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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

『恋愛総選挙』   FORTUNE ARTERIAL SS

今年も残すとこあと1ヶ月半ほどになりました……という言葉をそろそろ書けるくらいになったみたいで。
気候もめっきり寒くなっていい加減冬服を着ないといけなくなりました。
でもまださすがにコートやジャンパーの類まではいいみたいですけど。
まぁ、あと半月もすればそれらも必要になるでしょうね。


というわけでさっさと本編へ ↓
何だか今更ながらというネタではありますが……。






FORTUNE ARTERIAL SS  『恋愛総選挙』



まったく……俺も色んな学校に行ったがこの学院の変わりようと言ったら他に見たことがない。


今日も相変わらず忙しい生徒会。
俺は山積みになった書類の束を見ながら“まったく……何で俺達がここまでやらないといけないのか?”と思うくらいの半端ない量の仕事をこなしている。
ホントこりゃそんじょそこらの役所より俺達の方が仕事をしているんじゃないかと思うくらいだ。

そんな中で突然
ドタドタドタ……
「ん? 何だ何だ?!」
何やら誰かが物凄い勢いで階段をかけ上がってきているみたいだ。
バタン
「えりりんえりりん!!」
ノックもせずにいきなりドアを開けて大声を上げながら入ってきたのは
「ありゃ?! かなでさん、そんなに急いで何事ですか?」
入るや否や息を切らしながら
「はぁはぁ……こーへーはいいの……それよりちょっとえりりん……聞いてる……?」
「え? 何をですか?」
「恋愛総選挙だよ。また今年もやるらしいって情報が入ったんだよ!!」
「えぇ?! やっぱり?!! どうも最近男子達の言動とか行動が怪しいと思ってたんだけど」
物凄い勢いだったから何事かと思ったんだけど 何だ、そのことか……って考えてみりゃこれは誰も女子には言ってないはずだからムリもないか。
『恋愛総選挙』……これは毎年男子の間で行われている女子の人気投票である。
もっとも男子達には既に情報が回ってきているから俺からすると“ようやく気付いたか”って感じ。
それよりも俺からすると何で女子たちはこんなお遊びレベルのことでそんなに目付きが変わるのか不思議でならない。
事実今ここにいる女子4人のうち2人は本気で目くじらを立てている。
まぁ、中には例外もいるみたいで白ちゃんはそれ程重要に考えていないみたいだし紅瀬さんに至ってはまるで関心そのものがないみたいだ。
「そうだよ!! こりゃ黙っているわけにはいかないよ!!」
「そうね!! 今度という今度こそは!!」
この二人は今回も尻尾を掴むことに妙に燃えているみたいだ。
去年も実行委員を捕まえて阻止しようと必死だったけどその努力も空しく何の滞りもなく投票は行われ、見事陽菜がトップに選ばれたわけだが さて、“阻止するのは勝手だけどやれるものならやってみろ”って感じでどうなるか見物でもあるな。
「今年こそは実行委員を吊し上げてクレームよ!! “こんなことは即刻中止しなさい!!”って」
てな事を言いながら勢いよく監督生室を飛び出していった。またこりゃ勇ましい副会長様で……。
「何と言ってもひなちゃんの連覇がかかっているんだからね。しっかり裏工作をしないと!!」
こっちも勢いよくでていったわけだけど……あらら、かなでさんは丸反対のことを考えているみたいだし……まったくどうなることやら。

