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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『美味しいお正月』

とっくに明けてしまったですが、一応おめでとうございます(ってか普通に挨拶しろよ!!)

旧年中は当ブログにおこしくださいましてありがとうございます。
今年もそれなりのペースで書いていきたいと思いますのでどうかお付き合い下さいますと嬉しいです。



本編の前に先ずは巡回の感想等を

早坂さんSS 『鏡の中
正に心の中を写しているという感じですね。
だけど『幸せになると誓ったんだから』といってまるで義務感みたいな気持ちで笑っても多分本当の笑顔にはならないと思うし、陽菜も笑顔が一番似合うんだからそういうわだかまりみたいなのはなしで素直な気持ちで笑えるようになればもっといい笑顔になるでしょうね(ってか、本編では確かそうなってたと思いますのでこのSSでの話)

朝霧さんSS
相変わらずの恋人漫才ですね(^^
それにしてもこう言われても憎めないところなんかはこれってある意味才能なんでしょうか?
それにうさ耳メイド服なんてどういう趣味なんだ?(って言われてもそういう趣味なんでしょうね)っていうか、そこまで言うんだったらいっその事
「もっと際どいのだったらお年玉としてプレゼントしてやる!!」
って言ってみれば?(で、誰が?)
ま、こんな感じも自分としては結構ほのぼのしてて好きですね(^^





それでは新年一発目を ↓



FORTUNE ARTERIAL SS 『美味しいお正月』


「あ~~~、ヒマだな~~~」
お正月を迎えてこの寮もめっきり人が減った。
というのも、これは言うまでもなく帰省している人が結構いるからだが。
いつものメンバーも、陽菜はもちろん会長と白ちゃんは実家に、司はバイトに行っているので暮れから特にやることもなく俺は一人部屋でテレビを見ながらゴロゴロしている。
もっとも正月のテレビと言っても俺からするとそれほど面白い番組が勢ぞろいというわけではなく適当にチャンネルを替えながら面白そうな番組をつまみ食いしている感じ。


