FC2ブログ

気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『しつけなんだけど』

今年も残すとこあと約一月ほどになりました。
改めて本当に月日が経つのは早いものですね。

それにしても最近の天気はよーわからん……。
11月らしくめっちゃ寒くなってみたり、あれ? って思うくらい暖かくなってみたりと忙しいみたいで。


というわけで、感想等を少々



早坂さんSS 『姫様の祝日
偶然が偶然重なっての結果とはいえ特にこうして簡単に出掛けることができないフィーナにとってはこういう旅は特に思い出になるでしょうね。
そういえばもう『夜明け前~』のSSは1年くらい書いてないですね(汗)

騒がしく、静かに流れゆく
何だか誰が主役だか? って感じではあるけどそういったことすら楽しんでしまう桐葉も変われば変わるものだ。
それにしても『ツンデレ』という言葉の意味を伽耶さんはどこで知ったのだろうか?
それと『夜明け前』だけでなく誕生日SSも書いてないな……。


やまぐうさんSS 『風呂を借りる
壊れたんだから仕方がないんだけど、こりゃなんつ~か ある意味上手い口実を作ったな~とも思える様な気も……。
となると一部屋だけでなく寮のボイラーそのものが壊れたらどうなってしまうんだろう? というのを考えてみるのも面白いかな? と思ったのだけど……それから先が思いつかなかった(オイ)



というわけで本編へ ↓


FORTUNE ARTERIAL SS  『しつけなんだけど』



「おはよう、瑛里華」
「あ、おはよう孝平。あら? 伽耶は?」
「まだ寝てるよ。まぁ、もうすぐ起きてくるんじゃないかな?」
私達3人は週末を過ごすため母様の館に来ています。
今日は日曜日で外はいい天気。
こういう日は久しぶりにみんなでピクニックでも行ったら楽しいかもね。
さて、そろそろ伽耶を起こしてこないといけないかな? いや、時間が時間だからたぶん自分で起きてくるかも。

すると
「パパ、ママ おはよう……」
思った通りね。
目を擦りながら伽耶が起きてきた。
ったく、普段は起こしてもなかなか起きないクセにこの日だけは自分で起きてくるんだから。
「おはよう、伽耶。すぐ朝ごはんにするからね」
「うん……」
朝なのに元気のない返事が返ってくる。
ま、その原因は一応分かってるのよね。

そうこうしているうちに朝ごはんの支度ができたので
「はい、食べましょう」
「あぁ」「……うん」
伽耶は相変わらず元気のない返事。
「そういえば伽耶さんと紅瀬さんは?」
「二人ともまだ寝てるんじゃない? まぁ、別にムリに起こす必要もないでしょ?」
ってな感じで私と孝平はそれなりに会話をしてるんだけど、伽耶はというと
「……」
何だか沈んだ顔をして黙々と食べてる感じ。
そして時折テレビをチラチラと。
テレビに映っているのは朝のニュース番組。
もちろん伽耶はまだ小さいからさすがにそういった難しい類の番組を好んで見るわけがない。
伽耶が見たがっているのは日曜の朝にやっているアニメ。
毎週楽しみにしているから見逃すとその日一日凹んでる。
もうすぐ始まる時間だから見たそうにテレビをチラチラ。
とはいってもここは母様のお家なんだし私の実家なんだから別に見ても問題はないんだけどね。
では何故見ないかというとこれも一応躾のうち……時と場合によっては我慢することも覚えないといけないのでいい機会だしここに来る前に私は予め伽耶に
「よそのお家に行くんだからこの日は我慢しなさいよ。ちゃんと予約録画はしてあるんだから帰って見ればいいんだから」
って言っておいた。
伽耶も一応その時は仕方がなさそうに
「……うん」
って返事をしてたんだけどやっぱり始まる時間が近づくとソワソワと落ち着かない。
と同時にまるで私の顔色を伺うように私の方もチラチラと見てくる。
だけど私は白々しくお茶を飲みながら気付かない振りをする。まるで意地悪しているみたいなんだけどこれも躾と思って心を鬼にしてやっているつもり。
孝平も余計な仏心(?)を起こさないように私が予めしっかりと釘を刺しておいた。


