夜明け前より瑠璃色な SS 『女の戦場』
新年が明けてゆっくり出来るかと思いきや、どうもそういうわけにはいかないらしい。
「おはようございます」
「やあ、おはよう」
「あ、菜月ちゃんに仁さん おはようございます」
「二人とも、どうしたんだ?こんなに朝早くから」
「え?そりゃ決まってるじゃないの?」
「あれ?達哉くん、何も聞いてないのかい?」
「そうよ、お兄ちゃん。私達はこれから戦地に赴くんだからね」
「ちょっと聞き捨てならない言い方だな・・・」
「ある意味その通りなんだけどね」
「お待たせ」
「お待たせしました」
「え?姉さんにフィーナにミアも。で、みんなでどこ行くんだよ?」
「○×デパートよ」
「あ・・・もしかして初売り福袋?」
「もちろん!!」
「文字通り女の戦場よ!!」
「あぁ、だからみんな動きやすい格好をしてるのか?」
「そう、戦いに勝ち抜くためには先ず素早い動きからなのよ」
「そういえばフィーナとミアは初めてだろ?大丈夫か?」
「昨夜さやかから一通り話は聞いたけど面白そうね」
「私も頑張ります」
二人ともどれだけとんでもない所に連れていかれるかというのが本当に分かってるのかな?
「そうか、ま 頑張って。じゃ俺は家でゆっくりしてようかな?」
「何言ってるの?お兄ちゃんも行くんだよ」
「え??やっぱり行かなきゃダメ?」
「荷物持ちと荷物見張り要員が必要だからね」
「そうそう、私たちが戦っている間に番をお願いね」
「達哉くんに仁くん、二人で後方支援部隊は任せたからね。さ、出陣よ」
「え?ちょ・・・ちょっと・・・」
「往生際が悪いな、達哉くん。もう諦めたほうがいいよ」
「仁さんもそうやって連行されたんですか?」
「まぁ・・・俺の場合は下手に断ったらアレが飛んでくるから・・・」
「あぁアレですか・・・それにしてもマジかよ。それにしてもまだ早いんじゃ?」
「達哉くん、もう戦闘は始まってるのよ」
姉さんの目つきがいつもと全く違う・・・。
姉さん・・・目がマジです・・・怖いです。
ズンズンズン・・・
みんなで家を出るとまっしぐらに目的のデパートへと向かう。
何だかバックに『コン○ット』のテーマが聞こえるような気がするぞ。
さやか元帥閣下、いやもとい 姉さんを先頭に歩いていくその姿は正に映画とかで見た進軍そのものだった。
「今年も結構人がいるわね」
目的のデパートに辿りついいた俺達は早速列に並んだ。
「開店までまだ凄く時間があるのにもう人が来てるんですね」
「だからさっきさやかさんが言ったでしょ?戦いは始まってるって」
「そうよ」と言いながら姉さんは一枚の広告を取り出した。そこには目ぼしいと思われるところに丸印がつけられていた。
「それじゃ再度確認の作戦会議よ。たぶんこのくらいの人だったら開店と同時にダッシュすれば売り場の最前線をキープできると思う。打ち合わせ通り麻衣ちゃんはココの服売り場、菜月ちゃんはこっちの服売り場をお願いね。あとフィーナ様とミアちゃんは私と中央突破でココの日用品食品売り場へ一直線に行くから」
「了解!!」
「任せて!!」
「分かったわ!!」
「わ・・・分かりました!!」
さらに姉さんは何か地図らしき紙をを取り出した。
「え?今度は何」
「店内の見取り図よ。麻衣ちゃんと菜月ちゃん以外は持っておいたほうがいいかもしれないわね」
「姉さんの手製かよ。そう言えば菜月と麻衣はいらないのか?」
「私達は去年のうちにきっちりとルートの下見をしておいたからね」
「そう。だから入口からの最短距離は既に頭に入っているのよ」
「そ・・・そこまでするか?」
「だからさっきから『戦いだ』って言ってるじゃないの?」
「それから達哉くんと仁くんは売り場の外れのココの階段のベンチで待っててね」
「あぁ、わかった」
「ああそれと二人とも」
「ん?」
「たぶん同じような人がたくさんいるはずだから席も早めに確保しないと座るトコ無くなっちゃうわよ」
「ゲ!!そりゃマズイ!!」
開店時間も押し迫ってきて、さやか元帥の号令一発!!
