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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

『最高のデコレーション』   FORTUNE ARTERIAL SS

先日、PCをニューマシンに替えました。
前のも大枚をはたいて当時の最新鋭を買ったんですけどさすがに何年も経つといろいろ状況も変わってパワー不足が否めなくなってきたわけです。
それにしてもさすがは最新鋭!! スイッチを入れたらものの数秒で立ち上がるしネットもサクサクと繋がる。これでまた数年は遊べそうです。


先ずは感想などを少々

早坂さんSS 『まどろみの時間
そしてそのまま眠ってしまった二人はそろって遅刻しましたとさ。めでたしめでたし……じゃな~~~い!!

視察デート
果たしてどちらが目的だったのやら(^皿^;
まぁ一応やることはきちんとやっておけば後は何やってもわかりゃしないんだし(っておい!!)




というわけで本編へ ↓
一応『父の日』モノで、またしても事後処理です。
今回も伽耶ちゃんが大活躍です。

FORTUNE ARTERIAL SS  『最高のデコレーション』



とある昼下がりの『Pure Message』にて
相変わらず私は時間があるときはこのお店に入り浸りでお茶を飲みながら陽菜達と他愛もない会話を繰り広げている(もちろん飲み食べした分のお代はちゃんと払っています)
もちろん仕事の邪魔にならないようにお店が暇そうな時間を狙って行っています。
そして今日も例にもれず他愛もない会話をしているわけです。

「ねぇ陽菜、もうすぐ“父の日”だよね。陽菜達はお父さんに何かしてあげるの?」
「う~~~ん……そうだな~。一応毎年ケーキを作ってお祝いしているんだけどね。あとはちょっとしたプレゼントをあげるとかだね」
「プレゼントというと具体的にはどんなの?」
「前にあげたのはネクタイとか靴下とかシャツとかいった類だったかな」
「あ~~~、やっぱりね。どうしてもその辺が無難な線かもね」
「そう言えばえりちゃんは何か考えてるの?」
「何かって……それは私よりむしろ伽耶のほうかもね。まぁ、今のとこ特に何も考えてないんだけどね」
「だったらいいアイデアがあるよ。あのね……」
陽菜が耳打ちしてきた。それを聞いた私は
「うん、なるほど!! それはいいかもしれないね。陽菜、最近すっごく冴えてるね」
「うふふ、褒めたってこれ以上何も出ないよ」
「うふふ、その時はちゃんと追加料金は払うわよ。それはそうとその場合、下地は誰が作るの?」
「うん、本当にやるんだったらその辺は八幡平くんに頼んでおくよ」
「なになに? 何の話?」
自分の仕事が一段落ついたのだろう。悠木先輩がやってきた。
「あ、お姉ちゃん。父の日のプレゼントをどうしようか? って話だよ」
「ほうほう、“父の日”ね。で、何かいい案があったの?」
「いいかどうかは分からないけどさっきえりちゃんと話してたのがね……」
さっき私と話してたのと同じ話を今度は悠木先輩にすると
「ふ~~~ん、なるほどね~~。それは面白そうだね。それにこれはまた伽耶ちゃんに活躍してもらわないといけないね」
「だけど大好きなパパのためだったら喜んでやるかもね」
「そうだね。あ! そうだ。もし今回のがうまくいったら次からこれもこのお店のサービスメニューに追加してもいいかもしれないね」
さすがは悠木先輩、その辺は抜け目がないわね。
するとその会話を奥で作業をしながら聞いていたのか八幡平くんが
「なんか恐ろしい会話をしてる気がするんだが……」
「あ~~~、だいじょーぶだいじょーぶ。へーじならできる!! わたしが保証する!! って言うか業務命令だ!!“4の5を言わずやらんか~い!!”」
……ムチャクチャだわ。って言うかもう既にメニューに加わっている感じが……。
だけどさすがに悠木先輩……いや、店長にここまで言われると仕方なさそうに頭をかきながら
「やれやれ……どうなることやら」
ま、いいか……。
その後は陽菜達と詳しく打ち合わせをしてその日に備えるのだった。


