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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『Sister or Parent』

お久しぶりです。
桜も散って暖かくなりました。まぁまだ夜は少々寒いですが、昼間だと暖房もいらなくなりすごしやすくなりました。

とはいっても暖かくなったからってSSの作品数が増えるわけではなくSSの作成には何ら影響はしてこないわけでして……。
ま、所詮趣味ですから気の向くままに

で、今日はオーガストの最新作『穢翼のユースティア』が満を持して発売ということで今夜は徹夜という方も少なからずおられるでしょう。
しかしながら自分は未だもって何故か不思議とこの作品に対してそれ程興味が湧かないんですよね。
もしかしたら『FA』や『夜明け前~』である意味満足しているのでしょうか?
とりあえず今のところ購入予定はないですね。
まぁそのうち気が変わって興味が出たら中古屋を物色してみるかと思います。



んでもって今回のSSですが、やまぐうさんのSS『美しさを振りまく相手』を読んで思いついたネタで書いてみました。
ま、この二人はいつまで経っても『バカップル』ということですかな?



というわけで本編へ ↓







FORTUNE ARTERIAL SS 『Sister or Parent』



今日は久しぶりにママとお買い物に出てます。
ママも私もお買い物は大好きなので案外趣味が合うのかこうして一緒にブラブラするだけでも結構楽しい。
だけど私はいろんなお店を次々に見ていきたいのにママは気に入ったお店でじっくり見たいらしく
「ママ~、次はあっちのお店に行こうよ」
「ちょっと伽耶、待ちなさい。ママはこのお店で見たい服がまだあるのに」
「え~~~?! せっかくだからもっといろいろ見たいよ~~~」
「じゃあ伽耶だけ行ってくればいいじゃない?」
「ちぇっ……つま~んな~いの~~~」
まったく……仲がいいのか悪いのか。
「ホント伽耶とお買い物に出たらあっちこっち引っぱりまわされて大変なんだから」
「え~~~?! いいじゃん。たまに一緒に出かけた時くらい」
「もぅ~~、ほんっとしょうがないんだから……」
歩きながら口を尖らせてブツブツと文句を言うママ。
だけど私と同じで街をぶらつくのが好きなママだからこれはただ言ってるだけで別に嫌々やっているのではないということくらいは分かってる。
「さ、時間は限られてるんだから次にお店に行こう」
「はいはい、分かったわよ 伽耶」

その時
「すみません。ちょっとお時間よろしいですか?」
何やら知らない人が声をかけてきた。
もしかしてナンパの類かと思ったけど風貌を見る限りではそういう感じではなさそう。
ママも同じコトを思っていたのでしょう、ナンパ系ならさっさとこの場を立ち去るところを
「はい、何でしょう?」
「あの、私達 こういう者なんですが」
名刺を渡された。その名刺を見るとこの人は結構有名な雑誌の記者らしい。というか私もママも毎月見てる雑誌なんだけど……。
とりあえず害はないと思ったのだろうか、ママが
「それでどういった御用件でしょうか?」
するとその記者は
「私どもの雑誌の中で『Monthly Sister』のコーナーを御存知でしょうか?」
「はい、まぁこの雑誌自体毎月見てますから」
「ありがとうございます。でしたら恐らくもうお分かりかと思いますが、あなた方お二人を是非このコーナーにお載せしたいので写真を撮らせて頂きたいのですがよろしいでしょうか?」
私達は二人で顔を見合わせて
「へ……?!」
え……ちょ……ちょっと待ってよ!! あのコーナーに出てる人って確か“姉妹”だったはずだけど……。私達は一応“親子”のはずなんだけど……。
だけど面食らった顔をしている(はず)の私に対してママは
「はい、お願いします。いいわよね、伽耶」
ちょ……ちょっと!! ったく、なんて現金な人なんだ、この人は……。ってか、もうすでに写る気満々じゃん!!
だけどママがこう言っちゃった以上は仕方がないから私も一芝居打つ事にしますか……。
「う……うん、お……お姉ちゃんがそう言うのなら私は別にいいよ」
それにしても私は毎日見てるから実感ないけどママって同じ歳の人と比べるとやっぱり若く見えるのかな?
それから私達二人はいろいろアングルやポーズを変えて写真を撮ってもらった。


「ふ~~~ん? 今日はそんなコトがあったのか?」
仕事から帰ってきたパパと3人で夕ご飯を食べながら私は今日あった出来事を報告した。
「うん、まぁ私もだけどママったらもう私以上にノリノリで写されてたけどね。ね、お姉ちゃん」
するとママは何やら少々不機嫌そうに
「伽耶、余計な事は言わないの……」
「だって~~~、今日何があったかパパに報告しないといけないじゃない?」
「だけど伽耶の話ではノリノリだったっていうけどその割りには瑛里華、あまり機嫌がよくないな」
「そ……そうかな? うふふふ……」
ママ、どう見ても笑顔がひきつってるよ……。

