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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『制服、その後は』

最近暑いのか涼しいのかよくわからないです。


ここのところにしては珍しく(?)今月3作目です。
とはいっても以前は普通に書いていたんですから……。

早坂さん、TMさん コメントどうもありがとうございます。
自分の場合、瑛里華は基本『専業主婦』的に考えて書いています。
史実とは違いますが、自分の場合はこうしないと話が成り立たなくなってきそうな気がするので。
もっとも弁護士という職の方がどういう一日を過ごしているのかイマイチ良く分からないので書きようがない、というのが強いと思いますが。




今回のSSは先日の早坂さんへのコメントからこのままコメントのみにしとくのはどうかと思ったのでとりあえず書いてみました。

というわけで本編へ ↓




FORTUNE ARTERIAL SS 『制服、その後は』


「今日も暑いな~」
夏休みも目前となったある日の放課後、私達美化委員会メンバーは中庭の清掃活動に勤しんでいた。
そして今は休憩中。みんなで涼を求めて木陰に入り、よく冷えたお茶を飲みながらいろんな会話に華を咲かせている。
私は服のほこりをパタパタとはたきながら
「そう言えばこの服ももうすぐ着収めだね」
すると一緒に清掃していた同級の委員会メンバーが
「そうだね。それはそうと陽菜、陽菜は委員会を引退したらこの服はどうするの?」
服というのは言うまでもなく私達美化委員会の制服であるプリム服。今はこれが着たくて入会してくる生徒も多い。
「あ、そっか。私達はもうすぐ引退なんだよね。う~~~ん……そうだな、どうしようかな?」
考えてみれば私達美化委員会用の制服として千堂前生徒会長からこのプリム服を支給されたのは私達の学年から。
渡された時期は去年の5月の終わりごろだったのでこの時はまだ一つ上の先輩もいたのだけど、もう着る期間が短いからということで先輩達には基本的には支給されなかった.
先輩たち、凄く残念がっていたよね。もっともそのうちの何人かは自分が買い取るからという条件で支給を受けてたっけ。

「う~~~ん……どうするかまだ決めてないんだけど、よかったらこのまま記念にもらっておこうかな? なんてね」
「あ~~~、やっぱり陽菜もそう思う? カワイイしせっかくだからね。それに青春時代のいい記念になるかもね。あははは」
「でも、さすがに普段は着れないよ。恥ずかしいし……」
「うんうん、それは分かる気がする。まぁ、陽菜は今もだけど最初は物凄く恥ずかしがってたよね。と~く~に~支倉くんの前ではぁ~~」
何だか不敵な目をしながら言ってきた。
「ちょ……ちょっと……」
まったく……そんなにストレートに言わなくてもいいじゃない? 焦るじゃないの。
「あははは、でもホントのことじゃん? だけど本当にどうしようかな? というかそもそももらってもいいものなのかな?」
考えてみれば確かにそう。一応これは学院からの貸与品である以上は勝手なことはできない。
「そう言えばそうだよね。あとで生徒会に聞いてみるね」
「うん、任せたよ陽菜。あ、いい加減作業を始めないと」
私は時計を見て
「そうだね。は~~~い、みなさ~ん 休憩終わりま~~す。頑張って早く終わらせましょう」
「は~~~~い」
中庭にメンバーの返事が響きわたった。


その日の夜、いつもの様に孝平くんの部屋でお茶を飲んでいた時に
「孝平くん、ちょっと相談があるんだけどいいかな?」
「ん? なんだ?」
私は孝平くんに昼間の話をした。
「なるほどな。そういえばそうだな。さすがにそこまで考えてなかったな」
「それでどうしたらいいかな? と思ってね」
「で、陽菜はどうしようと思ってるんだ?」
「え? ど……どうしようかな? まだそこまで考えてないよ」
ホント言うと孝平くんが着て欲しいならもらおうかと思ってるんだけど、さすがにそんな恥ずかしいこと言えないよ……。
「ん?! どうしたんだ? 陽菜。顔を真っ赤にして」
「あ! え?! な……なんでもないよ。あ……あとね、一応みんなにも聞いてみたんだけど、できたら欲しいという人も何人かいるみたいだね」
「なるほどな。でもまぁ、どっちにしてもここで俺が即答できる問題じゃないみたいだな。一応貸与品なんだから会長も交えて相談して決めないと」
「そうだね。明日そっちに行ってその辺りの相談したいんだけどいいかな?」
「あぁ」
「だけど考えてみたらあの服、委員会活動以外で一体何処で着るつもりなんだろうな?」
「そ……そう……だね、あははは……」
必死で笑ってごまかす。孝平くんは気付いているのやらいないのやら……?