「総員戦闘準備!!」
「了解!!」
戦闘要員はコートなどの防寒着を脱いで軽装備になる。
「わ!!寒っ!!」
「当り前だろ!!冬の最中にそんな薄着じゃ!!」
「スタートダッシュは肝心なのよ!!じゃ、持っててね」
俺はみんなからコートを預かる。それだけで既に荷物が増えたみたいな気が・・・。
入口に店員が出てきた。いよいよ開店だ!!
「みんな準備いい?行くわよ!!」
みんなの目つきが・・・マジで怖いぞ!!
「レディ―――・・・」
扉が開いた。
「いらっしゃいませ!!」
の声を聞くと同時に
「ゴ―――――!!!!」
みんな一斉に目的地に向けてダッシュしていった。
「は・・・速っ!!」
「ほら、達哉くん 行くよ」
「は・・・はい」
俺達も目的のベンチに向かってダッシュして無事座るところを確保した。
さて、これから俺達は持久戦である。
「・・・どうなることやら。みんなが目の色変えて福袋を物色している姿が目に浮かぶんだが・・・」
しばらくして
「達哉さ――ん・・・」
ミアが両手に荷物を抱えてやってきた。
「これ、お願いします・・・」
俺に荷物を預けると
「またいってきます」
「あ・・・あぁ」
おい・・・なんかフラフラだが大丈夫か?
「二人ともお待たせ〜〜〜」
福袋を両手両脇に抱えて麻衣が帰ってきた。
「お疲れ。終わったのか?」
「うん、バッチリね。開けるのが楽しみだな〜」
「ただいま〜〜。いや〜〜今年も大変だったね〜〜〜」
汗だくになった菜月が帰ってきた。これもまた両手両脇に抱えている。
「それにしても大丈夫か?中を見てガッカリってなことになるんじゃないのか?」
「ま、それも福袋の楽しみ方かもね。で、あとはさやかさん達はまだ?」
「あぁ、まだ頑張ってるのかな?」
「まぁ、あっちは3人いるしね」
「ミアが運搬要員になってたしな」
「ただいま〜〜〜」
「あ、お姉ちゃん達が帰ってきたよ」
やっぱりこの3人も両手両脇に抱えている。もっともミアがここに持ってきたのも含めるともっと多いんだが。
「お帰り、どうだった?」
「うん、大漁よ。今年はフィーナ様やミアちゃんもいたから助かったわ」
「それにしても凄い人ね。さやかがいなかったらどうなっていたか・・・」
「で、これで終わりか?」
「そうね。一応の目的は達成したわけだし」
「終わったならとりあえず帰ろう。さすがにいつまでもいたら息が詰まりそうだ」
「あら、座ってただけなのにヘバってどうするのよ?」
くたびれもするわい!!
と俺は心の中で叫びながら仁さんと二人で大量の福袋を抱えて家路についた。
帰宅してお茶を飲みながら一息ついて
「さぁ、戦利品の拝見と山分けね」
「うん。楽しみだね」
福袋がどんどんと開封されていく。
一つ封を切るごとに一喜一憂である。
「うん、今年は結構当たりかもね」
「そうだね。服もなかなかいいのが入ってたしハズレらしいのがほとんどなかったわね」
「うん、今年はいい年になりそうだね」
「フィーナとミアはどうだった?楽しかったか?」
「そうね。人が多すぎて押されて大変だったけどね。でもこれもいい経験だわ」
「私は・・・ちょっと怖かったです・・・」
「そう言えば福袋を選んでいるフィーナ様の目はかなり本気の目になってましたよ。ちょっと殺気を感じました」
「そ・・・そうかしら?そんなこと言わないで、さやか」
「そういう姉さんは最初から本気の目をしてたけど・・・すんげー怖かった・・・」
「たーつーやーくーん?そんなことを言うのはどの口かしら?」
『そ・・・その目が・・・』という言葉は口が裂けても出ない。
「ご・・・ごめんなさ〜〜〜〜い」
あとがき・・・みたいなの
自分は実際に行ったことがないのであくまでもテレビとかを見ての勝手な想像です。
「おはようございます」
「やあ、おはよう」
「あ、菜月ちゃんに仁さん おはようございます」
「二人とも、どうしたんだ?こんなに朝早くから」
「え?そりゃ決まってるじゃないの?」
「あれ?達哉くん、何も聞いてないのかい?」
「そうよ、お兄ちゃん。私達はこれから戦地に赴くんだからね」
「ちょっと聞き捨てならない言い方だな・・・」
「ある意味その通りなんだけどね」
「お待たせ」
「お待たせしました」
「え?姉さんにフィーナにミアも。で、みんなでどこ行くんだよ?」
「○×デパートよ」
「あ・・・もしかして初売り福袋?」
「もちろん!!」
「文字通り女の戦場よ!!」
「あぁ、だからみんな動きやすい格好をしてるのか?」
「そう、戦いに勝ち抜くためには先ず素早い動きからなのよ」
「そういえばフィーナとミアは初めてだろ?大丈夫か?」
「昨夜さやかから一通り話は聞いたけど面白そうね」
「私も頑張ります」
二人ともどれだけとんでもない所に連れていかれるかというのが本当に分かってるのかな?