その後しばらくして姿を現したのは
「おはよう。ん? みんな早いんだな」
「あ、母様 おはよう。朝ごはんは食べる?」
母様はテーブルの上やその周りを一通り見回して
「あぁ、そうだな。それよりも伽耶、何だ? 朝からそんな暗い顔をしてどうしたんだ?」
「あ、おばあちゃん……おはよ……」
凹んだ顔をして答える伽耶。とりあえず私は伽耶から気をそらせるかのように
「何だ……って、見ての通りご飯を食べてるだけじゃない」
だけど母様はそんな私の返事を無視するかのように
「ご飯もいいが、早くしないとプ○キュ○が始まるぞ」
あっちゃ~~~
私は力なく
「か……母様……」
もう……せっかくガマンさせてるのに。
「ちょ……ちょっと母様、余計なことを言わないでよ……」
すると母様も更に余計なことを……
「何言ってるんだ? ここはあたしの家だ。そのあたしが言ってるんだから別に構わんではないか? 伽耶、おばあちゃんが許すから見ればいいぞ」
それを聞いた伽耶は私の方をチラチラ見ながら
「だってママが……」
伽耶の言葉を聞いて母様は私を一瞥すると
「ふっ、なんだ? ママが怖いのか? よしよし、分かった分かった。それではおばあちゃんとあっち行って一緒に見よう。おばあちゃんが一緒なら怖くはないだろう?」
あ~~~~ぁ……もう……。それを言われたらおしまいじゃないの~~。
たちまちパーっと明るい顔になる伽耶に対して思わず頭を抱える私。
そんな私の気持ちを他所にもう伽耶は満面の笑顔で
「おばあちゃん、ありがとう。はやくはやく~~」
「こらこら、そんなに焦るでない」
伽耶に手を引かれ二人で仲良くリビングを出て行った。
「それで伽耶はどのプ○キュ○が好きなんだ?」
「ん~とね、かやはキュ○……」
私は楽しそうにプ○キュ○談義(?)をしながら出ていく二人を唖然としながらただただ見送るしかなかった。

「はぁ……」
思わず大きな溜息を一つ。
すると入れ違えに入ってきたのは
「あ、紅瀬さん おはよう……」
「おはよう。どうしたの? 今出て行った二人とは打って変わって朝から御機嫌斜めみたいだけど?」
「……見ての通りよ。もぅ……母様ったら。どうしていつの世も姑というのは孫には甘いのかしら?」
肩を落とした私の姿を見た紅瀬さんは
「うふふ。そういえば伽耶も何故か毎週この時間になるとテレビの前にいたわね。もしかして伽耶ちゃんと共通の話題を作りたかったのかしら?」
もう私は呆れた顔で
「はぁぁ~~~~? 母様も何もそこまでしなくても……っていうか母様もあれを毎週見てるの?」
だけど紅瀬さんは他人事というか面白そうに
「まぁいいじゃない? それにそういう光景は傍目に見てる分には面白いしね」
「もう……ホンットに他人事ね……」
「当然でしょ? 伽耶も私がいちいちどうこう言う歳じゃないし。そうね……『孫に手をひかれてオババ上機嫌』なんて句はどうかしら?」
それを聞いた私は
「季語が入ってないけどうまいわね……と言いたいところだけど、はぁ……」
私はすっかり冷めてしまったお茶を一気に飲み干して再び大きな溜息をついた。




あとがき……みたいなの
はい、というわけでやっとこの月の2作目です。
これもアイデア自体はかなり前からありましたけど、例の如く(?)なかなか巧く文章に……というヤツですわ。
それにしてもここのところ伽耶ちゃん絡みのSSばかりです。
いい加減変わったパターンも……とは思っていますが、これがなかなか……なのです。




ブログパーツ

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kimama810.blog64.fc2.com/tb.php/409-56bc35e0

 | HOME | 

Calendar

« | 2019-08 | »
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

TIPS114 記念日にメッセージを表示する

Birthday


今日は誰の誕生日?


Recent Entries

Categories

Monthly

通算ランキング

月間ランキング


アクセスカウンター





現在の閲覧者数:

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

福hide

福hide

『気ままな場所』へようこそ!

文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

当ブログはリンクフリーです。
この様な所でよろしければ御自由にして頂いて結構です。
報告とかも任意で構いません。
ただ、メール等で御一報下さればコチラからも改めて御挨拶に伺わせて頂きます。


E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。