わかったわ。すぐ承認のサインをするから関係各所にまわしてちょうだい。急ぎの件だから関係各所には大至急処理するように強く念を押しておくのも忘れないように」
「はい、かしこまりました」
それにしても今日のフィーナ様はいつも以上に動いてらっしゃるような……。
フィーナ様が動けば動くほど必然的に私の業務も増えることとなり、私の動く量も多くなる。
だからなのか今日は終盤になるといつも以上に疲れた気がした。
私としてはいつも通りに動いていたつもりなのだけれど何故かそれを見抜かれたのか
「カレン、ごめんなさい。あなたも今日はいつも以上に動かせてしまったわね」
この人はどこまで人を見抜く目があるのでしょう。
「いえ、フィーナ様の補佐が私の仕事ですから当然の事です」
「もう少しで終わるからもうちょっとがんばってね」
「はい」

そして本日も多忙の一日が終わりました。
「ご苦労様、カレン」
「お疲れ様でした。それでは私はこれで」
と言って執務室を出ようとした時、フィーナ様が
「カレン、ちょっと待って」
私は『何だろう?』と思いながら
「……はい、何でしょうか……?」
するとフィーナ様は机の上の電話を手に取ると
「ミア、予定通り終わったから早速例の物を持って来てちょうだい」
ミアに? 例の物? さて?
「とりあえずカレンも座ってちょうだい」
私は“何事か?”と思いながら
「は……はぁ……」
フィーナ様に誘われるがままソファに座る。

トントン
「失礼致します。姫さま、お持ちいたしました」
「ありがとう。こっちに持ってきてちょうだい」
「はい、かしこまりました」
ミアが何やらワゴンを押して部屋に入ってきた。
「フィーナ様、こ……これは?」
ワゴンに載っているのはどうやらケーキの様である。
「よく見てみなさい、カレン」
ケーキを良く見てみると上にチョコレートの文字で

『HAPPY BIRTHDAY KAREN』

と書いてある。
「これ……って」
私は何が何やら分からない状態で思わずフィーナ様を見ると、フィーナ様はニッコリ微笑んで
「そういうことよ、カレン。お誕生日おめでとう」
「カレン様、おめでとうございます」
あぁ、そうだった。今日は私、誕生日だったんだ。まったく……フィーナ様に言われて思い出すなんて……。
「フィーナ……様、ありがとう……ございます……」
思わず熱いものが込み上げてきて言葉になりません。
「もう、カレンったら。おめでたいことなのに泣く事ないじゃない?」
「もしかして……フィーナ様、今日あんなに急いで業務をされてたのは……?」
「そうよ。今日の業務が終わったらカレンの誕生パーティーをすることにしてたからよ。だからそれに合わせてミアにケーキを作ってくれるようにお願いしておいたの。それに、家族と同様に思っているカレンの誕生日をお祝いするのは当然のことじゃないかしら?」
とフィーナ様はいつもの表情で当り前のようにおっしゃっていますが、それよりも私はフィーナ様の優しさや思いやりの深さに改めて触れることができたみたいでした。
そして、それと同時にこの人に私の生涯を捧げて補佐していこうと改めて心に誓ったのでした。
『フィーナ様、フィーナ様に如何なる事が起きてもこの私が命を懸けて最後までお守り申し上げます』

「さ、せっかくだからお祝いしましょう。ロウソクに火を点けて……っと。カレン、ロウソクを吹き消して」
「はい、ありがとうございます」
私は一息でロウソクを吹き消すと
「おめでとう、カレン」
「カレンさん、おめでとうございます」
二人の暖かい声が聞こえた。
「ありがとう……ございます」
私の頬に一際熱いものが伝わる。そしてフィーナ様が
「さぁ、いただきましょう。ミア、お願いね」
「はい、かしこまりました」





あとがき……みたいなの
もうとっくに過ぎ去っておりますが、一応カレンさんのバースデーSSです。
まぁ、フィーナやカレンの業務がこういう感じで行われているかどうかは分かりませんので勝手な想像ではありますけど。
もっともこのところこういうネタは当日が終わって思いついている次第でありまして、読んで下さっている方々からするともしかしたら『今頃になって?』ってな感じでしょうか?
相変わらず気ままに書いておりますのでよろしかったら懲りずに付き合って下さったらと思います。





ブログパーツ

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kimama810.blog64.fc2.com/tb.php/379-02598124

 | HOME | 

Calendar

« | 2019-08 | »
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

TIPS114 記念日にメッセージを表示する

Birthday


今日は誰の誕生日?


Recent Entries

Categories

Monthly

通算ランキング

月間ランキング


アクセスカウンター





現在の閲覧者数:

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

福hide

福hide

『気ままな場所』へようこそ!

文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

当ブログはリンクフリーです。
この様な所でよろしければ御自由にして頂いて結構です。
報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。