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気ままな場所

主にオーガスト系のゲームとかのSSや類する小ネタ等を書いていこうと思います

夜明け前より瑠璃色な SS   『男を見せろ!!』

「やっと終わったな。キレイになった。これでお正月が迎えられるよ」
「こっちも終わったよ」
「達哉、私達の方も終わったわよ」
「すまないな、フィーナ、ミア。家の大掃除を手伝わせて」
「いいわよ。私達も地球にいるときは住まわせてもらっているんだしね。手伝うのは当然だわ」
「とりあえずお茶でも入れるわね」

一通り家の掃除が終わってお茶を飲みながら一息ついているとフィーナが
「あら?これ何かしら?そこの商店街のチラシよね」
「あぁ、そうか。きょうは餅つきがあるんだったな」
俺はチラッと時計を見て
「そろそろ始まる時間だな。行かないといけないな」
「そうだね。またお兄ちゃんについてもらってお餅をもらってこないといけないね」
「餅つき?」
「お餅って知らない?」
「聞いたことあるわ。お米で作るお菓子みたいなのかしら?」
「う~~~ん・・・・ま、説明するより見に行った方が早いか」
「そうね。今年もお願いね、お兄ちゃん」
「へ~~~い」


そして今年も商店街恒例の餅つき大会にやってきたわけだが、どうも俺は毎年つき手として期待されているらしい。
「あの臼に蒸した米を入れてあそこにある杵というハンマーみたいな道具でついて作るんだよ」
「なるほどね」

「お―――い、達哉く―――ん!!また今年も頼むよ!!」
「わっかりました!!」
「お兄ちゃん、フィーナさんにいいとこ見せておかないと」
「からかうんじゃない!!じゃ、行ってくる」
「達哉がするんだ」
「達哉くんは毎年頼りにされてるからね。お陰でお正月のお餅は毎年買わなくてもいいからね」
「よし!!いっちょいきますか!!」
「達哉くんどうしたんだい?今年は妙にはりきってるじゃないか?」
「あれあれ」
「おぉ!!そうか!!なるほどな。将来のかあちゃんにいいトコみせておかないといけないしな!!」
「・・・からかわないでください。いきますよ!!」

係の人が既に蒸籠に入った炊き上がった餅米を持ってきていた。
「それ!!」
「よいさ!よいさ!!よいさ!!・・・・・」
景気いいリズムで餅をついていく。

「よ――――し、できたぞ!!」
つきあがったお餅をおばちゃん達が慣れた手つきで切り分けて丸める。
「未来のダンナがついた出来立ての餅だよ。さぁ食べてみなさい」
「ありがとうございます。いただきます」
「美味しい!!」
「美味しいです。達哉さん」
あ・・・フィーナがやってみたそうな顔をしてる。
「あの、もしよろしかったら次は私にもつかせてもらえませんか?」
「あぁ、いいぞ。早くも将来の夫婦の共同作業だな」
「そ・・・そんな事いわないで下さいよ。まだ結婚してるわけじゃないんだし」
商店街のおじさん達は俺達二人を餌に盛り上がった。
「わははは!!いいじゃないか、これもめでたいことなんだから!!」
「おじさん、かなり酔ってますね」
「ほらほら、そんなことよりちゃんと支えてあげないと。フィーナちゃん杵を持ったまま重いからフラフラしてるじゃないか!!」
「お・・・重いのね・・・」
フラフラしているフィーナに飛びついて支える。
「あ!!フィーナ!!あぶないあぶない」
「うん、ありがとう 達哉」
「お~~~!!達哉くん、男だね~~!!」
場内から拍手と歓声が起きた。
俺達二人は顔を真っ赤にしながら
「それじゃ、いくよ」
「うん」
「よいしょ!よいしょ!よいしょ!・・・」
周りの見物客も一緒になっての掛け声が場内に響く。
俺が支えながらフィーナが数回ついてあとは俺が引き受けてついてその餅は出来上がり。
「お疲れ、フィーナ」
「うん、大変だけど楽しいし面白いわ」

「あれ?みんな、餅を丸めてるのか?」
「そうよ。達哉くんががんばってついているんだから私達も見てるだけじゃなくて何かしないとね」
「はいどうぞ、姫さまがつかれたお餅です。中に餡子が入ってます」
「ありがとう、ミア。うん、これも美味しいわ」
「これは月の姫がついた記念すべき餅だから俺達は心して食べないといけないな」
「私がついたからって・・・別に変わらないでしょ?」
「いや、これは機械と違って一臼一臼に心がこもっているからね」
「そうなんだ」

「今年は手伝ってくれる人が多いから助かるわね」
「それに達哉くんも将来のかあちゃんが見てるから一段と張り切ってたし」
「そりゃ・・・まぁ、だらしない姿は見せられませんからね」
「わははは!!!頑張った分はちゃんと持って帰れよ!!」
「はい。ありがとうございました」

「どうだった?フィーナ」
「楽しかったわ。それにつきたてのお餅も美味しかった」
「お餅の美味しい食べ方は他にもあるからね。楽しみにしててよ」
「えぇ、楽しみにしてるわ、麻衣。それにしても今日の達哉って」
「え?な・・・なに?」

「男らしくて凄くカッコよかったわよ。惚れ直しちゃった」

「やったね!!お兄ちゃん!!」
「うふふ、連れて行ってあげてよかったわね、達哉くん」
当の俺はというと・・・それでなくても今日は周りからからかわれっぱなしだったのに最後にトドメをされた感じでどう対応していいものやら・・・。
「ふふ、達哉ったら、何照れてるのよ」
「・・・頼むから・・・やめてくれ」





あとがき・・・みたいなの
今日(正確には既に昨日)実家で餅つきをやりました。(もちろん臼と杵でつくのです)
その中でこの話を思いついたのですが、この場面って他でも使えますね。
まぁ、書くかどうかは分かりませんが。


追記
マクさん、TMさん、朝霧さん SSの紹介と感想どうもありがとうございます。

マクさん>・伊織を出してたら・・・どうなってただろう?想像がつきません・・・。
・一応聖王陛下といっても本人に自覚がないだろうから余り関係がないかも。
・最終話までアップしました。とりあえず欠片に関しては正直あまり考えてません。

TMさん>まぁ、こういった結末になる話も書いてみたかったんですよね。うまくできているかどうか心配ですが・・・。

朝霧さん>・謎と言うと聞こえがいいんですけどね(^^;
・なのはママとフェイトママがデパートとかでヴィヴィオのプレゼントを選んでいる光景が・・・
・やっぱり瑛里華に沈んだ顔は似合いませんからね(^^)



朝霧さんSS
読んでると何となくきりきりの方が一枚上手なのでしょうか?さすがは年の功(・・・って、ごめんなさい!!きりきり)

マクさんSS「母のお仕置き
さすがに吸血鬼ともなると一口に親の躾といっても桁が違うようで・・・。
そりゃ・・・まぁ、確かにこんな折檻にも見える光景を見ると普通だったら逆らう気もなくなると思うがそこはやっぱり伊織ですな。



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『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は2009年2月27日に発売です。