翌日、私は監督生室に出向いた。もちろん昨日の話をするために。
トントン
ドアをノックすると中から「どうぞ」と声がした。
「こんにちは」
「あ、いらっしゃい陽菜。こっちに座ってちょうだい。白、陽菜にお茶を出してあげて」
「はい、分かりました」
白ちゃんがパタパタと給湯室の方へ走っていった。
「話は支倉くんから聞いてるわ。確かに貸与品なのだから引退したらどうするか考えないといけなかったわね。で、陽菜はどうしたいの?」
「そ……そうだな、まだ決めてないんだけど 私は……どちらかというと記念にもらいたい派、かな?」
すると、えりちゃんがちょっと難しい顔をして
「記念ね~。あまり言いたくないけどあの服も一着作るのに結構な値段がするのよね。だからできたら今後のためにも残しておいてくれたら助かるんだけど。新たに作るよりはクリーニングに出す方がはるかに安いし」
「だけど考えてみたらいくら会長の権限とはいえ伊織先輩の判断でよくそんな予算が出たもんだな」
「最初に作ったときに兄さんが見積もりとったのか知らないけど結構いい値段のするお店で作っちゃったのよ。もっともあの時は数作ったし、業者も学院側も兄さんの口八丁で言い包められちゃったとあとで聞いたわね」
そうなんだ。千堂元会長もそのためにいろいろ動いてくれたんだね。
「そうなんだ。まぁ、私もさすがに値段までは聞いてないけど何となくそんな気はしてたよ。実際いい物だしね。う~~~ん……だったら例えば欲しい人は個人で買い取りという形とかにできないかな? 値段を聞いて諦めるんだったらそれでもいいし、値段を聞いてそれでも買いとってでも欲しいんだったらそれでもいいということで。実際そうしてでも欲しいという人もいるしね」
「う~~~ん……そうね~~。それだったら構わないと思うわ。それで新しい服を買えばいいんだし」
「それに置いていく人もいるからそれもクリーニングして使えばいいよね」
「分かったわ。じゃとりあえずそういうことにしましょう」

するとえりちゃんがさっきまでの難しい表情から一変、今度はニヤニヤと不敵な笑みを浮かべながら
「それはそうと陽菜、あの服をもらって今度は何処で着るつもりなの? 最初はあんなに恥ずかしがってたのに」
更には孝平くんの方もチラチラ見ながら益々ニヤニヤしてるし……。もう……悪趣味だよ、えりちゃんは。段々と顔がカーーーーッと熱くなってくるのが分かるし……。
「あ……そ……それは……その……。あ! 私 委員会に帰って早速報告しないと! じゃあえりちゃんに孝平くん、ゴメンね。忙しいところを」
私は慌てて監督生室を飛び出した。
「もう~~、えりちゃんもそんなコト言うから焦っちゃったよ……」
何だか顔がすっごく熱くなってる。それに心臓もすっごくドキドキしてるし……。
とりあえず部屋の外でしばらく深呼吸して呼吸を整えて帰ることにした。
隣に孝平くんがいないのはちょっと寂しいけど、もしかしたら今回に限ってはいない方が正解なのかもしれない。
外を歩いているとやっと落ち着いてきたみたい。ここでもし隣に孝平くんがいたらもうしばらくはドキドキが続いていたかも。もっともそれはそれでまたいいのかな?

それにしても、この服が欲しい人はどういう目的で着るんだろうな?
やっぱり彼氏の希望? それともサプライズ? まさか普通に作業着?
さて、私はどうしようかな? 確かに普段は着ることはないと思うけど……やっぱり孝平くんが喜んでくれるんだったら欲しい……かな?



 
あとがき……みたいなの
先日のコメントから何となく書いてみましたが、まぁこんな感じでしょうか?





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