「そうか、ま 頑張って。じゃ俺は家でゆっくりしてようかな?」
「何言ってるの?お兄ちゃんも行くんだよ」
「え??やっぱり行かなきゃダメ?」
「荷物持ちと荷物見張り要員が必要だからね」
「そうそう、私たちが戦っている間に番をお願いね」
「達哉くんに仁くん、二人で後方支援部隊は任せたからね。さ、出陣よ」
「え?ちょ・・・ちょっと・・・」
「往生際が悪いな、達哉くん。もう諦めたほうがいいよ」
「仁さんもそうやって連行されたんですか?」
「まぁ・・・俺の場合は下手に断ったらアレが飛んでくるから・・・」
「あぁアレですか・・・それにしてもマジかよ。それにしてもまだ早いんじゃ?」
「達哉くん、もう戦闘は始まってるのよ」
姉さんの目つきがいつもと全く違う・・・。
姉さん・・・目がマジです・・・怖いです。
ズンズンズン・・・
みんなで家を出るとまっしぐらに目的のデパートへと向かう。
何だかバックに『コン○ット』のテーマが聞こえるような気がするぞ。
さやか元帥閣下、いやもとい 姉さんを先頭に歩いていくその姿は正に映画とかで見た進軍そのものだった。
「今年も結構人がいるわね」
目的のデパートに辿りついいた俺達は早速列に並んだ。
「開店までまだ凄く時間があるのにもう人が来てるんですね」
「だからさっきさやかさんが言ったでしょ?戦いは始まってるって」
「そうよ」と言いながら姉さんは一枚の広告を取り出した。そこには目ぼしいと思われるところに丸印がつけられていた。
「それじゃ再度確認の作戦会議よ。たぶんこのくらいの人だったら開店と同時にダッシュすれば売り場の最前線をキープできると思う。打ち合わせ通り麻衣ちゃんはココの服売り場、菜月ちゃんはこっちの服売り場をお願いね。あとフィーナ様とミアちゃんは私と中央突破でココの日用品食品売り場へ一直線に行くから」
「了解!!」
「任せて!!」
「分かったわ!!」
「わ・・・分かりました!!」
さらに姉さんは何か地図らしき紙をを取り出した。
「え?今度は何」
「店内の見取り図よ。麻衣ちゃんと菜月ちゃん以外は持っておいたほうがいいかもしれないわね」
「姉さんの手製かよ。そう言えば菜月と麻衣はいらないのか?」
「私達は去年のうちにきっちりとルートの下見をしておいたからね」
「そう。だから入口からの最短距離は既に頭に入っているのよ」
「そ・・・そこまでするか?」
「だからさっきから『戦いだ』って言ってるじゃないの?」
「それから達哉くんと仁くんは売り場の外れのココの階段のベンチで待っててね」
「あぁ、わかった」
「ああそれと二人とも」
「ん?」
「たぶん同じような人がたくさんいるはずだから席も早めに確保しないと座るトコ無くなっちゃうわよ」
「ゲ!!そりゃマズイ!!」
開店時間も押し迫ってきて、さやか元帥の号令一発!!