それにしても副会長も威勢がいいのはいいんだけどどうだろうか?
だって男子ですら実行委員っていうか首謀者から一方的に投票を行う旨のメールが送られてくるだけでそれ以外の情報は全く分からないのだ。
「さすがにいくら瑛里華でもこればかりはムリだろうね」
それまで二人の行動を黙ってみていた会長がおもむろに口を開いた。
「会長がそう言うんだったら本当にそうかもしれないですね。ですけど何でそう思えるんですか?」
「だって誰が実行委員なのか俺にすら分からないんだよ。これでも前に一応俺なりに調べてはみたんだけど全く分からなかった。この俺ですら全く尻尾が掴めないんだから大したもんだよ まったくどんな手を使ってるのやら。ホント逆に感心するよ」
何とも意外な返事が返ってきた。会長のことだからもう既に誰が実行委員なのか分かっていると思っていたんだけどまさか……。
「えぇーー!! 会長でもですか? だけど目星くらいは?」
「ないわけじゃないけど確信があるわけじゃないしな。それに」
「……それに?」
何があるかと思いきや、深刻そうな顔から突然くだけた表情に変わると
「これに関しては分からない方が面白いじゃん?」
「あ……そ? ですか……」
会長ですら分からないものが俺に分かるわけがない。それに俺も結構面白いと思っているから深く探る気などないわけで。


「あ~~~~も~~~~!! 全く手掛かりないわ!! 誰が首謀者なのよ、一体!!」
見ての通りお怒りのご様子の副会長様が帰ってこられた。予想通り何ら成果がなかったみたいでご機嫌斜めなのでここはとりあえず関わりあわない方がいいみたいだが
「兄さんに支倉くん!! 何か知らない?! 知ってたら教えなさい!!」
物凄い勢いで睨みつけてくるのだが
「俺は何も知らないね」
と首を横に振る会長。俺も同じく
「俺もだよ」
「ホ・ン・トに?」
更に詰め寄ってくるんだけど知らないものは知らないから答えようがない。それに……
副会長は頭を抱えながら
「あ~~~~、どいつもこいつも頼りにならないんだから」
頼られても困るんだけどな。っていうかこの件に関してはそもそも頼る相手が違うだろ?
副会長はまるで最後の手段かのごとく
「征一郎さんは何か知らない?」
しかし東儀先輩は表情一つ変えず
「そもそも俺は興味すらない」
「……やっぱりね」
ガックリ肩を落とす副会長。

もうさすがにいい加減にしてほしいと思った俺は
「副会長、なんでそんなお遊びごときでそこまで目くじら立てるんだよ? たかが人気投票じゃないか? そんなこと言ってたら世の中のミスコンなんかどうなるんだよ?」
すると副会長はまるで夜叉か般若の様な顔でゆっくりと俺の方を向くと
「“たかが”……ですって?」
うわっ!! マジで怖っ!!
「“たかが”じゃないわよ!! 大体なんで私達が順位なんてつけられないといけないわけ?! そっちは“お遊び”でもこっちからするととんでもないことよ!! それに『恋愛総選挙』って名前も名前だけど誰が好きか無記名投票? 男だったら相手に面と向かって目を見ながら告白したらどうなの? あ~~~!! もういい!!」
再び勢いよく部屋から出て行った。
何なんだよ? なにそんなに頭に血が上ってるんだ?
やれやれ……それよりもしかして逆に火に油を注いでしまったのかな?
だけど正直首謀者については何も知らないし、せいぜい俺達が知ってるのは返信用のメルアドだけだ。
それにそのアドレスすらヘタに喋ろうものなら首謀者はどこからどうやってそれを知るのかメールが届かなくなるのでもう二度と投票には参加できなくなってしまうから迂闊なコトは喋れない。
考えてみたら監視されているみたいでちょっと怖いことではあるんだが、一つくらいはこういうこともないと女子に大きな顔されてばかりでは面白くないしな。ま、せいぜい頑張って捜査してくれ。

するとその横から
「それで支倉くんは誰に投票するのかしら?」
「あ、それは私も興味あります」
おいおい……残りの女性二人も関心無いようで案外あるみたいだ。
「さ……さぁ」
意外な所からの声に焦った俺はとりあえずそういうのが精一杯だった。




あとがき……みたいなの
今更ながらの人気投票関係です。
もっとも元ネタは今大人気の某有名アイドルグループの歌です。
それにしても、いい加減に何か書かないとまた一番上に妙な広告が出るところだった……。



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