そして作戦決行当日。
どういうわけかまるでタイミングを見計らったかのように孝平は休日出勤。
果たしてよかったのか悪かったのか?
「伽耶、悠木お姉ちゃんのお店に行くよ」
伽耶もあそこのケーキが大好きだから喜んで
「は~~~~い」
あそこに行く日は私もだけど伽耶ももうご機嫌で終始ニコニコ。だけど伽耶には今日何をするのかはまだ話していない。お店に着くまでの会話もごくごく普通の話をしていた。
「こんちわ~」「こんにちは~」
私達がいつも座ってる席に着くと
「いらっしゃい。準備はできてるよ」「だけどその前に、だよね」
申し合わせたようにいつものメニューが出てきた。
私は陽菜のスペシャルブレンドティーに伽耶はホットミルクとそれぞれケーキのセット・
そうそう、先ずはこれがなければここに来た意味がないわよ。
食べてたら奥から八幡平くんの声が
「例のモノは食べ終わったらすぐに出すから」
さすがは八幡平くん。

「ごちそうさま」
今日のケーキもお茶も最高だったわね。ここのに慣れちゃったらもう他のお店には行けないわ。さて……と
「はい えりちゃん、お待ちかねのモノだよ」
陽菜が例のケーキを持ってきた。
何のデコレーションもしていない、ただ表面に白い生クリームが塗ってあるだけのケーキ。
それから八幡平くんが色んな色のクリームが入った絞り袋を持ってきた。
「よし、それじゃあ伽耶の出番だよ」
「え? なにをするの? ママ」
「伽耶は絵を描くの好きだよね?」
よく自分のスケッチブックに何かしらの絵を描いているだけに
「うん、だーいすき」
「それじゃこのクリームでこのケーキの上にパパの顔を描いてね」
「パパのかお?」
「こういう風にするんだぞ。よく見てろよ」
八幡平くんが絞り袋を一つ取って横にある皿の上にクリームを絞ってサラサラと似顔絵を描いた。
「へ~~~、相変わらず上手ね」
「そりゃ一応ケーキ作りで飯食ってるからこれくらいは簡単に描けるさ。ま、見本としてはこんな感じかな?」
すると悠木先輩が何やら怪しげな眼を向けて
「で、これって誰の似顔絵なのかな?」と聞くや
「別に。適当に描いただけだから」
と八幡平くんはいつもの調子。
ま、少なくともココにいるメンバーの誰にも似てない気がする。それはいいとして
「それじゃ伽耶、やってみようね」
「うん」
伽耶は元気よく返事をして絞り袋を手に取ると八幡平くんの真似をしてケーキの上に絵を描き始めた。
が、さすがに子供が描いているのと使い慣れない絞り袋だからかなかなか上手く描けないみたいだ。
それでもきっと伽耶はパパに喜んでもらいたいんだろう。もう声もかけられないくらい一生懸命の表情で描いている。こんな真剣になってる伽耶の顔は親の私でもほとんど見たことがない。

何だか息が詰まりそうな時間が過ぎて
「できた~~」
再び伽耶がニコッとする。
それと同時に大人4人のホッとしたような顔。息が詰まりそうなのは私だけじゃなかったのね。絵の方は“こんな感じかな”という感じの子供の絵。
「おぉ~~~、なるほど。いい感じだよ、伽耶ちゃん」
「そうだね。パパにそっくりだね」
「これならパパも喜んでくれるね、伽耶」
「うん。かや、がんばったんだよ」
「それより孝平もこんなのを見せられたら感動のあまりに泣き出すぞ」
「え? パパ、ないちゃうの?」
「あぁ、きっと“こんなのもったいなくて食べれない”なんて言いながらな」
「え~~~? つかさおにいちゃんのケーキ、おいしいのに?」
あららら、何となく伽耶が不安そうな顔をする。さすがに伽耶もまだその辺は分からないのかな? すると何か思いついたのか陽菜がカメラを取り出すと
「大丈夫だよ、伽耶ちゃん。これで写真を撮って残しておこうね。そしたらきっとパパも美味しく食べてくれるよ」
さすが陽菜!
何枚か写真を撮ってケーキを箱に収めると
「よし、今夜はお祝いね。帰ってご馳走を作らないとね」
「かやもおてつだいする~~~」
「うん、それじゃお手伝いお願いね」
「うん」
「それじゃ帰るね。ご馳走様」「ごちそうさまでした~~」
「ありがとね。結果報告は忘れないように」「了解」
それにしてもホントこれを見たら孝平はどんな顔をするかしら?
一見シンプルでもなんといっても愛娘が最高のデコレーションをしてくれたんだから。こんなケーキは世界に二つとないんだからね。
なんてことを考えながら私達は『Pure Message』を後にしたのでした。




あとがき……みたいなの
前述の通り『父の日』モノですが、例によって事後処理ですm(-_-)m
これもアイデア自体は事前にあったんですが、いつもの如くで……。




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『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。