「総員戦闘準備!!」
「了解!!」
戦闘要員はコートなどの防寒着を脱いで軽装備になる。
「わ!!寒っ!!」
「当り前だろ!!冬の最中にそんな薄着じゃ!!」
「スタートダッシュは肝心なのよ!!じゃ、持っててね」
俺はみんなからコートを預かる。それだけで既に荷物が増えたみたいな気が・・・。
入口に店員が出てきた。いよいよ開店だ!!
「みんな準備いい?行くわよ!!」
みんなの目つきが・・・マジで怖いぞ!!
「レディ―――・・・」
扉が開いた。
「いらっしゃいませ!!」
の声を聞くと同時に
「ゴ―――――!!!!」
みんな一斉に目的地に向けてダッシュしていった。
「は・・・速っ!!」
「ほら、達哉くん 行くよ」
「は・・・はい」
俺達も目的のベンチに向かってダッシュして無事座るところを確保した。
さて、これから俺達は持久戦である。
「・・・どうなることやら。みんなが目の色変えて福袋を物色している姿が目に浮かぶんだが・・・」
しばらくして
「達哉さ――ん・・・」
ミアが両手に荷物を抱えてやってきた。
「これ、お願いします・・・」
俺に荷物を預けると
「またいってきます」
「あ・・・あぁ」
おい・・・なんかフラフラだが大丈夫か?
「二人ともお待たせ〜〜〜」
福袋を両手両脇に抱えて麻衣が帰ってきた。
「お疲れ。終わったのか?」
「うん、バッチリね。開けるのが楽しみだな〜」
「ただいま〜〜。いや〜〜今年も大変だったね〜〜〜」
汗だくになった菜月が帰ってきた。これもまた両手両脇に抱えている。
「それにしても大丈夫か?中を見てガッカリってなことになるんじゃないのか?」
「ま、それも福袋の楽しみ方かもね。で、あとはさやかさん達はまだ?」
「あぁ、まだ頑張ってるのかな?」
「まぁ、あっちは3人いるしね」
「ミアが運搬要員になってたしな」
「ただいま〜〜〜」
「あ、お姉ちゃん達が帰ってきたよ」
やっぱりこの3人も両手両脇に抱えている。もっともミアがここに持ってきたのも含めるともっと多いんだが。
「お帰り、どうだった?」
「うん、大漁よ。今年はフィーナ様やミアちゃんもいたから助かったわ」
「それにしても凄い人ね。さやかがいなかったらどうなっていたか・・・」
「で、これで終わりか?」
「そうね。一応の目的は達成したわけだし」
「終わったならとりあえず帰ろう。さすがにいつまでもいたら息が詰まりそうだ」
「あら、座ってただけなのにヘバってどうするのよ?」
くたびれもするわい!!
と俺は心の中で叫びながら仁さんと二人で大量の福袋を抱えて家路についた。
帰宅してお茶を飲みながら一息ついて
「さぁ、戦利品の拝見と山分けね」
「うん。楽しみだね」
福袋がどんどんと開封されていく。
一つ封を切るごとに一喜一憂である。
「うん、今年は結構当たりかもね」
「そうだね。服もなかなかいいのが入ってたしハズレらしいのがほとんどなかったわね」
「うん、今年はいい年になりそうだね」
「フィーナとミアはどうだった?楽しかったか?」
「そうね。人が多すぎて押されて大変だったけどね。でもこれもいい経験だわ」
「私は・・・ちょっと怖かったです・・・」
「そう言えば福袋を選んでいるフィーナ様の目はかなり本気の目になってましたよ。ちょっと殺気を感じました」
「そ・・・そうかしら?そんなこと言わないで、さやか」
「そういう姉さんは最初から本気の目をしてたけど・・・すんげー怖かった・・・」
「たーつーやーくーん?そんなことを言うのはどの口かしら?」
『そ・・・その目が・・・』という言葉は口が裂けても出ない。
「ご・・・ごめんなさ〜〜〜〜い」
あとがき・・・みたいなの
自分は実際に行ったことがないのであくまでもテレビとかを見ての勝手な想像です。
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