「それに食事は楽しくワイワイ話しながら食べた方が美味しいじゃん?」
「そりゃそうだけどね……だけど、ネタにされるのはちょっと面白くないわね」
それを聞いた私はちょっとだけ不敵に笑うと
「あれ~~~? 不機嫌の原因はそこなのかな?」
「だから伽耶! 余計な事を言わない!」
ママ、怒ると怖いんだけど……でも、話したくて仕方がないよ~~~。
パパは興味津々な顔で
「ん? まだ何か面白いことがあるのか?」
私はママをチラチラ見ながら
「う……うん……あるというかないというか……」
「伽耶!!」
もうパパは聞きたくて聞きたくてウズウズしているのがよく分かる。
私も話したくて話したくてウズウズしてるし。
それを見たママは
「もう、二人とも余計な事はいいからさっさと食べなさい!!」

その時、まるでタイミングを見計らったかのように
プルルル……
「あ、電話だわ」
電話を取りにママが席を立った。
これはチャンス!!
と私が思った瞬間、パパも同じコトを考えていたのだろうか? 
パパが傍に置いていた箱の中からあるものを取り出して私の前に置いた。
「これでどうだ?」
目の前に置かれたのはエクレア。
チョコがたっぷりかかっててすっごく美味しそう。
「これ、食べていいの?」
「あぁ、もちろんだよ。さ、ママが戻ってくる前に」
エクレアを前にした私の頭の中にはもう既にママの怒った顔なんてなかった。
「いただきま~~す」
一口パクリ。う~~~ん、パパもしかしていいお店を見つけたのかな? なかなか美味しいよ、コレは。
「で、何があったんだい?」
もう完全にエクレア一つで買収されてしまった私は
「あのね、写真を撮り終わって最後に記者に言われたことなんだけど、『失礼ですがもしかして“歳の差姉妹”なんですか?』って言われたの」
パパが分かったような分からないような顔で
「歳の差姉妹?」
「うん、『とりあえず親子には見えないけど姉妹というにはお姉さんが結構年上って感じですね』だって」
それを聞いたパパは
「あ~~っはっはっはっは!!」
もう腹を抱えて笑い出した。とはいってもそこまで大笑いすることかな?
だけど突然今まで大笑いしていたパパから笑い声が止んだ。
「伽~~~耶~~~~……」
うわぁ~~!! 背後に何だか物凄い殺気が……。
「あ……あれ? で……電話はもう……終わったの……?」
「あれ程言っちゃダメって言ったでしょ?」
後からすっごく恨めしそうな声が聞こえる。振り向いちゃダメ……振り向いちゃダメだ。今振り向いたら石になってしまうぅぅ……。
「はっはっは、まぁ確かに歳の差はあるんだからある意味事実だよな」
「年増で悪かったわね。大体孝平もそんなことに興味を持たなくてもいいの!!」
「おいおい自分から年増と言うことはないだろう。それに別にいいじゃないか。一応“若い”って言われているのと同じだからそんなに怒る事か?」
もしかしてパパはこういう状況にはもう慣れてるのかな?
「女心はフクザツなのよ!! それに伽耶も、パパ相手にエクレア1個で簡単に買収されるんじゃないの!!」
ありゃりゃ……しっかり見られてたんだ……。
「ば……買収って、わ……私は楽しい話はみんなで盛り上がったほうがいいな、と思っただけで……ははは……」
背中に感じるこの迫力……未だ持ってママの方に振り向く事ができない。
確かに結果としてエクレア1個で簡単に話してしまったから私としては反論の余地はないけど……。うぅぅ……パパ……助けてよ~~~。
私がまるで助けを求めるかのようにパパの方をチラチラ見るとタイミングよくパパが
「まぁどっちにしても瑛里華が若々しくてキレイと言われたようなものだから俺としては自慢すべきコトだと思うな」
すると
「え……?! や……やだ、孝平ったら~~。いきなり何言ってるのよ、もう~~~~」
あれ? ママ、さっきとは180度変わって急に惚気た声になっちゃった。
「そんな若々しくてキレイな瑛里華を独占できる俺はホントどれだけ幸せだか」
「うぅ~~~……。こ……孝平、そ……そんな恥ずかしい事、よ……よく言えるわね……」
うわっ!! 更に声のトーンが変わっちゃったよ。それに今のママの言葉には私も同感。
ったく、どんな顔をしてそんな惚気た声を出してるのか気になって振り向いて見るとママはもう顔を真っ赤にして手で頬っぺたペシペシ叩きながら照れまくっているし。
オマケに体をクネクネさせて見た目カワイく(?)振舞ってる。ほんっとにもうちょっと自分の歳を考えてよね。ま、今言ったらやぶへびになるからさすがに言えないけど。

しばらく二人の惚気たやりとりを見ていて段々アホらしくなってきた私はさっさとご飯を食べ終わると
「やれやれ……あとはお二人で気の済むまでどうぞ。ごちそうさま」
自分が食べた食器を片付けた私はさっさと自分の部屋に引き上げる事にした。
ったく……こんなお惚気状態になったら付き合ってらんないな~~。
だけど考えてみたらああいうふうに仲がいいのって傍から見るといい迷惑かもしれないけどなんかいいかも。私も彼氏ができて結婚してもあれくらい仲よくしたいな~~。
と思いつつも心の片隅には思い出したようなママからの報復(?)に少々怯える私でもあった。




あとがき……みたいなの
冒頭にも書きましたようにやまぐうさんの『美しさを振りまく相手』を読んでふと思いついたネタを膨らませてみました。
まぁこの3人の話は結構書いてて楽しいですね。






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『気ままな場所』へようこそ!

文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

当ブログはリンクフリーです。
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報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。