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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

FORTUNE ARTERIAL SS    『ハイグレードな……』

メッチャクチャ寒いです。
出かける気もおきませんので休みの日は部屋に引き篭もり状態でした。



というわけで申し訳ありませんが、今回は早速本文へ ↓
“またか”という感じでまた正月絡みの内容です。






FORTUNE ARTERIAL SS 『ハイグレードな……』


年が明けたとある日の監督生室。
俺と瑛里華と紅瀬さんに白ちゃんは今日も生徒会業務に勤しんでいる。
ったく、新年早々から人使いの荒い部署だ。
「孝平、例の書類は出来てる?」
「あぁ、承認のハンコを頼む」
「紅瀬さん、あの書……」「もうできてるわ」
淡々と、しかも瑛里華の言葉に思いっきり被せながら“できてて当然”という口調で差し出す。
「……そう? さすがに仕事が早いわね……」
紅瀬さんももう十分パソコンには慣れたみたいだ。
もっとも一度慣れてしまえば元々計算とかは瑛里華より得意なんだから財務方面の仕事等は早い。
それにしても紅瀬さんのタイピングは一本指打法なのに何故か普通の人が10本指でタイプするより早いのはどういうことだろうか?


その時
「やぁやぁ皆の衆、元気にしてるかね?」
「失礼しま~す」
扉を開けて入ってきたのは
「ありゃ、かなでさんに陽菜。またどうしたんですか?」
するとかなでさんも何が何やらという顔をして
「どーした……って、あれ? 征ちゃんからここに来るように言われたんだけど? こーへーは何か聞いてないの?」
「はい、特には何も……」
「えりりんも?」
「えぇ。まぁ、征一郎さんが呼んだんだから何かそれなりの用事でしょうね」
すると程なくして
ガチャ
扉が開いて東儀先輩が入ってきた。
「あぁ、もうみんな集まってるのか。忙しいのにすまんな」
「大丈夫だよ。で、何の用? 征ちゃん」
東儀先輩は持っていたカバンから幾つかの封筒を取り出すと
「正月はみんなすまなかったな。お陰で助かった」
今年の正月は女性陣5人は神社の巫女のバイトに出ていた。
で、俺はというとその裏で荷物運びといった力仕事だったが。
「それで、これは僅かだが寸志だ」
と言って一人一人に手渡した。
別にこれが目的でやってたわけではなかったのでこれは意外だった。
それにしても寸志……って、だけど封筒のこの厚みから察するに……これがわずかなのか?
とりあえず封を切って中を見てみると
「え?! こ……これって……いいんですか? 寸志どころじゃ……こんなに?!!」
中に入っていたのは今の俺達からすると結構な金額が。
「どういうわけか今年は例年にも増して多くの参拝者が来たんでな。まぁ、お年玉ではないが特別ボーナスみたいなもんだ」
「だけどこんなに……」
「俺がいいと言ってるんだから受け取っておけ。それに金はあって困るものではないだろう?」
「そうですか。それではありがとございます」
「さっすが征ちゃん、太っ腹!!」
「だから“征ちゃん”は止めろ」
とは言いつつも笑っているところを見ると特に悪い気もしてないみたいだ。
その後早くも女性陣は
「新しい服とか買いたいわね」
「アクセサリーとかもいいな~」
「それなら今度の日曜、ショッピングに行かない?」
「うん、行く行く!!」
などと買い物話に花を咲かせている。
まぁ、俺も思わぬ臨時収入なので大事に使わせてもらうことにしよう。

「ですが先輩、例年にも増して……って これまではそんなに多くなかったんですか?」
俺は初めてだから毎年このくらい参拝客が来るものだと思ってたんだけど
すると白ちゃんも思い出したように
「確かにそうですね。今年は参拝者が凄く多かったですね」
瑛里華も
「そう言えば私もかなりの数の学院生を見たわね」
そう言われてみれば確かに学院でよく見る顔に出くわすと思っていたけど……それも男性の比率が多かったような……。
まさか……?
さすがに聞くのもどうかとは思ったけど俺はどうしても気になって仕方がなかったので
「あの……先輩、もしかして……まさか参拝者はこの5人が巫女のバイトをしてたからそれが目当てだった……とか?」
すると先輩は苦笑いをしながら
「フッ、あながちハズレとは言い難いな。それに正直言うと頼みもしないのに誰かさんが大々的に宣伝してくれたしな」
すると瑛里華が目の色を変えて
「まさかその“誰かさん”って……」
「誰かは言わなくても分かるだろう」
瑛里華は握った拳をブルブル震わせながら
「もう~~~、余計なことを……」
相変わらずあの人が絡むと瑛里華は瞬間湯沸し状態になってしまうのでさすがにこのままではヤバイと思った俺は
「まあまあ瑛里華、結果的にはたくさんの参拝者が来たんだしそのお陰で臨時収入もあったんだからもういいじゃないか」
とりあえず必死でなだめると
「そ……そうね。まぁ……そういうことにしときましょう」
まだ釈然としない様子ではあるがとりあえずは落ち着いたようだ。

それにしても今一度考えてみるとこの5人が巫女姿で窓口に並んでたら普通の男だったら黙っていないだろう。
俺も仕事をしながら後ろの方から見てたら全ての窓口に並んで5人全員からお守りを買ってたヤツもいたような気が……。
ホントこれだけハイグレードな巫女は全国の神社を探してもそんなにいないだろうし、それが5人もいたらそりゃ放っておかないよな……と思いつつ

あ! しまった~~~~~!!

今頃になってあの場にいながら何故5人の写真を撮っておかなかったのかと後悔しきりの俺だった。




あとがき……みたいなの
今更ながらですがまたまた正月関連モノです。
そろそろ“いい加減にしろ!!”って感じですが、書いてしまったものは仕方がないのでUPします。
まぁ、言い訳すると一応正月を少々過ぎたくらいの時期設定ではありますが……。





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