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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS   『庶民の味をあなたに』

家族全員でカップラーメンを食べ終えて
「ごちそうさま。いろんな味が楽しめてよかったし美味しかったわ。帰るまでにお土産に美味しそうなカップラーメンを探しに行かないといけないわね」
どうやらフィーナはラーメンという食べ物がえらく気に入ったらしい。
「まぁこれも家とかで一人で食べる分にはいいかもだけど、でも店で食べるラーメンはこんなのよりもっと美味しいぞ」
「そうなの?どこかお勧めのお店とかあるかしら?」
「あぁ、任せとけ。商店街に結構美味しい店があるんだ。明日でも時間があったら食べに行ってみる?」
「えぇ、大丈夫よ。是非お願い」
「美味しい食べ物でしたら私も勉強の為に食べてみたいです」


翌日
「それじゃ行こうか。って、みんな行くのか?」
一応フィーナとミアの二人を連れて行くはずが何故か姉さんと麻衣までいる。
「やっぱり達哉くんお勧めのお店だし一応チェックしておかないとね」
「それにせっかくのお兄ちゃんの奢りだしね」
「あの・・・麻衣さん、いつからそういう話になったんでしょうか?」
麻衣はニッコリと笑いながら
「お兄ちゃん、細かい事は気にしちゃダメだよ」
「麻衣、お前 同じ部活のあの先輩の影響を受けすぎてないか?」
「あ~~あの先輩ね。で誰のこと?ちゃんと報告しておかないとね」
「・・・誰とは言わん。さ、行くぞ」

目的のラーメン屋は商店街の路地を入ったところにある。
「へ~~~、穴場的場所ね」
「こんなところにあったらわからないよ」
「こんなところにあるのが案外美味いんだよ。実際美味いしね。こんちわ――」
「いらっしゃい。お、今日は大勢だね」
「はい、ラーメンを5つお願いします」
「はいよ」
何故かミアがラーメンを作っているところに興味があるのか厨房の中を必死に見ている。
「ミアちゃん、どうしたの?」
「あ、いえ。やっぱりお料理をつくっているところにはついつい目がいってしまうので」
「本当に料理が好きなんだね、ミアは」

「はい、おまちどう」
目の前に出来立てのラーメンがお目見えした。
「それじゃいただきまーす」
5人が無心にラーメンをすすっている。
「どう?庶民の味は。フィーナ、ミア」
「美味しいわ。昨夜食べたラーメンとは大違いね」
「本当に美味しいです。この味ってどうやって出すんでしょうね?」
「どうでもいいけどフィーナ、あれと一緒にしたら怒られるぞ」
「ん?昨夜どんなラーメンを食べたんだい?」
「あ、いえ。昨夜みんなでカップラーメンを食べてたんですけど、そのあと美味しいラーメンを食べに行こうという話になってここに連れてきたというわけです」
「なるほどね。でも失礼だな。さすがにカップ麺なんかと一緒にしないでくれよ」
「あら、ごめんなさい。でも本当に美味しいわね」

5人ともスープまで全部飲み干して
「ごちそうさま」
「ありがとうございました」
お腹も一杯になり店を出ての帰り道
「豪華料理もいいけどたまにはこんなのもいいだろ?」
「うん、それにこういう料理も月では見かけないし何だか新鮮だわ」
「見かけないって・・・フィーナが知らないだけなんじゃないの?」
「私の記憶にはないけど・・・」
「姉さん、前に月に行った時にこういう料理ってあった?」
「う~~~ん、確か私がいたときはパスタみたいなのは有ったと思うけどラーメンみたいなのは見かけた覚えがないわね」
「ほらごらん。ねえ達哉、このラーメンって他に違う味とかあるの?」
「あぁ、今日食べたのが醤油ラーメンだな。大まかには他にも味噌味や豚骨味なんてのもあるぞ。また店によってそれらの味をベースにその店独自の味を出しているから例えば一口に醤油ラーメンと言っても店によって味が全然違うし。まぁ美味いか不味いかは別にして」
「そうなんだ。だけどこうして言われただけじゃイマイチよく分からないからできたら一通り全部食べてみたいわね」
「そりゃムリだろ?ラーメン屋なんてこの街だけでも何軒あるか分かったもんじゃない」
「でももうこれから余り来る機会もなくなるでしょうね」
「でもミアがいるんだからそれこそそんじょそこらのラーメン屋とかカップ麺より美味しいラーメンくらい作ってくれるんじゃないか?」
「考えてみればそれはそうかもね。ミア、勉強家だから」

と言ってミアの顔を見ると何だか目が輝いている。こりゃもしかしてミアの料理魂に火をつけちゃったかな・・・。
「明日から姫さまのために美味しいラーメンの作り方を勉強します」
「おいおい。だからと言ってそのためにいきなりラーメン屋に弟子入りとかしないでくれよ」
「う~~~ん・・・どうしましょう・・・」




あとがき・・・みたいなの
※以前に書いた「インスタント」の続編みたいな形です。

上品なお姫様のフィーナが庶民の味を知っていくのはそれなりにいいことなのかもしれないですかね。
でもやっぱりフィーナがラーメンをすすっている姿というのは・・・想像するとちょっと笑えます(^^;


追記
やまぐうさんSS「熱くしてしまうもの」
白ちゃんの時と比べてやっぱりやらしいです。
同じような場面でもキャラによってこうも違うもんですね。



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『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。