そんな時
トントン……
ドアがノックされた。
ん? 司のヤツ、今日はバイト休みか? と思いつつ俺は反射的に
「はい、どうぞ」
カチャ
ドアが少々遠慮気味に開く。
司にしては珍しい開け方だなとは思ったが、外から
「孝平くん、明けましておめでとう」
と声がして、ドアの隙間から顔を出したのは陽菜だった。
「お……おめでとう、と言うか……陽菜、お前実家に帰ってたんだろ?」
「うん、そうだったんだけどね。だけど孝平くんが一人で寂しくないかな? と思って帰ってきちゃった」
おいおい……
「それにしても……俺はどうにでもなるけど陽菜の場合は親父さんやかなでさんもいるから家にいないといけないだろ?」
「うん、と言うか正直言うとお姉ちゃんに追い出されちゃたんだよね。『お父さんにはわたしがついてるからひなちゃんはこーへーのところに行ってきなさい』って言われて」
ったく……どこまで本当か分からないけど、なんとな~くだがその時の状景が目に浮かんだ気も……。
「あ、ドア開けっ放しじゃ寒くなっちゃうよね。おじゃましま~~す。よっこいしょ……っと」
ドアを体で押さえながら中に入ってきた陽菜は両手に大荷物を抱えていた。
「それはそうと何を大荷物を持ってるんだ?」
「あ、これ? せっかく来るんだから孝平くんにと思って持ってきたんだよ」
と言いながら陽菜はテーブルの上に持ってきた物を広げた。
何やら重箱のようだが。
その中には美味しそうな料理が入っていた。
「私が作ったおせち料理だよ」
「もしかしてこれを届けにきたのか?」
「うん。というか孝平くんと一緒に食べたかっただよ」
陽菜にそこまで言われるともう俺は嬉しくてたまらなくて
「ありがとう陽菜。じゃ、遠慮なく頂きます」
「うん、いっぱい食べてね。あ、それから……」
「ん? まだ何かあるのか?」
「うん」
と言いつつ陽菜は別の袋からカセットコンロと網を取り出すと
「お正月といったらやっぱりこれもだよね」
と言って取り出したのは
「はい、お餅だよ。買ったのじゃなくてお家でちゃんとついたんだからね」
と言って網に載せて焼き始めた。
「ははは、正に正月って気分だな」
「でしょ? お餅もいっぱい持ってきたからね」
「それじゃ、焼けるまでこっちのおせちを頂こうかな」
「だったら取ってあげるね」
と言いながら陽菜は小皿に幾つか取って俺に渡してくれた。
「ありがとう。いただきま~す」
「うん、あるだけ食べてね。そうそう、あとね……」
「ん? まだあるのか? 今度は何だ?」
「うん……それがね……これはお姉ちゃんにムリヤリ袋に入れられちゃったんだけどね……」
陽菜はちょっとフクザツな表情をしながら袋を探ると
「これ……なんだけど……」
取り出したのは小さめの1本のビン。
小さくてもどう見てもお酒である。
お姉ちゃんが
『お正月って言ったらお屠蘇も付き物でしょ?』
って言ってお父さんに内緒で一本取ってきたのを持たされちゃったんだよ。
「ははは、なるほどかなでさんらしいといえばそうかもな」
と言うと陽菜はちょっと頬っぺたを膨らませて
「も~~~、笑い事じゃないよ。もしシスターとかに見つかったら私も寮長としてみんなに示しがつかないよ~~」
確かに陽菜は寮長という立場上(だけではないが)間違ってもハメをはずした行動をするわけにはいかないからか渋い顔をしていたが、俺が
「大丈夫だよ。ちょっとだけならそんなに酔うことないよ。それにお屠蘇はめでたい席で飲むわけだしそれくらいはいいんじゃないか?」
そう言うと陽菜はちょっと表情を緩めると
「そう……かな? それじゃあ一杯だけいただこうかな?」
と言いながら陽菜は袋からお猪口を二つ出した。それを見た俺は
「おいおい、最初から二人で呑む気ありじゃんか?」
と突っ込むと
「んも~~、これもお姉ちゃんが入れたんだからね。孝平くんと新年の乾杯をしなさいって……」
「ははは、だけどまぁせっかくのかなでさんの好意だからここは素直に受けるとしようか」
「うん、それじゃあお酌しま~す」
陽菜はビンの封を切ると俺のお猪口に注いでくれた。
「それじゃ陽菜にも」
「え? わ……私は……」
「一杯くらいは大丈夫だろ?」
「う……うん、それじゃいただきます」
俺は陽菜のお猪口に注いだ。
「それじゃあ新年を祝して」
「それから私達の今後の幸せを願って」
「お……おい陽菜、まさかもう酔ってるのか?」
すると陽菜は凄く真顔で
「え? まさか。それにこれは私の素直な気持ちだよ。そう言う孝平くんは?」
時として陽菜は真顔でこういうコトを言うから怖い……。
「も……もちろん俺も同じ気持ちに決まってるじゃないか!!」
すると陽菜はいつものようにニッコリすると
「うん、それじゃ乾杯」「乾杯」
二人で同時にお猪口の酒をクイッと飲み干した。
「あ~~~、正月って気分だな~~~……って陽菜?」
「うん……そうだね……」
「まさかお猪口一杯で酔ったのか?」
「そう……なのかな?」
陽菜は頬っぺたをポッと赤くしている。
その表情が何とも言えずカワイイのだが、とりあえずはこれ以上ムリして飲ませるのはよくないだろう。
と思った矢先に
「孝平くんはまだ大丈夫だよね? はい」
陽菜がお酌しようとしているのだが、あの笑顔でこう言われると断りきれず
「あぁ、ありがとう」
と言いながらお猪口を出す俺。
それを飲みながらおせちを食べていると
「こういうのって何だか新婚夫婦みたいだね」
ホント時としてこういうコトを言ってくるんだから参るよな……。と思いつつも俺の口をついて出る言葉は
「あぁ、そうだな」
もちろん悪い気は全くないし、あるはずない。


そうこうしているうちに
「あ、お餅も食べ頃だよ。孝平くんはお醤油がいい? それともきな粉?」
「何でもあるんだな。それじゃあ……醤油で」





あとがき……みたいなの
とりあえず明けましておめでとうございます。
暮れのは書けなかったのでせめて新年モノくらいはと思って頭をひねってみました。
ま、なんの変哲もなく“フツ~~~”って感じではありますが、個人的にはこういうのも結構好きなもんで……。





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