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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

『頼まれたわけじゃないけれど』   FORTUNE ARTERIAL SS

まだゲーム自体をやっていないにもかかわらず『大図書館の~』のコミックを買ってしまった。
で、一応読んでみたんだけど話の背景とかがイマイチ分からないので内容も分かったような分からないような……って感じで……。
さて、そのゲームを手に入れるのはいつのことやら(ってそこからかい?!!)


で、先ずは感想等から

早坂さんSS 『初めてのバレンタイン
ったく、シンシアも趣味悪いというのか何と言うか。
どっちにしてもこりゃ手強すぎて勝てる相手じゃありませんわ(笑)

看病の誕生日
白ちゃんは真面目だから仮に消灯時間が過ぎてることが分かっていてもきっと自分の誕生日もそっちのけで孝平の看病を一晩中かけてでもしたがるんじゃないでしょうかね。
心の中で『シスター、ごめんなさい……』って思いながら。



というわけで本編へ ↓



FORTUNE ARTERIAL SS  『頼まれたわけじゃないけれど』


カランカラン……
「いらっしゃ……やぁやぁ、えりりんに伽耶ちゃん まいど~~~」
「悠木先輩、こんちわ~」「こんにちは~~」
いつもながら馴染みの顔。さすがにこれだけ頻繁に来ると姿を見た瞬間にまだ何も言われてないのに店長も悠木も条件反射的に準備すると
「ほい、お待たせ~。いつものケーキセットだよ」
注文なんて聞く必要ないから出すのが早い早い。だけど
「どもども……ってあれ? 今日はケーキが多いけど?」
「あぁ、そりゃオマケだよ。今日は割とヒマだったからへーじが合間を見て作ってたんだよ」
よく見るとケーキを載せている皿には俺が合間を見て余った材料で作ったケーキも載せられている。
「へ~~、そうなんだ。八幡平くん、ありがとう。いただきま~す」
「つかさおにいちゃん、いただきま~~す」
今だもって伽耶ちゃんのニコニコ顔にはどうにも敵わないみたいだ。
俺はいつもの如く奥でケーキを作りながらチラリと二人を見て
「お……おぉ。まぁ、たまたま余った材料で片手間で作っただけだから味は余り期待しないでくれ」
という言葉を聞いているのかいないのか、二人ともそのケーキから食い始めると
「うわっ!! 美味しい!! 美味しいよね、伽耶」
「うん、すっごくおいしいよ」
とりあえず褒めてくれたのは素直に嬉しい。
「だけど本当にこれって片手間で作ったの? だとしたら凄いよ、八幡平くん」
「そうか。ま、気に入ってくれたらうれしいがな」
ケーキが好きなのは分かるが喜びすぎだろ? 千堂。
「ふむ……何だったらこれもメニューに加えようか?」
店長が恐ろしいことを言ってくれるので
「勘弁してくれ。片手間で作ったケーキなんか恥ずかしくて出せるか!!」
「え~~~~?! こんなに美味しいのに? もったいないよ~~」
そりゃ俺も一応ケーキを作ることで飯食ってるんだから何があっても不味いのは作らん!! それよりこれは俺の職人としてのプライドの問題だ……と言ってもたぶん向こうはそんなことは考えないだろうな。


「それよりへーじもこっちにおいでよ。とりあえず一服しよ」
そうだな。ケーキもオーブンに入れたばかりだから暫く時間もあるし丁度いいか。それに今は客もいないみたいだしな。
手を休めてみんなの所に行くと悠木がお茶を入れてくれた。
「はい、八幡平くん」
「あぁ、すまんな」
それにしても休憩時間にいつも入れてくれるんだけど何処で見てるのか毎度ながら俺の今の気分に合わせたお茶を選んで入れてくれるもんだから不思議なことに飲み終わったら『よし!! 頑張るか!!』って気分になるんだよな。
ったく、この二人には何もかもお見通しかよ。敵わんな。
それからはみんなで学生時代を思い出すようなお茶会になり世間話に花を咲かせた。

「あら? 伽耶ちゃん、何を買ってもらったんだい?」
店長は伽耶ちゃんが大事そうに持っていた袋を見て気になったらしいんだが
「えほんをかってもらったの」
と言うと袋から本を取り出した。
俺はよく知らない話なんだが何やら楽しそうな絵本だ。
その絵本をみんなで見ながら
「へ~~~、面白そうだしいろんなお菓子が出てきてるね」
「うん、おいしそうだね」
「そうだね。このケーキはどんな味がするんだろうね」
ふむ……
「ん? へーじ、どしたの? さっきから黙ってるけど」
「ん?! あ、いや 何でもない」
それでなくても普段から余りペラペラ喋る方じゃないのだが、いろいろ考え事をしていて余計に口数が減ったかららしく気になったみたいだがさすがに店長はこういうことには結構敏感なんだよな。
その後はいつもの如くでそれなりに話をしていると
ピーーーー!!
奥から音がした。
「ん?! オーブンがあがったみたいだ。そろそろ仕事に戻るか。ごちそうさま」


そして無事に一日が終わって片づけを済ませて
「それじゃあお疲れ」
「お疲れ様、また明日ね」
「お疲れ~~、へーじ」
店を出て家に向かう。

さすがにこの時間になると腹も減っているので食料の買い出しとかなければ大体は真っ直ぐ家に帰ってさっさと飯の段取りをするところだけど
「ちょっと寄ってみるか」
何となく帰り道にある本屋に入る。
特別読みたい本や必要な資料があるわけじゃないので雑誌とかマンガや専門書のコーナーは素通りしてたどり着いたのは子供向けの絵本のコーナー。
「えーーーっと……どれだったかな?」
大の大人が子供向けのコーナーにいるのも恥ずかしいから子供へのプレゼントに選んでいる振りをしながら目当ての絵本を探す。そして
「お、あったあった。確かこれだったっけな」
一応中身を見て確認して
「間違いない、これだな」
たぶん誰もイチイチ気に掛ける人はいないと思うんだけど、何か妙に恥ずかしい気持ちでレジまで持ってくるとさっさと金を払って店を出る。

ったく……別に誰から頼まれたわけじゃないんだけどさすがに伽耶ちゃんがあんなに目を輝かせてケーキの絵を眺めていたら何となくケーキ職人の血が騒いだというのか、再現してみたくなってしまったじゃないか。
それにしても一枚のケーキの絵から味まで想像して再現しようっていうんだから俺も一体何考えてるんだか。
それに大体伽耶ちゃんも『食べたい』と言ってたわけじゃないんだから別にムリして作る必要なんてないはずなんだが。
だけどあの子は素直だからきっと本当に食べてみたいと思っているはずだ。
だったらそれに応えるのも面白そうだ。

よし!! 今夜はこのケーキのレシピ作りだな。面白くなってきそうだ!!




あとがき……みたいなの
久しぶりに司メインのSSを書いてみました。
とは言ってもこの喫茶店のこと自体が史実と違ったことを書いているんですけど自分にはこの方が書きやすいし面白いからまぁ、いいか(笑)




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文字通り思いつくまま気ままにSSを書いているところです。
主としてオーガスト系(といっても種類はかなり限定されていますが)とあとはちょこちょこと気が向いたらなのは系他も書いてたりして。

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E-mail:morn-8.10@ninus.ocn.ne.jp(@は半角で)



『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。